週3日勤務のWebデザイナーの求人は、派遣やアルバイト・パートにとっては生活と両立がしやすく、業務委託なら他案件と調整しやすいといったメリットがあります。
しかし、求人媒体で募集を出してもなかなか応募がこないとお悩みではないでしょうか。
この記事では、週3日勤務のWebデザイナーの採用方法について解説します。求人媒体に頼らず、求める人材を確保する方法を知りたい方は、ぜひご覧ください。
Webデザイナーの需要は高まりつつある
近年、業務のDX化と消費者の購買行動の変化により、Web広告などの需要が高まりつつあります。まずは、Webデザイナーの需要が高まっている理由について解説します。
DX化による需要の増加
DX化にともないデジタル媒体を中心とした事業も増えてきました。Web広告やWebサイト制作において、Webデザイナーは欠かせません。
さらにデザイナーの思考を経営に取り入れる動きも促進しています。ビジュアルデザインの制作以外でのニーズが広がったため、需要が増加し、多くの企業がデザイナーを積極的に採用しています。
関連記事:デザイン思考をビジネスで活用した事例8選|必要性や導入方法も解説
Webデザイナーに求められるスキルの多様化
オンラインスクールなどで学べる機会が増えたことで、Webデザイナーの人数は増えているものの、企業が求めるレベルの人材は多くはありません。また、UI/UXデザインやレスポンシブデザイン、アクセシビリティの対応など、求めるスキルが多様化しています。
多くの企業は実践スキルを備えた人材を求めていますが、こうしたすべてのスキルを備えた人材を確保するのは難しいでしょう。
企業にはWebデザイナーのスキルや適正を見極めるため、採用体制づくりやリソースの確保が求められます。
関連記事:Webデザイナーのスキルマップとは?基本から上級スキルまで紹介
週3日勤務のWebデザイナーの採用方法
週3日だけWebデザイナーを採用する方法は「派遣契約」「雇用契約」「業務委託契約」の3つの方法があります。それぞれ簡単に解説します。
人材派遣会社と派遣契約を結ぶ
週3日勤務のWebデザイナーの求人でよくみられるのが派遣会社を利用する方法です。
派遣会社が仲介してくれるため、求めるスキルをもつ人材を採用しやすいメリットがあります。
クリエイター求人のなかでもWebデザイナーの求人情報は豊富です。プロジェクトへの参画よりも、専門スキルをもって派遣先の業務を遂行してもらう形が多くあります。中長期的に専門スキルを活用したいときに向いている採用手法です。
関連記事:【企業向け】Webデザイナーの派遣と正社員の違いやメリット・デメリット、選択する際のポイントを徹底解説
アルバイト・パートを直接雇用する
Webデザイナーのアルバイト・パートとして直接雇用契約を結ぶことで、週3日のみの採用が可能です。直接雇用契約を結ぶため、指揮命令や労務管理がしやすい点がメリットとしてあげられます。
のちに正社員として雇用契約も検討しているなら、正社員登用制度をアピールしてもよいでしょう。アルバイト・パートでも在宅勤務が可能なら、アピールしましょう。
関連記事:デザインのアルバイトが欲しい!おすすめの採用手法とサービスを紹介
フリーランスと業務委託契約を結ぶ
週3日だけWebデザイナーを採用するなら、フリーランスと業務委託契約を結ぶのがおすすめです。
そもそもデザイナーはフリーランスが多い傾向があります。複数の案件を並行しているため、週3日程度の勤務だと引き受けてもらいやすく、派遣や直接雇用よりも採用ターゲットが広がるメリットがあります。
ただし、デザイナーは経験やスキルで単価が決まるため、即戦力デザイナーを求めている場合、それなりの時給を設定しないと応募は集まりません。ある程度の予算を確保しておくことが大切です。
以下の無料でダウンロードいただける資料では、各採用形態のメリット・デメリットについて解説しています。時代にあわせた採用をしたい担当者に役立つ内容です。ぜひご覧ください。
週3日Webデザイナーの収入・報酬
週3日勤務のWebデザイナーにかかる採用コストを正しく理解しておくことで、スムーズな採用が可能です。ここでは、雇用形態別に収入や報酬などの設定ポイントについて解説します。
派遣・アルバイト・パートは時給制
派遣やアルバイト・パートの場合、スキルをもって業務をこなしてもらうため時給制を採用している企業が多いです。
求人ボックスの調査によるWebデザイナーの派遣・アルバイト・パートの時給相場は以下の通りです。
雇用形態 | 平均時給 |
派遣社員 | 1,893円 |
アルバイト・パート | 1,187円 |
派遣社員のほうが専門スキルを求められるため、基本的にアルバイト・パートよりも時給は高めに設定されています。
求めるスキルが明確な場合、派遣会社へ依頼するほうが効果的ですが、業務の一部のみ担当してもらうときはアルバイト・パートのほうが採用しやすいでしょう。
Webデザイナーの採用手法として、よく比較されるのが業務委託と派遣、クラウドソーシングがあります。以下の資料でくわしく解説していますのでご覧ください。ダウンロードは無料です。
関連記事:【企業向け】派遣と業務委託の違いは? 契約時のメリット・デメリットをそれぞれ解説
フリーランスは契約形態による
フリーランスのWebデザイナーと結ぶ業務委託契約には「請負契約」と「準委任契約」があり、それぞれ報酬の対価が異なります。
- 請負契約:成果物
- 準委任契約:業務遂行
確かな成果物を求めるなら請負契約がよいでしょう。Webデザイナーとして業務を進めてほしいときは準委任契約が適しています。
Webデザイナーの業務委託費用の相場は、約55万円です。具体的な報酬は、プロジェクトの内容やデザイナーのスキルレベルでも異なります。契約を結ぶときに、双方で業務内容や条件を確認のうえ、適正な報酬額を設定することが大切です。
業務委託契約は雇用契約と異なるため、企業側にも正しい理解が求められます。以下の資料のなかで、契約形態の違いを解説しています。業務委託の活用をお考えなら、ぜひお役立てください。ダウンロードは無料です。
関連記事:業務委託の時給制は違法?適法となる契約方法や職種、注意点を徹底解説
週3日勤務のWebデザイナーの求人事例
実際に週3日勤務のWebデザイナーを募集する場合、他社の求人情報を知ることは大切です。求めるWebデザイナーを確保するために、どのような情報を掲載したらよいのか雇用・契約形態別にWebデザイナーの求人事例を3つご紹介します。
事例1. 派遣Webデザイナー
人材派遣会社の求人サイトに掲載されていたWebデザイナーの求人事例です。
勤務地:東京都港区 <求めるスキル> |
時給は相場よりも高めに設定されています。仕事内容もバナー作成や資料作成など、具体的に書かれており何を担当するのか明確です。制作環境も使用経験の有無で応募を判断できるように、くわしく書かれています。
事例2. アルバイトWebデザイナー
アルバイトのWebデザイナーの求人事例です。
雇用形態:アルバイト・パート 仕事内容:Webデザイナー ・SNS投稿画像/動画制作 ・Webサイト/バナー制作 ・Web広告バナー制作 ・物撮り 給与:時給1,200円~2,000円(交通費全額支給) |
アルバイトやパートは、生活とのバランスを取るために選択している人が多いのも特徴です。そのため「休日・休暇」ではワークライフバランスがアピールされています。「必須スキル」から、派遣よりも求めるスキルは高くはないことがわかります。
事例3. フリーランスWebデザイナー
フリーランスデザイナーの業務委託の求人事例をご紹介します。
働く場所:フルリモート |
フリーランスデザイナーは、複数の案件を並行して進めており、かつ自宅などで働く環境を整えています。そのため、フルリモートなど自由度が高く働ける環境をアピールできれば、注目度を高めることができるでしょう。
週3日でフリーランスWebデザイナーと契約するメリット
派遣は基本的に実働時間が決まっており、アルバイト・パートでは、あまり多くの業務をまかせることはできません。フリーランスWebデザイナーなら、稼働時間や業務範囲など柔軟に対応してもらうことが可能です。
具体的には以下のようなメリットがあげられます。
- 即戦力を迅速に採用できる
- 専門スキルを柔軟に活用できる
- 安定したスケジュールを確保できる
- リスクを分散できる
それぞれわかりやすく解説します。
1. 即戦力を迅速に採用できる
業務委託契約は、選考フローがほかの採用選考よりも短く、迅速に求めるスキルを持つ人材を確保できます。面接回数や審査などが簡略化しやすく、急ぎのプロジェクトや繁忙期でもリソースを確保しやすいのです。
業務委託の需要は増加傾向にあり、即戦力デザイナーは引く手あまたの状況です。迅速に求める人材を確保するには、採用手法などを見直さなければなりません。
以下の資料では、採用手法別の採用コストについてまとめています。ダウンロードは無料です。
関連記事:即戦力のデザイナーを採用するには?探し方とおすすめサービス5選
2. 専門スキルを柔軟に活用できる
フリーランスWebデザイナーと契約を結ぶことで、専門スキルを柔軟に活用することが可能です。高い専門性をもつ人材を採用するのは、簡単なことではありません。また、採用コストもそれなりにかかります。
フリーランスなら単発の依頼も可能なため、プロジェクトに応じてリソースの確保が可能です。生産効率の向上も期待できます。
3. 安定したスケジュールを確保できる
フリーランスのWebデザイナーにとって、週3日程度の案件はリソースを確保しやすい案件です。他案件やプライベートと調整しやすいので、引き受けてもらいやすいメリットがあります。
仕事量が少ないときは週3日、必要なときは週5日など発注量を調整することが可能です。こうした依頼方法は、派遣など他の契約形態ではできません。業務委託契約だからこそ可能な方法です。
4. リスクを分散できる
業務委託契約でも、請負契約では成果物の納品が必須となるため、確実に成果物を得ることができます。大規模な案件で1人のフリーランスではこなすのが難しい場合でも、複数人へ委託することで成果物を得ることができるのです。
リスクを分散することで、プロジェクトの完遂に求められる成果物を確実に手に入れることができます。また、プロジェクト終了で契約終了となるため、継続して費用はかかりません。採用コストを抑えることが可能です。
週3日勤務希望のWebデザイナーが応募したくなる募集要項のコツ
週3日で働きたいWebデザイナーから応募が集まる募集要項を書くポイントについて解説します。
リモート・在宅勤務に対応する
多くのWebデザイナーは自宅などで働く環境を整えているため、出社よりもフルリモートのほうが応募は集めやすいでしょう。もし、出社の必要があれば、何日くらい出社するのか明示することが大切です。
フルリモート・在宅勤務で気になるのが、労務管理やマネジメントではないでしょうか。以下の資料では、フリーランスの労務管理についてくわしく解説しています。ぜひお役立てください。
関連記事:在宅デザイナーとは?求人媒体に頼らない採用方法と業務の進め方
未経験者枠を広げる
Webデザインのスキルはオンラインスクールや独学で身につけている人も少なくありません。未経験者枠を広げて募集することで、採用ターゲットが広がり、ポテンシャル人材を採用しやすくなります。
育成体制を作れるゆとりがあれば、実務経験を積ませて即戦力へと育てることも検討しましょう。
関連記事:未経験のwebデザイナーを紹介できるエージェントとは?
関連記事:Webデザイナーのアシスタントの仕事内容は?必要なスキルやメリット・デメリットを解説!
工程ごとに募集をする
Webデザインを委託する場合、工程ごとに募集することで人材を確保しやすくなります。Webサイトのデザイン制作の工程を大まかに分けると以下のようになります。
- 情報整理
- デザイン制作
- コーディング
上でも述べたように、すべてのスキルを備えた人材を確保するのは、簡単なことではありません。コーディングスキルをもつWebデザイナーは希少なため、それぞれの工程に適した人材を募集することで、効率的に必要なスキルをもつ人材を確保できます。
フリーランスWebデザイナーと業務委託契約を結ぶ際のポイント
フリーランスのWebデザイナーと業務委託契約を結ぶときは、以下のポイントを押さえましょう。
求める人物像を明示する
フリーランスのWebデザイナーと業務委託契約を結ぶにあたって、どのような人物を求めているのかを決めて明示しましょう。求人情報では「求める人材」として箇条書きにするとわかりやすくなります。
- スピード感をもって対応できる方
- コミュニケーションスキルが高い方
- 主体性をもって業務を進められる方
「チャットツールを使用してこまめに連絡が取れる責任感のある人を求めています」と補足を入れると具体性が増し、応募への喚起につながります。
必須スキルを明示する
業務遂行に必要なスキルやツールを伝えましょう。募集する業務の実務経験の有無をチェックするのは大切です。また、MacかWindowsか制作環境も確認しましょう。
IllustratorやPhotoshopなどデザインソフトやツールの操作スキルは、個人差があります。習熟度を知りたい場合は、必須スキルとして明示することが大切です。
採用したい人材のスキルや役割、経歴などを設定したものを「ジョブディスクリプション」と呼びます。以下の資料にジョブディスクリプションの作成方法をまとめました。採用活用にお役立てください。ダウンロードは無料です。
ポートフォリオを提示してもらう
Webデザイナーを求める業界はさまざまです。業界や企業によって求めるテイストは異なります。応募者の選考をしやすくするためにも、求めるデザインのテイストやタッチを記載しておきましょう。
応募時にポートフォリオを提示してもらうと、評価しやすくなります。ただし、適正な評価にはそれなりの専門知識が必要です。
関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説
業務内容を明確にして契約書を作成する
業務委託契約を結ぶフリーランスWebデザイナーが決まったら、業務委託契約書を作成して契約を結びましょう。業務委託契約書では以下の内容を記します。
- 業務内容
- 納期
- 報酬・支払条件
- 修正回数
上記の条項を決めるときは、どちらかが不利にならないように注意してください。また、双方で確認・合意のうえ締結することが大切です。
業務委託契約書の作成は義務ではありませんが、トラブル防止のためにも作成しておきましょう。以下の資料で業務委託契約に必要な4つのテンプレートをご用意しました。貴社の採用活動にお役立てください。
関連記事:業務委託契約を進める流れとは?稼働開始後の注意点と合わせて解説
優秀なWebデザイナーをお探しならクロスデザイナーにおまかせください
Webデザイナーを週3日だけ確保することで、生産性の向上や採用コストの削減につながります。しかし、Webデザイナーの採用は簡単ではありません。スキルや経歴にも差があるため、優秀なWebデザイナーを確保するにはスキルを見極めるための専門知識が求められます。
しかし、他の業務をこなしながら、採用体制を作るのは手間がかかりすぎてしまうことも。
そこでおすすめなのがエージェントサービスです。
『クロスデザイナー』はフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。グラフィックデザインやWebデザイン、UI/UXデザインなど、様々なデザイナーのニーズに対応することが可能です。
約7,000名の登録デザイナーは、すべて厳正な審査を通過しているため、スキルチェックの手間をかけずに優秀なデザイナーへデザイン制作を依頼できます。以下より【サービス資料】を無料でダウンロードいただけます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
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