【企業向け】Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの違い3選 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

【企業向け】Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの違い3選

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Webサイト開発において、Webデザイナーとフロントエンドエンジニアは両輪の役割を果たします。これらの職種の違いを知ることは人材戦略を立てるうえで非常に重要といえるでしょう。しかし、違いを正確に理解している企業は意外と少ないのが現状です。

本記事では、Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの4つの違いに焦点を当て、それぞれの役割、必要なスキルなどを解説します。

Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの仕事内容の違い

Webデザイナーとフロントエンドエンジニアは、それぞれ異なる専門性を持ち、Webサイト制作において補完的な役割を果たしています。

ここでは主な仕事内容を紹介します。

Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーの主な仕事内容は、Webサイトのデザイン制作です。

サイトの全体的なレイアウト、色彩設計、タイポグラフィ、画像選定などを行い、デザインツールを使ってユーザーにとって魅力的で使いやすいサイトを作っていきます。

完成したデザインは最終的にフロントエンドエンジニアに引き渡されます。Webデザイナーの中には、HTMLやCSSのコーディング、さらにはJavaScriptを使用した簡単なアニメーション制作まで行う者もいますが、一般的にはデザインの制作が主な業務となります。

フロントエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが作成したデザインを実際に機能するWebページへと変換することが主な仕事内容です。HTML、CSS、JavaScriptを使用してWebサイトの構造、スタイル、インタラクティブな要素を実装していきます。

フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接操作する部分(フロントエンド)の開発に特化しています。具体的には、Webページの動的な機能の実装、フォームの入力検証、サーバーとの通信によるデータの取得と更新、さらにはブラウザ間の互換性の確保などを行います。

Webデザイナーやバックエンドエンジニアと密接に連携しながら進められ、デザインの意図を忠実に再現しつつ、技術的な制約の中で最適な形を提供することが求められます。

Webデザイナーとフロントエンドエンジニアに必要なスキル・資格

必要なスキルとおすすめの資格を紹介します。

Webデザイナーに必要なスキル・資格

Webデザイナーに必要なスキルは大きく分けて2つあります。

まず最初にWebデザインに関する専門知識が不可欠です。基礎知識に加え、ユーザーインターフェース(UI)デザイン、ユーザーエクスペリエンス(UX)デザイン、そしてレスポンシブデザインの理解も含まれます。特に、様々なデバイスに対応できるレスポンシブデザインの知識は現代のWeb制作において極めて重要です。

次に、デザインツールの操作スキルが求められます。主にAdobe PhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトの操作が必要とされますが、最近ではFigmaも重宝されています。これらのツールを駆使して、クライアントの要望に沿った魅力的なデザインを作成していきます。

また、下記の資格はWebデザインに関する知識や実務能力を証明するものとなります。

  • ウェブデザイン技能検定(国家資格)
  • Webクリエイター能力認定試験
  • HTML5プロフェッショナル認定
  • Photoshop®クリエイター能力認定試験
  • Illustrator®クリエイター能力認定試験
  • 色彩検定

関連記事:Webデザイナーはどんな職種?仕事内容や必要なスキル、年収について紹介!

Webデザイナーには幅広い知識とスキルが求められますが、常に変化する技術トレンドに対応し続ける学習意欲と、創造性を発揮して魅力的なデザインを生み出していくことが最も重要です。

フロントエンジニアに必要なスキル・資格

フロントエンドエンジニアには、Webサイトやアプリを構築するために、プログラミング関連のスキルが必須です。

最も基本的で重要なスキルは、HTML、CSS、JavaScriptの3つです。HTMLはWebページの構造を定義し、CSSはその見た目をスタイリングします。JavaScriptは動的な機能やインタラクティブな要素を実装するために使用されます。これらの言語の深い理解と実践的なスキルは、フロントエンドエンジニアにとって不可欠です。

資格に関しては、以下がスキルの証明となるでしょう。

  • HTML5プロフェッショナル認定試験
  • Webクリエイター能力認定試験
  • 基本情報技術者試験
  • CIW JavaScript Specialist
  • Ruby技術者認定試験
  • PHP 技術者認定試験

しかし、フロントエンドエンジニアの分野では実践的なスキルと最新の技術知識が重視されるため、資格そのものの重要性は他の IT 分野と比べると相対的に低い傾向にあります。

Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの給料や待遇の違い

それぞれの給料や待遇の違いについて解説します。

Webデザイナーの給与と待遇

Webデザイナーの平均年収は、経験や能力によって異なりますが、おおよそ350万円から600万円の範囲です。

デザイン制作やユーザーインターフェースの設計が主な業務であり、クリエイティブな自由度が高い仕事です。会社勤務だけでなく、リモートワークの機会も多いです。

フロントエンジニアの給与と待遇

平均年収はWebデザイナーより高く、特に技術的なスキルやプログラミング経験を持つエンジニアは高収入を得やすい傾向にあります。平均年収は550万円で、400万〜700万円程度が年収の範囲です。

プログラミングを通じて機能性の高いWebページを作成することが主な業務です。エンジニアリングの専門性が求められるため、企業内での待遇やキャリアパスが整備されていることが多く、技術的なスキルアップの機会も豊富です。

Webデザイナーとフロントエンドエンジニアに向いている人の特徴

一見似たような仕事内容ですが、向いている人の特徴はそれぞれ異なります。

Webデザイナーに向いている人の特徴

以下の特徴を持った人がWebデザイナーに向いています。

  • デザイン志向が強い
  • 細かい作業が苦にならない
  • 忍耐強さと集中力がある
  • 創造性と柔軟性がある
  • トレンドに敏感

プログラミングよりもビジュアルデザインに重点を置く仕事のため、色彩、レイアウト、タイポグラフィなどのデザイン思考が強い人が適しています。ピクセル単位の調整や微妙な色彩の選択など、細かい作業が多く含まれるため、こうした繊細な作業を苦に感じず、むしろ楽しめる人がWebデザイナーとの相性が良いでしょう。

またデザイン作業には時間がかかることが多く、同じ作業を繰り返すことも。地道な作業を継続的に行える忍耐強さと集中力は、Webデザイナーにとって重要な資質です。

さらに、デザインでは常に新しいアイデアを生み出し、クライアントの要望に柔軟に対応する必要があります。固定観念にとらわれず、自由な発想ができる創造性や、異なる視点から問題を解決できる柔軟性がある人に向いています。デザイントレンドも急速に変化するため、新しい技術やデザインの流行に興味を持ち、常に学び続ける姿勢があることが重要でしょう。

ただし、これらすべての特徴を完璧に備えている必要はなく、デザイナー自身の強みを活かしながら、足りない部分を補っていくことが重要です。

フロントエンジニアに向いている人の特徴

向いている人の特徴は以下です。

  • 技術への好奇心が強い
  • 試行錯誤して問題解決ができる
  • 効率化ができる
  • 細部へのこだわりがある
  • 論理的思考ができる

常に進化する技術環境のため、JavaScript、HTML、CSSなど各種フレームワークやライブラリに好奇心を持ち、新しい技術を学ぶことを楽しめる人に向いています。開発では、常に新しい課題や問題に直面するので、試行錯誤を繰り返しながら最適な解決策を見つけられる忍耐力も重要です。

またコードの最適化やパフォーマンスの向上など、より効率的な方法を常に模索し、プロセスを改善しようとする姿勢も必要です。ユーザーインターフェースの細かな挙動や表示の一貫性など、細部にこだわりを持って注意を払うと同時に、全体的な設計も考慮できるバランス感覚も大事になります。

創造性よりは、論理的な思考を必要とします。複雑な問題を小さな部分に分解し、順序立てて解決できる能力が重要です。

エラーが出た際は解決するまで試行錯誤をする必要があるため、途中で投げ出さずにやりきる胆力も必要です。

採用?外注?判断軸を解説

Webデザイナーやフロントエンジニアは採用すべきか、それとも外注にするか、迷うこともあるでしょう。

ここでは迷った時の判断軸を解説します。

採用がおすすめのケース

長期的なプロジェクトや継続的な開発がある場合は、採用がおすすめです。

長期プロジェクトの場合、自社でWebサイトやアプリケーションを継続的に開発・更新する必要があるため、社内に専門家を置くことで一貫性のある開発が可能になります。また、社内の人材は会社の価値観やブランドアイデンティティをよく理解しているため、それらを反映した進行が実現できるでしょう。ほか、セキュリティが重要な業界や、機密情報を扱うプロジェクトでは、社内の人材の方が情報管理の面で安全です。

このように、長期的な視点で、会社の競争力を高めるために技術やノウハウを内部に蓄積したい場合は採用が望ましいです。

外注がおすすめのケース

特定のプロジェクトや期間限定の仕事の場合、必要な時だけ依頼できる外注の方がコスト効率が良い可能性があります。たとえばWebデザインや開発の需要が一時的な場合や、最新のトレンドに関する専門知識が必要な場合に、その分野のエキスパートに外注することで柔軟に対応できます。

ほか、迅速に開始する必要があるときや、採用プロセスに時間をかけられないときも、外注を利用することですぐにプロジェクトを開始できます。

外注と内製については以下の資料でメリット・デメリットを比較しながら詳しく解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。


【お役立ち資料】
デザイン外注とデザイナー採用 コスト比較表

xdesigner.jp

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外注はフリーランスがおすすめの3つの理由

外注を検討しているのならフリーランスがおすすめです。

理由をそれぞれ解説します。

  • 柔軟な対応が期待できる
  • コストが抑えられる
  • 成果物のクオリティが高い

柔軟な対応が期待できる

フリーランスは、通常の雇用関係にある従業員と比べて、より柔軟な対応が可能です。

たとえば、プロジェクトの緊急度に応じて、夜間や週末の作業にも対応できることが多く、スケジュールに柔軟性があります。また、短期プロジェクトから長期プロジェクトまで、必要な期間だけ契約することが可能です。

プロジェクトの要件に合わせて適切なスキルを持つフリーランサーを選択することができるため、企業としては大いにメリットがあると言えるでしょう。

コストが抑えられる

フリーランスを活用することで、正社員を雇用する際にかかる給与以外の費用(社会保険、福利厚生などの固定費)の削減が可能になります。また、プロジェクトベースや時間単位での契約が可能なため、実際に依頼した必要分だけの支払いで済みます。

フリーランスは自分のスキルや経験に応じて料金を設定しています。高いスキルが必要なプロジェクトには経験豊富なデザイナーを選び、予算が限られている場合にはコストパフォーマンスの高いデザイナーを選ぶことも可能です。コスト管理もしやすくなり、固定費を削減できるため、企業全体のコストパフォーマンスが向上するでしょう。

成果物のクオリティが高い

多くのフリーランスは特定の分野に特化しており、その領域での深い知識と経験を持っています。また、個人で選ばれて仕事をしていくだけのスキルを持ち合わせており、さまざまなクライアントやプロジェクトを経験しているため、幅広い視点と創造性を持っていることも多いでしょう。

自身のスキルを常に最新に保つ必要があるため、新しい技術やトレンドに敏感なこともあり、高品質の成果物が期待できます。

即戦力のWebデザイナーやフロントエンジニアに依頼したいのなら、クロスデザイナーがおすすめ

Webデザイナーとフロントエンジニアの違いについて解説してきました。仕事内容やスキルセットの違いを理解したうえで、自社の事業活動に活かしていくことをおすすめします。

最後にフリーランスに依頼することのメリットも紹介しました。柔軟性、コスト効率、高品質な成果物という3つの主要なメリットを享受することができますが、プロジェクトの性質や企業の長期的な戦略に応じて、フリーランス活用の適否を慎重に判断することが重要です。

優秀なフリーランスに効率よく依頼したいのなら、経験豊富な人材が揃っているクロスデザイナーがおすすめです。

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西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。