Webデザインは、企業の顔とも言える重要な要素です。なぜなら、魅力的なデザインは訪問者を強く引きつけることができるため、ビジネスの成功に直結するからです。
そこで、Webデザインを外注する際には、Webデザインに強い制作会社を選ぶ必要があります。
しかし、制作会社には多くの選択肢があるため、どの制作会社に依頼すればよいのか、迷ってしまう方も多いことでしょう。
また、近年は優秀なフリーランスのWebデザイナーも人材市場に多く登場しており、彼らを活用することで、制作会社や広告代理店などの企業に依頼するよりも大きく費用を抑えることも可能です。
そこで本記事では、Webデザインに強い制作会社18選と失敗しない選び方、外注する際の流れやフリーランスの活用法も解説します。
これからWebデザインの外注をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
Webデザインに強い制作会社18選をテーマ別で紹介
Webデザインに強い制作会社を次の5つのテーマに分けて、ピックアップしました。
- 使いやすくデザイン性の高いサイトにしたい
- 売上アップにつながる効果的なサイトにしたい
- きれいでおしゃれなWebデザインにしたい
- 公開後の継続的なサポートをしてほしい
- コンテンツやオウンドメディアで集客力をアップしたい
上記5つの制作会社に期待したい項目に対して強みを持つ大手企業18社を紹介します。どの制作会社も従業員100人以上の大手で、豊富な実績や技術力に定評があります。
1. 使いやすくデザイン性の高いサイトにしたい!UI/UXデザインに強みを持つ3社
使いやすいサイトにしたい、デザイン性の高いサイトにしたいという場合、次の3つの制作会社がおすすめです。
- 株式会社GIG
- 株式会社グッドパッチ
- 株式会社フォーデジット
上記3社はUI/UXデザインに強みを持っていることから、操作性の高いWebデザインを期待できるでしょう。
1. 株式会社GIG
▲出典:株式会社GIG
株式会社GIGは、システム開発やマーケティング、データ解析など一気通貫のデジタルコンサルティングを行うWeb制作会社です。日本航空やサッポロホールディングスなど大手企業のコンテンツ制作やアプリ開発などに携わっています。
同社は自社開発したCMS「LeadGrid」によるWeb制作が特徴。LeadGridは、ノーコードで見たまま編集できる操作性を持ち、リード(見込み客)獲得に必要な機能も備わっていることからWebマーケティングを強化させたい企業にもおすすめです。
2. 株式会社グッドパッチ
▲出典:株式会社グッドパッチ
株式会社グッドパッチは、2011年にUIデザインに特化した会社として創業しました。現在は、UI/UXデザインだけでなくビジネスモデルデザインやブランド体験デザイン、組織デザイン、ソフトウェア開発なども手掛けています。
3. 株式会社フォーデジット
▲出典:株式会社フォーデジット
株式会社フォーデジットは、Web・アプリ・プロダクトの構築を行うWeb制作会社です。ブランディングやUI/UXに強みがあります。大手通信会社や化粧品メーカー、銀行など幅広い業種での実績があります。
2. 売上アップにつながる効果的なサイトにしたい!Webマーケティングに強い6社
売上アップにつながる効果的なサイトにしたいという場合に、おすすめのWebマーケティングやシステム開発に強みを持つ大手制作会社を6社ピックアップしました。
- 株式会社IMJ
- ネットイヤーグループ株式会社
- チームラボ株式会社
- 株式会社電通デジタル
- 株式会社博報堂プロダクツ
- 株式会社ロフトワーク
1. 株式会社IMJ
▲出典:株式会社IMJ
株式会社IMJは、ブランディング支援やBtoB向けのマーケティング支援、自動販売機の顧客体験の再構築など、Web制作にとどまらない領域にも強みを持っています。プロモーション活動の支援もしてもらいたいという場合にもおすすめです。
2. ネットイヤーグループ株式会社
▲出典:ネットイヤーグループ株式会社
ネットイヤーグループ株式会社は、BtoBのEC構築や運営をサポートする取り組みも行っています。これまで培ってきた豊富なマーケティングの知識を活用し、BtoBのECサイトの運用を支援しています。効果的な結果達成に向けて、Web広告・SEO・UI/UXの3領域をまとめてサポートすることも可能です。
3. チームラボ株式会社
▲出典:チームラボ株式会社チームラボ株式会社は、展覧会やイベントなどでのプロジェクションマッピングで有名ですが、実はマーケティングにも強みがあります。クライアントの課題や要望をさまざまな角度から調査・分析を行い、問題点や仮説の検証を行っています。
4. 株式会社電通デジタル
▲出典:株式会社電通デジタル
株式会社電通デジタルは、オウンドメディア制作や運用、SNSを使ったブランディングなど幅広く対応しています。デジタルマーケティングに強みを持ち、電通グループのノウハウを活かし、より効果的な結果を出せるマーケティング戦略を立てています。
5. 株式会社博報堂プロダクツ
▲出典:株式会社博報堂プロダクツ
株式会社博報堂プロダクツは、映像クリエイティブやデータマーケティング、プロモーションなど12の事業本部があります。高い専門技術を持ったスタッフが広告制作やWeb制作を行っています。
6. 株式会社ロフトワーク
▲出典:株式会社ロフトワーク
株式会社ロフトワークは、これまでのWeb制作実績が500件以上、トータルで1万5000ページを超えるなど豊富な実績を持っています。クライアントとは戦略策定書やプロジェクトマネジメント計画書などのドキュメントを共有し、丁寧な意思疎通を深めています。
リリース後の運用フォローもしっかりしており、Webの売上をアップさせたいという場合におすすめです。
3. きれいでおしゃれなWebデザインにしたい!グラフィックにこだわった2社
きれいでおしゃれなWebデザインにしたいという場合におすすめなのが、次の2社です。
- 株式会社アマナ
- 株式会社ソニックジャム
1. 株式会社アマナ
▲引用:株式会社アマナ
株式会社アマナは、広告ビジュアル制作の最大手で、ストックフォトの企画販売も行っています。これまでのノウハウを活用した写真やグラフィック、動画などのビジュアル素材を使ったWebサイト作成が得意です。
2. 株式会社ソニックジャム
▲出典:株式会社ソニックジャム
株式会社ソニックジャムは、デザインとテクノロジー、マーケティングとブランディングの知識を掛け合わせて効果的なホームページを作成します。デザイン性の優れたホームページ作成が得意で、映像・モーショングラフィックスの作成やUI/UXデザインなどにも対応可能です。
4. 公開後の継続的なサポートに強い3社
Webサイトを公開した後にも継続的なサポートをお願いしたいという場合には、次の3社がおすすめです。
- 株式会社ミツエーリンクス
- 株式会社ビービット
- 株式会社アンティー・ファクトリー
1. 株式会社ミツエーリンクス
▲出典:株式会社ミツエーリンクス
株式会社ミツエーリンクスは、Webサイト構築・運用やシステム開発、アプリ開発、アクセス解析など企業のWeb戦略をサポートしています。動画・音声制作やライティングも請け負っており、運用後のフォローも依頼することができます。
企業向けのオンラインセミナーも行っており、ホームページ作成の知識を身につけたいという場合にもおすすめです。
2. 株式会社ビービット
▲出典:株式会社ビービット
株式会社ビービットは、UXを高める施策を強みとしており、新サービスの開発から既存サービスの改善までをサポートしています。ユーザーの傾向を分析したい、継続的に改善の支援を依頼したいという場合におすすめです。
3. 株式会社アンティー・ファクトリー
▲出典:株式会社アンティー・ファクトリー
株式会社アンティー・ファクトリーは、ビジネスモデルの企画からシステム構築、プロモーションまでを行っています。デジタルコンテンツを中心に、カタログやパンフレットの作成にも対応しています。
5. 集客力アップに強い4社
コンテンツやオウンドメディアなどを使って集客力の強化を目指したいという場合には、次の4社がおすすめです。
- 株式会社キノトロープ
- 株式会社カヤック
- 株式会社LIG
- 株式会社インフォバーン
1. 株式会社キノトロープ
▲出典:株式会社キノトロープ
株式会社キノトロープは、2023年10月に創業30年目を迎える老舗のWeb制作会社です。クライアント総数は約1,000社あり、強みはなんと言ってもその実績の多さです。
蓄積されたノウハウは、セミナーや書籍などでも公開しているほど。ユーザーのニーズを明確にしたうえで、成果につながるホームページを作る知識が豊富です。
企画から運営までをサポートしてほしい、集客と売上に力を入れたホームページを作りたいという場合におすすめです。
2. 株式会社カヤック
▲出典:株式会社カヤック
株式会社カヤックは、社名を「面白法人」と名乗っており、面白いアイデアを出すことが得意な制作・企画・運営会社です。面白さだけでなく、UI/UXにも強みを持ち、使いやすさを重視したホームページの作成が可能です。
面白いコンテンツを作りたい、集客できるイベントを開催したいという場合におすすめです。
3. 株式会社LIG
▲出典:株式会社LIG
株式会社LIGは、コンサルやWebサイト制作、システム開発・アプリ開発などを行っている会社です。同社は、月間250万人が訪れる巨大オウンドメディア「LIGブログ」を運営しています。ブログ運用のノウハウを活かし、オウンドメディア運用の支援も行っています。
オウンドメディア運用を効果的に運用したいという場合におすすめです。
4. 株式会社インフォバーン
▲出典:株式会社インフォバーン
株式会社インフォバーンは、商品やサービスの開発、ブランディング、コンテンツマーケティング、ホームページの作成まで対応しています。
得意分野は、ユーザー視点を軸に企業の魅力を伝えること。大手オウンドメディアの構築や運用も行っており、コンテンツマーケティングに強みを持っています。企画から運用まで一気通貫でお任せしたいという場合にもおすすめです。
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外注先を選ぶ前に知っておくべきWebデザインの基礎知識6つ
次に、Webデザインの外注先を選ぶ前に知っておくべき基礎知識について解説します。以下のポイントは、外注先を選定する際に重要な考慮事項ですので、ぜひ確認しておきましょう。
1.Webデザインの目的を明確にする
まずは、Webデザインを外注する目的は何かをはっきりさせることが重要です。なぜなら、ブランドの認知度向上、ユーザー体験の改善、コンバージョン率の増加など、目的に応じてデザインの方向性が変わるからです。
2.ターゲットとなるユーザー(オーディエンス)を理解する
誰に向けてWebサイトを作るのか、そのターゲットとなるオーディエンスのニーズや行動パターンを把握することが重要です。
これにより、より効果的なデザインが可能となります。
3.最新のWebデザイントレンドを把握する
Webデザインは常に進化しています。そこで、最新のトレンドを把握し、時代に合ったデザインを意識することで、ユーザーに新鮮な印象を与えることができます。
4.ユーザビリティとアクセシビリティを重視する
ユーザビリティとは、ユーザーがWebサイトを使いやすいかどうかを指す言葉です。
一方、アクセシビリティとは、障害を持つユーザーも含めたすべての人が、Webサイトを利用できるかどうかを指します。
これらを重視することで、幅広いユーザーに対応したWebサイトを作成できます。
5.レスポンシブデザインの重要性を理解する
レスポンシブデザインとは、異なるデバイス(デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど)でウェブサイトが適切に表示されるようにすることです。
Webデザインにおいては、さまざまなデバイスでWebサイトが適切に表示されるように、レスポンシブデザインを採用することが不可欠です。
6.SEO対策を考慮する
検索エンジン最適化(SEO)は、Webサイトが検索結果で上位に表示されるために重要です。
デザインの段階からSEO対策を考慮することで、より多くの訪問者を獲得できるようになります。
これらの基礎知識を押さえておくことで、外注先とのコミュニケーションがスムーズになり、期待するWebデザインを実現することができるでしょう。
また、これらのポイントはWebデザインの品質を左右する重要な要素でもありますので、外注先を選定する際にはこれらを基準にして選ぶことをおすすめします。
Webデザインに強い制作会社の失敗しない選び方4つ
Web制作において重要となる制作会社選びですが、Webデザインに強い会社を選定するポイントは次の4つです。
- 得意分野を知る
- 実績を確認する
- 規模感を把握する
- 担当者との相性
それぞれ解説します。
1. 得意分野を知る
制作会社にはそれぞれ、得意分野があります。
また、あなたの会社が目指すWebサイトにもそれぞれ目的があるでしょう。「ブランディングを強化したい」「売上アップにつなげたい」「集客したい」…など。
こうした自社の目的を実現するための施策を得意分野とする制作会社を選ぶことで、より効果的なWebデザインを期待できます。
たとえば、売上アップにつながる自社サイトを作成したいという場合は、Webマーケティングやシステム開発に強みを持つWeb制作会社を選ぶことをおすすめします。
2. 実績を確認する
自社のWebサイトの目的を達成しうる得意分野を持つ制作会社をいくつかピックアップしたら、その実績を確認しましょう。
各社のホームページなどにはこれまで携わってきたWebサイトが掲載され、サイトの制作やリニューアルに対してどんなことを実現できたかなどがわかります。他社のWebサイトを確認すると同時に、自社のサイト制作でどんなことを実現したいかについても改めて整理しておきましょう。
3. 規模感を把握する
Webサイト制作会社には大小さまざまな規模があります。どのくらいの予算で、どのくらいの制作日数で、どんなことを実現したいのか。そして、それは果たして可能なのかどうか、期待できそうかどうかを制作会社の規模からも確認しておきましょう。
4. 担当者との相性
Webサイト制作を依頼したい企業がいくつか決まったら、複数社にコンタクトし、見積を取ってみましょう。
Webサイト制作は企業に外注すると、制作期間は数か月以上掛かることがあり、その間ずっと丸投げというわけではなく何度か打合せをしながら進めていきます。企業の得意分野・実績を見極めることはもちろん、担当者との相性も重要です。
デザインはイメージの領域が広く、言語化できない部分もあるので、複数回打合せを重ねながら、こちらの要望を伝えていくことになります。そのため、コミュニケーションが取りやすい相手かどうかも非常に重要なポイントです。
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Webデザインを外注する際の流れ4ステップと失敗しないための準備
Webデザインを外注する場合、次の4つが大まかな流れです。
- 制作会社を選ぶ
- 打合せ
- 見積
- 制作開始
制作会社選びのために予め自社で決めておくべきことは「目的・予算・納期」です。この3つを明らかにしておくことで、制作会社からより質の高い提案を受けやすくなります。
そのうえで管理運用に関する方針を決めておきましょう。
失敗したくない!Webデザイン外注で非常に重要な準備
実はWebデザイン外注において非常に多い失敗原因が「目的を明らかにしていない」ことにあります。社内でWebサイトの目的を明確にしたうえで、外注先と共有しましょう。
Webサイトの目的には、次のようなものがあります。
・Webサイトで集客をして売上を上げたい
・おしゃれなデザインでブランディングしたい
・企業理念やコンセプトがわかりやすいデザインで採用を強化したい
ただし、「Webデザインが古くなったのでそろそろ新しくしたい」「競合サイトがリニューアルしたようなので、うちもしたい」では失敗しやすくなります。
Webサイトの管理・運用についての方針も決めておきましょう。ホームページは作って終わりではなく、積極的に運用していくことが集客につながります。
・管理・運用のサポートを継続的に依頼するのか
・依頼するなら月々の予算をどのくらいにするのか
・運用時に制作会社に何を求めるのか
などをあらかじめ決めておくといいでしょう。
1. 制作会社を選ぶ
社内でのWebサイト作成の準備が進んだら、次は非常に重要な制作会社選びです。制作会社を選ぶ際は必ず実績を確認しましょう。制作会社の選び方について、詳しくは後述します。
実績を見れば、その会社がこれまでやってきたものから得意分野をより深く知ることができます。また、その得意分野が自社のWebサイトの目的に合っているかどうかを確認しましょう。
2. 打合せ
制作会社を選んだら、コンタクトを取って作成してもらいたいWebサイトの目的やデザインの方向性を伝えます。
打合せの際に予算感・規模感を伝えておくと、見積で大きなずれが生じにくくなります。「いつまでにサイトを公開したい」など制作期間の目安についても、このとき伝えておきましょう。
3. 見積
打合せ後に、制作会社から見積書が提示されます。見積書で確認するのは、その費用だけでなく、項目が重要です。
Webサイト制作に必要な項目はおおむね次の通りです。
・制作進行費(ディレクション費)
・Webデザイン費
・実装費
またm追加でかかる可能性のあるものは以下の通りです。
・Webマーケティング
・ライティング(コンテンツ作成費)
・撮影費
「一式」など不明瞭な表現があれば、必ず内訳を確認しましょう。
基本的に、Webサイト制作は規模の大小にかかわらず、打合せ→企画・設計→デザイン→実装という工程は、おおむね共通しています。さらに必要に応じて、コンテンツ作成や素材に必要なライティング費用や撮影費用などが追加されることがあります。
4. 制作開始
制作費用や期間について、相互合意が取れたら、制作開始です。制作期間の中に打合せを設けて、確認を行います。デザインを実装してしまうと、その後の修正が難しくなるので、サイトの基本設計となるワイヤーフレーム作成時、デザイン案の確認など制作期間中も打合せの機会を設けて、進捗状況を確認しましょう。
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Webデザインを外注する際に重要なポイント6つ
Webデザインを外注する際には、適切な企業を選ぶことが非常に重要です。そこで、以下の6つのポイントを参考にしてください。
- 自社の目的とニーズを明確化する
- ポートフォリオや実績を確認する
- 価格と品質のバランスを確認する
- コミュニケーションと進捗管理の方法を確立する
- 契約書の内容を取り決めておく
- クラウドソーシングを活用する
それぞれ解説します。
1.自社の目的とニーズを明確化する
外注先に期待するWebデザインの目的やニーズを明確にしましょう。これにより、外注先が貴社の意図を正確に理解し、期待に沿った結果を提供しやすくなります。
2.ポートフォリオや実績を確認する
外注先の過去の作品やプロジェクトの実績を確認し、その品質やスタイルが自社の要求に合致しているかを見極めましょう。ポートフォリオは、その企業のデザイン能力とセンスを判断するための重要な指標です。
3.価格と品質のバランスを確認する
予算内で最高の品質を得るために、価格と品質のバランスを考慮する必要があります。低価格であっても品質が低いと、結果的にコストパフォーマンスが悪くなることがあります。
4.コミュニケーションと進捗管理の方法を確立する
外注先とのコミュニケーション手段を確立し、定期的な進捗報告や質問の仕方などを明確にしておくことが重要です。これにより、プロジェクトの進行状況を把握しやすくなります。
5.契約書の内容を取り決めておく
契約書にはプロジェクトの内容、価格、納期、保証事項などを含めておくことで、後々のトラブルを回避できます。契約書の作成は双方の合意を形式化し、安心を提供するための重要な要素です。
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6.クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングプラットフォームを利用することで、多様なスキルを持つデザイナーから提案を受けることができます。ただし、外注先の選定や契約には注意が必要です。
上記のポイントを踏まえ、自社の要求に最も適したWebデザイン企業を選定することが、成功のポイントです。適切な外注先を選ぶことで、品質の高いWebデザインを実現し、ビジネスの成果につなげることができるでしょう。
また、次に解説する外注で得られるメリットとデメリットを理解し、自社のリソースを考慮した上で最適な選択を行うことが重要です。
Webデザインを制作会社に依頼するメリット3つ
こうした強みを持つ制作会社にWebデザインを依頼するメリットは次の3つです。
- 一定のクオリティを期待できる
- 集客やサイト更新などのサポートを期待できる
- SEO対策などWebデザイン以外の相談もできる
逆に、上記のようなメリットが期待できないと感じた制作会社は選ばない方がいいでしょう。
1. 一定のクオリティを期待できる
制作会社に依頼することで、Webデザインを含めたWebサイト制作全般において、一定のクオリティを期待できることが最も大きなメリットです。
Webサイトは、Wordpressなどの操作がシンプルなCMSやWixやJimdoなどのテンプレートを使えば、どんな人でもある程度のものを作ることはできます。しかし、制作会社に依頼すればデザイン、機能性、技術において一定のクオリティを持つものが期待できます。
2. 集客やサイト更新などのサポートを期待できる
Webサイトは、先述したように作って終わり、というものではなく、継続して運用していくことで集客力の強化や、売上向上につなげていくことができます。
しかし、サイトを更新していくことは手間が掛かるうえ、どのように運用していくかについても、ある程度の知識や経験が必要となってきます。制作会社によっては、集客や運用などについてノウハウを持っており、運用のサポートについても依頼することができます。
3. SEO対策などWebデザイン以外の相談もできる
Webサイトを運用していくうえで集客を上げるために重要な施策の一つがSEO対策です。しかし、SEO対策にはコンテンツ作成やサイト内のシステム強化などWebデザイン以外の作業が必要となってきます。こうした施策についても制作会社に相談すれば、対応してもらうことは可能でしょう。
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Webデザインを制作会社に依頼するデメリット3つ
ただ、上記のメリットがあるものの、制作会社に依頼すると次のデメリットがあります。
- 変更や修正に時間がかかる
- 費用が高額になりがち
- 部分的な外注ができない
1. 変更や修正に時間がかかる
制作会社では、窓口担当者(営業・ディレクターなど)のほかにデザイナー、デザインを実装するコーダー(プログラマーやエンジニアなど)といった工程ごとに担当者が分かれています。そのため、打合せの際に変更や修正を依頼しても、社内でいったん持ち帰って検討するなどメンバー間で調整する必要があり、すぐには対応してもらえないことがあります。
2. 費用が高額になりがち
また、制作費用もフリーランスや小規模の制作会社と比較して高額になりがちです。
Webサイト制作後の運用サポートについても、同様にコストが掛かるため、費用を抑えておきたいという方にはあまりおすすめできません。
ただし、その分、制作会社ならではの豊富な実績とノウハウを集約して、一定のクオリティは期待できるでしょう。
3. 部分的な外注ができない
制作会社に依頼すると、「このページだけデザインをお願いしたい」「コードの実装だけ依頼したい」といった部分的な外注ができない傾向にあります。プロジェクトがある程度進行していて、その補足を補うといった依頼や、なるべく社内で制作して費用を抑えたいということは難しいでしょう。
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Webデザインをフリーランスに依頼するメリット4つ
予算や制作期間、プロジェクトの進行状況を見て、制作会社に依頼することが難しい場合もあるでしょう。しかし、だからといって外注先がまったくないというわけではありません。
フリーランスにWebデザインを依頼するという選択肢もあります。フリーランスに外注する場合、次の4つのメリットがあります。
- 柔軟な対応が可能
- 進行が速い
- 費用が抑えられる
- 部分的な外注が可能
1. 柔軟な対応が可能
フリーランスに依頼すると、変更や修正の依頼に対して柔軟に対応してくれることが多いです。
フリーランスは基本的には一人で制作するため、制作会社と違って社内検討が必要なく、自身で判断できるからです。自身のスキルやスケジュールに合わせて対応するだけなので、プロジェクトメンバーに対応の可否を相談し、調整する必要はありません。
そのため、プロジェクト進行中に生じる変更依頼についても相談しやすく、可能な範囲で柔軟に対応してくれるでしょう。
2. 進行が早い
フリーランスは基本的に社内持ち帰りの検討が必要ないため、発注側の求めに対してはその人ができるか、できないかという判断のみで進めていくことができます。そのことから、制作全体においても制作会社と比べて、進行が早くなります。
制作会社に依頼すれば、制作期間は6ヶ月以上ということも多いですが、フリーランスの場合、両者が合意すれば納期をさらに短縮することも可能です。
3. 費用が抑えられる
フリーランスに依頼すると、制作会社と比較して大きく費用が抑えられます。
制作会社に依頼すると、初期費用だけでなく運用コストも大きく掛かってくることがありますが、フリーランスの場合は基本的にWebデザインのみというシンプルな依頼がほとんどです。なので、費用を抑えたいときにはフリーランスに依頼することをおすすめします。
4. 部分的な外注が可能
すでに制作を進めていて、部分的な外注をしたいという場合にもフリーランスなら対応が可能です。トップページのみ、バナー制作のみという場合にも、可能な範囲で柔軟に対応してくれる場合が多いでしょう。
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Webデザインをフリーランスに依頼するデメリット3つ
ただ、フリーランスに依頼する際は次のようなデメリットもあるということを、あらかじめ把握しておきましょう。
- スキルや実績にバラツキがある
- 納期遅延や廃業のリスクがある
- Webデザイン以外のサポートは期待できない
1. スキルや実績にバラツキがある
制作会社には得意分野や強みがあるということを先述しましたが、フリーランス個人においても同様で、個人の場合においては制作会社のような一定のクオリティを期待できないこともあります。
Webデザインは、主にページのデザインとデザインの実装という2つの工程に分けることができますが、グラフィックデザインに定評がある人もいれば、コーディングが得意な人もいます。
さらにフリーランスの中でも駆け出しや副業の人もいれば、経験の豊富な専業デザイナーもおり、それぞれの得意分野や実績、スキルについては制作会社以上に大きくバラツキがあります。
フリーランスを選ぶ際は、その人の実績をしっかり確認し、自社の目的に合わせたサイト制作ができるか慎重に判断しましょう。
2. 納期遅延や廃業のリスクがある
先述したように、フリーランスは基本的に一人で制作しているため、何かあったときに代わりを立てることが難しく、納期遅延や廃業のリスクがあります。フリーランスに依頼する際は、こうしたリスクがあるということを把握しておきましょう。
3. Webデザイン以外のサポートは期待できない
Webサイトのリリースに伴って派生してくる管理・運用のサポートや、コンサルなどをフリーランスに求めることは基本的には厳しいでしょう。
経験豊富なフリーランスであっても、一人で制作しているためやれることには限りがあります。サポートやコンサルを求める場合には、制作会社に相談する方が無難です。
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Webデザインをフリーランスに依頼するポイント
上記のことを把握したうえでフリーランスにWebデザインを依頼する場合、次のポイントを押さえておくと、より効果的に依頼できるでしょう。
- 依頼したい内容に合うスキルや実績があるか把握する
- 納期に余裕を持つ
- 依頼したい内容と目的を明確にする
1. 依頼したい内容に合うスキルや実績があるか把握する
依頼したい内容に合うスキルや実績を持っているかを把握しましょう。フリーランスはこれまでに制作してきたWebサイトなどの実績を、自身のホームページやエージェントサイトなどで公開しています。
フリーランスWebデザイナーの中には、ホームページやLPなどをテンプレートのみでしか作成できないという人も中にはいます。「機能性のあるデザインを使ったサイトを作成したい」という場合には、そうしたスキルや実績を持つフリーランスでなければ難しいでしょう。
依頼する前に実績を見て、何ができるかを把握しておくことでミスマッチを防ぐことができます。
2. 納期に余裕を持つ
先述したようにフリーランスは基本的に一人で制作しているため、納期遅延や廃業のリスクを抱えています。納期には余裕を持って依頼しておくことで、何かあったときにも代案が立てやすくなります。
3. 依頼したい内容と目的を明確にする
依頼したい内容を明確にしておくことで、フリーランスの選定がしやすくなります。また、目的を明確にしておくとそのために必要なこともより明確化するので、制作スピードはより速くなるでしょう。
▼下記の資料では、採用活動で必要となるペルソナの作成方法をフォーマット付きで解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
優秀なWebデザイナーに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
本記事では、Webデザインに強い企業をテーマ別に紹介してきました。また、企業に外注する際の手順や企業に依頼するメリット・デメリットをお伝えするとともに、企業に依頼する以外にフリーランスという選択肢についても解説しています。
Webデザインを外注する際には、あらかじめその目的や依頼内容を明確にし、そのうえで目的や依頼内容を実現してくれそうな企業や個人を選定することが重要です。昨今は、フリーランスのWebデザイナーも増えてきたことで、フリーランスに依頼するという選択肢も十分可能になってきました。
デザイン、技術、UI/UXなどそれぞれに強みを持つWebデザイナーも多くいるので、目的や依頼内容に合わせてフリーランスを選ぶことができます。ただし、フリーランスWebデザイナーとひとえに言ってもそのスキルや実績にはバラツキがあり、優秀なWebデザイナーを見つけることはそう簡単ではありません。
しかし、フリーランスデザイナー特化型のエージェントサービス「クロスデザイナー」なら、審査通過率5%を突破したデザイナーが在籍しているため、そのスキルや実績、技術力については一定のクオリティを持っています。
初めてのフリーランスへの依頼でも、エージェントが業務委託方法や連絡方法、契約などをサポートするため、安心して依頼できます。また採用難易度の高いWebデザイナーに依頼できるため、他者と差別化したデザインに期待できるでしょう。
エージェントに相談いただければ、最短3営業日でのアサインも可能です。また、週2〜3日の柔軟な依頼も可能なので、自社の作業量に応じて効率的に外注することができます。
また、業務委託契約のサポートだけでなく、双方合意があれば正社員への転換も可能です。
こちらより、サービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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