UIUXデザインを依頼したいと思うものの、「でもどこの会社に依頼したらいいの?」「どうやって選んだらいいの?」と迷う方も多いでしょう。
本記事では、UIUXを依頼できる会社をピックアップし、特徴や得意分野を紹介します。また選定基準や、外注と採用と迷った時の判断基準も併せて紹介します。ぜひ選定の参考にしてください。
UIUXに強い会社10選
実績のあるUIデザイン会社・UXデザイン会社を10社紹介します。
得意分野や特徴も記載しますので、会社選びの参考にしてください。
- 株式会社ニジボックス
- 株式会社グッドパッチ
- えそら合同会社
- フェンリル株式会社
- 株式会社ARCHECO
- 株式会社アジケ
- 株式会社THE GUILD
- 株式会社セブンデックス
- 株式会社アイスリーデザイン
- 株式会社クーシー
1. 株式会社ニジボックス
- UI/UXデザイン、開発・運用など戦略からデザインまで一気通貫で支援
- 企業らしさを追求したデザインで課題を解決
- デザイナー同士でレビューをし、ユーザー目線のデザインを実装
株式会社ニジボックスは、デザイン思考に基づいたデザインプロセスから、開発・運用・改善まですべてのフェーズをワンストップで支援するデザイン会社です。各フェーズに専門スタッフがおり、人間中心設計に則った、UXリサーチ結果に基づいた使いやすいインターフェースの実現が得意です。
リクルートの事業開発機関から独立分社化し、リクルートのノウハウを活かしたデザインプロセスが魅力です。
株式会社千葉銀行のアプリでは、利用者満足度77.8%を実現。株式会社エアークローゼット「airCloset」(月額制ファッションレンタルサービス)では、有料会員登録フォームをUI/UX観点から改修することで、有料会員登録率が推定119%に向上。そのほか、株式会社リクルートのサービスを中心に実績が多数あり、安心して依頼することができます。
2. 株式会社グッドパッチ
- デザインから開発・実装まで社内で実装可能
- ユーザーの心を掴む体験、課題解決が得意
- ビジネス課題を解決するサービスやカルチャーを作り上げる提案が強み
株式会社グッドパッチは「デザインの力を証明する」をミッションに、UI/UXデザイン支援やプロダクト開発を行っています。ユーザー体験、課題解決、サービス価値の言語化、構造化を得意としています。戦略策定からプロダクトの開発・グロースまで切れ目なく、一気通貫で請け負うことが可能で、ユーザーニーズと企業の価値観に一貫性を持たせて、デザインに落とし込んでいきます。
出前館のアプリでは、機能性・実用性を向上させるUIデザインを作るために全機能の洗い出しを実施。ユーザーリサーチを徹底し、これまではなかったジャンル別検索やキーワード検索といった新しい検索機能も追加しました。「いつでも、みんなの出前館」というコアバリューを表現するためのコンセプトを言語化し、サービスのブランド力を高めるデザインを作り上げました。
3. えそら合同会社
- ユーザーの共感を重視した「求められるサービス作り」が得意
- 新規事業の0→1のアイデア発想&検証からリリースまで一貫サポート
- 150以上の超える事業でUXデザインを支援
えそら合同会社は東京都渋谷区に本社を置くUXデザインコンサルティング会社です。ユーザーの共感に重きを置き、リサーチをベースにしたアイデア開発や、IoTやAIなど最先端技術を軸に事業を展開しています。
2009年の創業以来、150を超える事業で新しい体験をデザインしています。対象が不明瞭な状態での新規事業のアイデア立ち上げや、既存事業のグロース・デザイン改善など幅広いサポートが可能です。
また、プロダクトUXデザインを強みとしているのも特徴です。コクヨ株式会社では子どもの家庭学習を支援する IoT 文具&サービスの企画を展開し、家庭学習がうまくいかずに悩んでいる親子を幸せにする事業アイデアを発案しました。
4. フェンリル株式会社
- ユーザー目線での課題解決、経験値に基づいたUI/UX設計が強み
- 独自の調査・分析ノウハウで、顕在的な課題や潜在ニーズの把握が得意
- Nintendo Switch Onlineアプリ、Pontaアプリなど400社、600アプリ以上の制作実績あり
フェンリル株式会社は人間中心設計の専門知識と独自の調査・分析ノウハウに基づき、顕在的な課題や潜在ニーズの把握をしたUXデザインを行っています。
UIデザインでは、ユーザーインタビューなどで潜在的なニーズや課題を把握し、アプリやサイトの新規開発やリニューアルをサポートし、長く使われる心地よい設計を作り上げています。ユーザー評価は丁寧に行っており、ユーザビリティ分析やユーザビリティテストの提案もしてくれます。
任天堂と共同開発したNintendo Switch Onlineアプリでは、スマートフォンや PC 向けのアプリと全く異なるNintendo Switchの横長のUIデザインにチャレンジ。専属チームを構成し、開発に携わるなど、400社、600アプリ以上の制作実績があり、安定のクオリティと信頼感が魅力です。
5. 株式会社ARCHECO
- プロダクトデザインのUX設計が強み
- 潜在ニーズの特定からコンセプトを設計するなど上流の戦略部分が得意
- スピード感のある検証が可能
株式会社ARCHECOは、潜在的な価値や欲求をUXデザインのアプローチで分析したデザインコンサルティングをしている会社です。事業の企画・戦略・設計を行うほか、開発したアプリやサービスの社内外へのプロモーションまで一貫しておこなっています。「ビジネスの成果にコミットするUX/UI」をフィロソフィーとし、ビジネス・サービス・デザイン・エンジニアリング・マーケティング・アナリティクスをつなげ、調和させることを目指しています。
クライアントのニーズによって最適なサービスプログラムを提供しているのも特徴で、アプリやUI/UXデザインにおいて、「美しさ、使いやすさ」を両立することに強いこだわりを持っています。必要最低限のプロトタイプ実装が可能で、スピード感のある検証を行います。
6. 株式会社アジケ
- ユーザーの感情や生活に寄り添うデザインが得意
- UI/UXデザインのアプローチを取り入れた包括的な課題解決が可能
- オーダーメイドで対応可能
株式会社ajike社名の通り「味気ある世の中」をミッションに、ユーザーの感情や生活に寄り添うUI/UXをデザインしている会社です。デザインによる社会や企業、人が抱える課題の本質的な解決を目指し、仕組みの創出をしています。
日本最大級の葬儀相談・依頼サイトである「いい葬儀」では、ユーザーの行動を分析し、葬儀社を決めるまでに必要な情報を的確に提供し、家族にとっていちばんいい葬儀社が見つけられるように開発。徹底的にユーザー目線に立ったUI改善を実施していることも大きな特長です。
また、アプリやWebサイトだけでなく、オンライン・オフラインを横断するシームレスな体験のデザイン、既存事業の改善までオーダーメイドで幅広く対応しています。
7. 株式会社THE GUILD
- 異なる専門性を持ったプロフェッショナルメンバーが集結
- 開発だけでなく、ブランディングや組織改革など幅広い業務を提供
- Google Playにてベストアプリを受賞するなど、評価の高いデザインが魅力
株式会社THE GUILDは異なる専門性と高い自律性を持ったメンバーが所属するギルド型の制作会社です。デザイナーやエンジニア、データアナリストといった異なる専門性を持ったプロフェッショナルメンバーが、プロジェクトの内容に応じてアサインされるスタイルです。UXデザインをはじめとして、ブランディング、グロース支援、ソフトウェア開発など多岐にわたる業務を提供しています。
2014年、関わった3つのアプリがGoogle Playにてベストアプリを受賞するなど、評価の高いデザインが魅力です。
8. 株式会社セブンデックス
- ユーザー視点の体験設定から事業成長の改善設計まで包括して提案
- UI/UX全般を通じて相談可能
- 競合調査やユーザー調査による潜在ニーズの策定が強み
株式会社セブンデックスは、顧客体験からコミュニケーションまで一気通貫でデザインし、企業価値の向上と事業成長を支援しています。
ビジネスを成長させるための基盤の定義、「長く愛されるものを作る」ことからビジネス視点までを含めた最適なブランドデザイン、最適なポジショニングを定め価値提供を定義・実行など、ブランドを支え育てるための長期的な支援が可能です。
さらに課題解決のために、操作性の向上からマネタイズ体験の設計が可能です。UI・UXデザイン全般を通じて相談可能なのが強みです。
9. 株式会社アイスリーデザイン
- サービス初期段階におけるユーザー課題の明確化が得意
- サービスコンセプトから一貫した顧客体験を創出
- ユーザー中心設計プロセスとソフトウェア設計の専門的な知識を掛け合わせた豊富な知識でサポート
株式会社アイスリーデザインは、東京都渋谷区に本社を置く会社です。調査・分析から設計・評価、実装・運用フェーズまで一貫してサービスを行います。テクノロジーを駆使し、ディテールにこだわったUI/UXデザインが特徴的で、Webサービスやアプリ開発も手がけています。
ユーザー課題の明確化・抽出も強みです。人間中心設計プロセスの専門的な知識を所有し、ニーズに合った戦略が提案可能です。課題を見極め、プロダクトの段階に適した戦略と改善プロセスを提案するUXデザインサービスも実施しています。
10. 株式会社クーシー
- Webに関わる全工程をワンストップで提供
- ターゲットに刺さるデザインのトータルプロデュースが得意
- じゃらんやラクスルなどの立ち上げ時に携わってきた実績多数
株式会社クーシーは1999年に設立されたWebデザイン会社です。デザインの「設計思考」と「考える力」を軸に、企画、要件定義、情報設計、UI/UX設計、デザイン、開発、運用、保守、Webに関わる全工程をワンストップで提供が可能です。じゃらんやラクスルなど、多くのWebサービスの立ち上げ時のプランニングに携わってきた豊富なノウハウを活かしたプランニングの提案が魅力です。
UI/UXを考慮したWeb制作やアプリの実績が多数あり、freee、日本郵便、NTTドコモが提供するサービスも担当しています。ユーザー目線を重視したデザインの制作を得意としています。
UIUXデザインを依頼できる会社を選ぶ3つのポイント
自社に合う制作会社を選ぶ3つのポイントについてご紹介していきます。
- 実績
- 得意分野や対応領域
- 担当者
1. 実績
UI/UXデザイン会社は、会社によりさまざまな実績があります。得意分野も違うため、自社が依頼したい分野の実績があるかどうか確認しましょう。また、Webサイトやアプリは非公開の実績が多いため、すべての案件がサイトに実績として掲載されているわけではありません。問い合わせをして、実績を尋ねることもおすすめです。
2. 得意分野や対応領域
会社によって得意分野や対応領域は異なります。たとえば、デザインに強い会社、企画からリリースまでワンストップで依頼できる会社、企画力が強みの会社などです。
制作を依頼したいサイトに応じて、それぞれの会社の得意分野と対応領域を確認してから選びましょう。知名度があるからなどの理由で選んでしまうと、期待する成果物が得られないおそれもあります。できる範囲でデザイン会社の特徴を把握し、自社に合うデザイン会社かどうかを見極めましょう。
3. 担当者
UI/UXデザインは中長期のプロジェクトになりやすいため、担当者との相性は非常に重要です。返信がいつも遅い、認識違いがよく起こるなどの場合は、やりとりがストレスになり、円滑なプロジェクト進行に支障をきたすおそれがあります。
コミュニケーションに問題はないか、意図をしっかり汲んでくれるか、熱意を持って接してくれるかなど、担当車をしっかり見た上で判断することもおすすめです。
なお、はじめて外注する際の流れを以下の資料で解説しています。依頼の際の注意点についても解説しており、無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
依頼すべきか採用すべきか、3つの判断軸
デザインを依頼すべきか、それとも採用して社内で内製すべきかについて、迷うこともあるでしょう。
最終判断は社内の状況によりますが、ここでは判断軸となる3つを紹介します。
- コスト
- 納期
- 案件数
1. コスト
依頼回数が少ない場合は外注、継続して依頼をする場合はデザイナーを採用しての内製化がおすすめです。外注と内製について、それぞれ以下のようなコストが発生します。
外注 | 内製 |
---|---|
・各案件ごとの報酬 | ・継続的な人件費 ・給与 ・初期の設備投資費 ・高性能なパソコン |
一般的に継続的に案件がある場合、内製したほうが最終的にはコストが削減できます。また、社内にノウハウや知見がたまることで、制作の効率化も期待できるため人件費が抑えられることもあります
しかし、定期的な案件がない、社内でデザイナーを雇う予定がない、もしくは育成する予定がない場合は外注のほうがコスト削減になるでしょう。
外注と内製については以下の資料で詳しく解説しています。メリット・デメリットを比較して説明し、無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
2. 納期
納期が短いプロジェクトでは、社内のためコミュニケーションがスムーズとなり、内製の方が業務のスケジュール調整がしやすく、対応できる可能性が高くなります。
外注の場合、納期が短いとスケジュールが合わなかったり、特急料金がかかったりしてコストが高くなることもありえます。
逆に納期に余裕があり、高いクオリティが必要な制作物の場合、無理に社内のリソースを割く必要はありません。外注に任せて、社内人材はコア業務に集中した方が効率的です。
3. 案件数
依頼したい案件の数が複数ある場合は、内製の方が最終的にはコストも抑えられます。しかし、継続案件がない場合は外注のほうが良いでしょう。
フリーランスに依頼する選択肢も
制作会社以外にもフリーランスに依頼をする手段もあります。ここではフリーランスへの依頼がおすすめの理由を3つ紹介します。
- コストが抑えられる
- 納期に対して柔軟
- クオリティが高い
1. コストが抑えられる
フリーランスに外注する場合は、一般的に個人との契約になるため制作会社に比べて費用を抑えることができます。たとえばUI/UXデザインを制作会社に依頼する場合は、ページの種類や設計にもよりますが、150〜600万円ほど費用が発生することが多いです。
一方でフリーランスデザイナーに依頼する場合は、こちらも案件によりますが、60万円が平均となっています。
関連記事:フリーランスデザイナーの時給相場はいくら? デザイナーの種類別に解説
2. 納期に対して柔軟
個人で仕事を行うため、情報伝達がスムーズとなり、制作会社よりもスピード感を持って作業を進めることができ、早く納品してもらえることもあります。
制作会社は一つの案件に複数人が関わるためクオリティが高いものが仕上がりますが、その分時間がかかってしまう傾向にあります。また、複数の案件を同時にこなすことも多く、規模の小さな案件は後回しになるおそれもありますが、フリーランスはその心配がありません。
就業時間も固定されていないため、どうしても緊急の場合には休日などでも対応をしてもらえる場合もあります。
3. クオリティが高い
フリーランスは独立する前に大手制作会社やデザイン事務所で実績や経験を積んでいることが多いため、クオリティの高い制作物を期待することができます。
実際にフリーランスデザイナーを紹介する「クロスデザイナー」の場合は、デザイン会社に10年以上在籍していた方やアートディレクターとして活躍していた方も数多く在籍しています。
さらに制作会社の制作実績は誰が担当していたかわからないこともありますが、フリーランスデザイナーの場合は個人のポートフォリオを持っているため、期待するデザインに関して認識のズレも起こりにくいのが特徴です。
UI/UXデザインをフリーランスに依頼したいのなら、クロスデザイナーがおすすめ
UI/UXデザインを依頼できる会社について、採用と比較を交えながらお伝えしてきました。
制作会社に依頼するのも手ですが、急ぎの場合や予算が大きく取れない場合はフリーランスも視野に入れることをおすすめします。その場合は経験豊富な人材が揃っているクロスデザイナーにぜひご相談ください。
クロスデザイナーは、国内最大規模のデザイナー登録者から、厳正したデザイナーを最適なタイミングでご提案するフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。現在、7,000人以上のデザイナーが在籍しています。
登録しているデザイナーとの合意があれば正社員採用も可能です。また、スカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力デザイナーの採用機会を最大限サポートしています。
以下では、クロスデザイナーのサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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