フリーランスUIデザイナーの採用で押さえておきたい単価の相場やスキルを解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

フリーランスUIデザイナーの採用で押さえておきたい単価の相場やスキルを解説

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UIデザイナーはフリーランスに適性を備えた人材が豊富です。デザインスキルだけではなく、マーケティングやフロントエンドなど、幅広いスキルが求められます。

そのため、採用市場で求める人材を探しても、なかなか見つからないケースも少なくありません。

この記事では、フリーランスのUIデザイナーの採用で押さえておきたい単価の相場やスキルについて解説します。効果的な採用方法も紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

UIデザイナーはフリーランスが多い?

UIデザイナーとは、Webサイトやアプリなどのページをユーザーがわかりやすく、使いやすいように設計・デザインする仕事です。デザインスキルだけではなく、マーケティングやコーディングなど幅広いスキルが求められます。

比較的新しい職種のため、職種で絞って募集をかけても該当者が少なく、応募が集まらないことも少なくありません。

ただし、Webデザイナーなら実務を通して、UIデザインに関わっている人もいます。そのため「Webデザイナー」で募集を集めている企業もあります。しかし、デザイナーはキャリアを積んだらフリーランスとして独立する人が多い職種です。

募集職種を「Webデザイナー」へ変えたところで、スムーズに採用するのは難しいでしょう。採用ターゲットをフリーランスUIデザイナーに定めて、採用方法を検討することが大切です。

関連記事:UIデザイナーに必要なスキルとは?UXデザイナーとの違いも紹介

フリーランスのUIデザイナーの採用方法

フリーランスのUIデザイナーを採用する方法は「エージェントサービス」「人材派遣会社」「クラウドソーシング」の3つの方法があります。それぞれの特徴について解説します。

エージェントサービス

エージェントサービスは、仕事を探す人と人材を求める企業を仲介するサービスです。

サービスによっては求人機能があり、公開募集ができます。UIデザイナーの募集は東京都を中心とした企業が多い傾向があります。エージェントと求人機能の2つの方法を使えるため、求める人材を採用しやすくなる点がメリットです。

また、フリーランスへ仕事を依頼するのに必要な業務委託契約に関することも、エージェントがサポートしてくれます。専門知識がなくても、即戦力のUIデザイナーを確保することが可能です。

関連記事:企業が業務委託にエージェントを活用するメリットと選び方のコツを解説

人材派遣会社

人材派遣会社に登録するUIデザイナーを企業へ派遣してもらい、業務を遂行してもらう方法です。派遣社員の雇用主は人材派遣会社となるため、企業に指揮命令権はありません。

そのため、企業は人材派遣会社と派遣契約を結ぶときに、人材に求めるスキルや経歴、給与などの条件をすり合わせます。

基本的に有期雇用契約となるため、契約が終わればUIデザイナーとの業務は終了です。無期雇用へ切り替えたい場合は直接雇用契約を結びます。

関連記事:【企業向け】派遣と業務委託の違いは? 契約時のメリット・デメリットをそれぞれ解説

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、登録フリーランスや副業人材に企業が業務の一部を委託するためのプラットフォームです。公開募集と直接交渉など、案件やプロジェクトにあわせて依頼できます。

UIデザインやUI/UX設計のカテゴリがあり、該当するフリーランスデザイナーを絞って検索が可能です。気になるフリーランスがいれば直接メッセージを送り、交渉を進めます。

クラウドソーシングも業務委託契約を結びますが、請負契約となります。契約形態の違いを把握しておくことが大切です。

関連記事:クラウドソーシングとは? 依頼できる業務と費用相場、メリット・デメリットや活用方法を解説

以下の資料では、フリーランスUIデザイナーへ仕事を依頼するにあたって、よく比較される3つの採用形態について解説しています。無料でダウンロードが可能です。


【お役立ち資料】業務委託・派遣・クラウドソーシング比較表

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フリーランスUIデザイナーの年収・案件単価の相場

フリーランスUIデザイナーへ依頼を検討したときに、気になるのが単価の相場ではないでしょうか。適切な報酬額を設定するために、フリーランスUIデザイナーの年収・案件単価の相場について解説します。

平均年収はやや高め

日本人の平均年収が461万円のため、UIデザイナーの年収はやや高めですが、幅があることがわかります。正社員を含むデザイナーの平均年収は300万~400万円といわれています。

フリーランスデザイナーが登録するエージェントサービスによると、UI・UXデザイナーの想定年収は819.9万円という調査結果もあります(2024年5月時点)。

デザイナーは、スキルや経歴により報酬が高くなるため、ベテランデザイナーが平均年収を上げているのでしょう。求人媒体でも、即戦力となるシニアの条件を付けると、年収700万円前後が相場になります。

リモートワークも作業環境はUIデザイナーに依存する形となるため、比較的想定年収が高めです。スキルや経歴、条件で年収差がでることを理解しておくことが大切です。

関連記事:デザイナーの年収事情とは?年齢・性別・雇用形態・企業規模別に紹介

(参考:求人ボックス
(参考:厚生労働省 jobtag|UI/UXデザイナー

案件単価は幅がある

フリーランスUIデザイナーをエージェントサービスを利用して確保する場合、月額単価の相場は60万~70万円。中央値は65万円、最高単価は170万円です。

月額単価の中央値から単純に年収を算出すると、年収780万円以上となります。ただし単価はエージェントサービスやクラウドソーシングでも異なります。

さらに、同額の報酬が年間でかかるわけではないため、フリーランスのUIデザイナーでも報酬には幅があるでしょう。

採用コストは報酬以外にもさまざまなコストがかかります。以下の資料では、採用手法別の採用コストについて解説しています。予算のなかで求める人材を採用したい方は、ぜひお役立てください。


【お役立ち資料】採用コスト見直しガイド

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高単価のフリーランスUIデザイナーの特徴

フリーランスのUIデザイナーはスキルに個人差があります。高単価となるフリーランスUIデザイナーの特徴を知ることで、案件に応じたUIデザイナーを探すことが可能です。

コンサルティングスキルがある

コンサルティングスキルとは、いわゆるコミュニケーション能力や論理的思考力、質問スキルなどがあげられます。

つまり、デザイン制作にあたって、クライアントとのヒアリングから参画できるUIデザイナーは、単価も高くなりやすいというわけです。

クライアントの要望を聞き、要素を分析・整理をして方向性を定めて制作を進めることができます。本質を見抜く洞察力も長けており、多角的な視点で思考することが可能です。ビジネス戦略においても、頼りにできる存在となります。

関連記事:デザインコンサルティングとは?その内容と依頼先を紹介
関連記事:デザイン思考とは?概要から活用方法をわかりやすく解説|導入するメリットやフレームワークも紹介

フロントエンドエンジニアスキル

フロントエンドエンジニアとは、Webデザインを実装する役割をもつ職種です。社内で分業化が進んでいる場合、Webデザイナーがデザインを制作し、エンジニアにコーディングを担うケースも少なくありません。

フロントエンドエンジニアスキルをもつUI/UXデザイナーなら、2つのスキルを1人で担えるため、高単価になる傾向があります。

社内にエンジニアがいて分業体制が整っていても、実装を見据えたデザインを制作できるUIデザイナーを確保できれば、スムーズに作業を進めることが可能です。

関連記事:【企業向け】Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの違い3選
関連記事:Webデザイナーはコーディングもできる?依頼できる具体的な業務内容を解説

ブランドマネジメントスキル

ブランドマネジメントとは、企業やプロダクトのイメージを長期的に維持していくための戦略です。ブランド価値を最大化して、市場での立ち位置を強化するための計画を立案します。

ブランドマネジメントスキルをもつUIデザイナーは、企業のアイデンティティを反映させた統一感のあるデザインを制作することが可能です。

経営戦略を長期的に支える戦略的なデザインの提案や改善ができることから、高単価となる傾向があります。

関連記事:ブランディングデザインとは?目的と重要性、構成要素、メリット、成功事例6選を徹底解説

特定のスキルをもつ人材を明確なポジションに採用することを「ジョブ型雇用」と呼びます。以下の資料ではジョブ型雇用の導入方法をステップ形式で紹介しています。ダウンロードは無料です。


【お役立ち資料】はじめての人のための「ジョブ型」導入ガイド

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フリーランスUIデザイナーの経験・経歴

UIデザイナーは、フリーランスになるまでに何かしら経験を積んでいるものです。経験や経歴により身につけているスキルも変わってきます。ここでは、フリーランスUIデザイナーの経験・経歴より、想定されるスキルについて解説します。

制作会社・デザイン事務所

制作会社やデザイン事務所は、クライアントの依頼を受けて制作をするのが一般的です。さまざまなジャンルのデザイン制作やプロジェクトに参画できるため、多くの実務経験を積んでいる人が多いです。

プロジェクトリーダーなど、チームを率いるポジションを経験している人も少なくありません。

インハウスデザイナー

企業で開発しているプロダクトのデザイン制作に携わり、経験を積んでいる人が多いです。ただし、企業で扱うプロダクトによって経験値が変わります。そのため、選考時にはポートフォリオなどでこれまでの成果やスキルを確認してください。

求人媒体などでフリーランスUIデザイナーへアピールするときは、ひとつのプロダクトにこだわりをもって取り組めることをアピールするとよいでしょう。

独学・スクールを卒業後に独立

デザイナーになるために資格は不要なため、独学でデザインスキルを身につけている人も少なくありません。

近年はオンラインスクールで学ぶ人も増えています。オンラインスクールでは、デザインの基本スキルを習得できるため、ビジュアルデザインの制作なら実務レベルでの制作を期待できるでしょう。

自社に育成体制があるなら、未経験者枠を広げて募集することでUIデザイナーのポテンシャル人材を確保できます。

以下の資料は、フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』に登録されているデザイナーのリストです。どのようなデザイナーが登録されているのか知りたい方は、ぜひご覧ください。ダウンロードは無料です。


【お役立ち資料】法人・クライアント向けデザイナーリスト

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フリーランスUIデザイナーのスキルの評価方法

フリーランスUIデザイナーの実務スキルを確認するには、ポートフォリオやスキル・資格、面接での質問の3つの方法があります。それぞれ簡単に解説します。

1. ポートフォリオ

ポートフォリオからは、以下のスキルをチェックできます。

  • デザインのクオリティ
  • UI/UXデザインスキル
  • 提案力

単なる作品集ではなく、見る人のニーズにあわせて作成されているかを評価しましょう。デザインの意図や考えが言語化されているかもポイントです。

実務経験がないデザイナーであっても、ポイントを押さえることで適正に評価することが可能です。

関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説
関連記事:ポートフォリオの意味や役割、評価ポイントをわかりやすく解説

2. 資格・検定

デザイナーが保有する資格や検定から、保有するスキルを評価できます。UIデザイナーの場合、以下の資格・検定が評価の目安となります。

  • ウェブデザイン技能検定
  • Webクリエイター能力認定試験
  • ウェブ解析士

どれも民間資格ですが、UIデザイナーに必要な基礎スキルの習得が可能です。資格・検定によってランクが設定されているので確認しておきましょう。

関連記事:UIデザイナーとは?仕事内容やスキルについても解説
関連記事:UIUXデザイナーにおすすめの資格6選

3. 面接での質問例

ポートフォリオや履歴書など応募書類からは判断が難しいスキルを面接で確認します。

求める回答を得るには、質問が大切です。

  • これまでのプロジェクトでもっとも困難だったことと解決法を教えてください
  • ユーザビリティテストの結果をどのようにUIデザインに反映させましたか

こうした質問から、問題解決能力やコミュニケーションスキル、プロジェクト管理能力などを判断できます。

関連記事:デザイナーと面接する際のポイントは?人材紹介利用のメリットも紹介

フリーランスUIデザイナーの採用にエージェントを活用する3つのメリット

フリーランスUIデザイナーを採用するには、企業側もスキルを判断するための採用体制を整えなければいけません。リソースが不足しているなら、エージェントサービスの活用も検討しましょう。

ここでは、フリーランスのUIデザイナーの採用にエージェントを活用する3つのメリットについて解説します。

1. 案件レベルに合ったデザイナーを紹介してもらえる

エージェントサービスは、デザイナーが登録するときにスキルチェックを実施しているため、企業からの要望と案件のレベルにあわせたデザイナーを紹介してくれます。

案件やプロジェクトに適したデザイナーを選定できない場合、専門家からの提案は大きなメリットといえるでしょう。

エージェントに迅速な提案を求める場合、求めるスキルや経歴をまとめたジョブディスクリプションを作成しておくと便利です。以下より、作成方法をまとめた資料をダウンロードいただけます。ぜひお役立てください。


【お役立ち資料】ジョブディスクリプション作成ガイド

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2. 専門スキルを効果的に活用できる

エージェントサービスを利用した場合、契約形態は業務委託契約です。案件やプロジェクトベースで依頼できるため、専門スキルを必要なときに活用できるメリットがあります。

UIデザイナーはWebデザイナーよりも単価が高めのため、必要なときに柔軟に活用することでコストを抑えることが可能です。雇用よりも費用対効果を得ることができます。

エージェントサービスでは準委任契約が一般的です。以下の資料で準委任契約の特徴や活用のポイントをまとめました。無料でダウンロードいただけます。


【お役立ち資料】準委任契約の特徴と有効活用のポイント

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3. 双方の合意のもと正社員として採用できる

ずっと依頼を継続したいUIデザイナーがいて、UIデザイナーも正社員への転換を検討している場合、エージェントサービスが正社員への切り替えをサポートしてくれます。

デザイナーの採用難易度は高いため、信頼できるUIデザイナーが見つかれば継続依頼を検討したくなるものです。業務委託契約期間を試用期間として活用し、実践スキルをチェックするケースもあります。

優秀なフリーランスのUIデザイナーをお探しならクロスデザイナーにおまかせ!

フリーランスのUIデザイナーの採用は難易度が高く、企業側にもスキルを評価するための専門知識が求められます。スキルや資格をもつUIデザイナーは高単価になりやすいため、即戦力を求めるなら予算を確保しておきましょう。

案件にあわせて効率的な採用を考えているなら、エージェントサービスの利用がおすすめです。

クロスデザイナー』はフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。グラフィックデザインやWebデザイン、UI/UXデザインなど、様々なデザイナーのニーズに対応することが可能です。

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  • クロスデザイナーの特徴
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吉永 ゆくら
記事を書いた人
吉永 ゆくら

デザイン系の専門学校でグラフィックデザインを学ぶ。デザイン事務所に就職後、縫製業と企業の専属ライターを経てフリーランスに。デザイン・縫製・Webとものづくりの楽しさとやりがいを仕事を通して感じています。現在はオウンドメディアのコンテンツ制作を中心に活動中。