サービスデザインに強みを持つ制作会社9選!失敗しない選び方のポイントも解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

サービスデザインに強みを持つ制作会社9選!失敗しない選び方のポイントも解説

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サービスデザインの設計を制作会社に依頼する際、以下のような悩みを抱えていませんか?

「サービスデザインの設計に強みを持つ会社が多すぎて選びきれない」
「そもそも制作会社の選定基準が明確でなく、どんな基準で選べばいいかわからない」

依頼する制作会社を選ぶ際はその得意領域や自社の目標を把握することが重要です。

本記事では、サービスデザインの設計に強みを持つ9社とそれを選ぶ際に押さえるべきポイントを3つ紹介します。

サービスデザインとは

サービスデザインとは商品やサービスの新たな価値を顧客視点で創造し、継続して提供できる仕組みを構築することです。

顧客のニーズや期待の理解・組織が提供できる価値の最大化が目的となるため、使い手の目線だけでなく、顧客体験とそれを運営する従業員や企業などサービス全体での設計が求められます。

そのため、顧客体験だけでなく、運用体制の構築やブランディングなど課題に対して様々な角度からアプローチをすることが重要と言えるでしょう。

より詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:サービスデザインとは?目的や重要性、手法と事例も解説

制作会社を選定する際のポイント3選

制作会社を選定する際のポイントは以下の3つです。

  • デザイン制作の目的を明確にする
  • 制作会社の得意領域を把握する
  • 制作会社の実績を確認する

デザイン制作の目的を明確にする

まず最初に、デザイン制作の目的を明確にしましょう。

その際、現状の課題やリソースを考慮することで、制作会社以外の選択肢や必要な支援内容を絞り込むことができます。

デザイン制作におけるプロセス

制作会社以外の選択肢

リサーチ

・UXリサーチ専門会社
・マーケティングリサーチ会社

プロトタイピング

・プロトタイピング専門会社
・システム開発会社

実装

・システム開発会社
・Sler企業

具体的には、行動調査などのリサーチだけ支援が必要な場合は制作会社だけでなく、マーケティングリサーチの会社なども候補に入ってきます。

また、制作フローや体制が公開されている会社もあるので、それを目安に目的に合致しているか判断するのもおすすめです。

デザイン制作の目的が食い違うと最終的な成果物にも影響が出るため、自社の課題やリソースを考慮して決めましょう。

制作会社の得意領域を把握する

次に、制作会社の得意領域を把握しましょう。

制作会社には大きく分けて以下の3種類があります。

  • 上流工程から下流工程までワンストップで対応できる会社
  • システム開発など特定の業務領域に強みを持った会社
  • 金融業界など特定の業界に特化した会社

さらに、デザイン制作後のサポート体制や内製化支援など運用改善の面でも細かな違いがあります。そのため、自社の課題やデザイン制作の目的を軸にその分野の支援に強みを持った会社を選ぶことがおすすめです。

制作会社の得意領域を把握することで、後から追加の費用を払って別の会社に依頼する事態を防げます。事前にサービスの内容や体制を見て必要な支援が受けられるか確認してみましょう。

制作会社の実績を確認する

最後に以下の2つの観点から、制作会社の実績を確認しましょう。

  • 同じ業界・業種の事例があるか
  • 似たような課題を抱えた企業の実績があるか

特に、サービス設計に関する規制が厳しい金融業界などは、ルールに関して知見のある業界に特化した会社がおすすめです。

打ち合わせの際には、同じ業界や課題で過去に作成したサイトについても聞くことができます。費用や納期のイメージについて自社のイメージとずれがないか確認しましょう。

サービスデザインに強い会社9社

ここからは、実績のあるサービスデザインの制作会社を紹介していきます。

特徴や実績も紹介していくので、ぜひ会社選びの参考にしてください。

株式会社GIG

出典:株式会社GIG

株式会社GIGでは、サービスデザインの戦略策定から運用改善まで一気通貫で支援しています。

サービスデザインの完成後も問題なく運用に移れるように、サイト運用のマニュアル作成や導入支援を行います。また業務委託に特化した人材サービスも展開しているため、人的リソース面での相談も可能です。

さらに、運用後にプロモーションに課題がある場合はSEO対策や広告運用、サービスの使いやすさに課題があればUI改善など最適な施策を提案・実行。

サービス設計だけでなく、運用支援や運用後の改善にも手厚い会社を探している場合におすすめといえるでしょう。

会社名

株式会社GIG

実績

・日本航空株式会社

・サッポロホールディングス

費用

要相談

住所

〒103-0007

東京都中央区日本橋浜町1-11-8 ザ・パークレックス日本橋浜町 4階

URL

https://giginc.co.jp/

株式会社コンセント

出典:株式会社コンセント

株式会社コンセントは経営支援からプロモーション支援まで包括的に支援できる制作会社です。

新規事業の立案から、その運用改善までワンストップで対応可能。過去にはパナソニック株式会社や花王株式会社のプロダクトを開発し、KPIの設定や運用体制の構築も伴走支援しています。

さらに、デザイン思考を取り入れた人材研修やOJTを通じた組織づくりの分野でも多くの実績があります。

そのため、新規事業の立案から運用改善まで支援してほしい場合や人材育成に力を入れたい企業におすすめです。

会社名

株式会社コンセント

実績

第一生命保険株式会社、ぴあ株式会社

費用

要相談

住所

〒150-0022 

東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 プレファス恵比寿南

URL

https://www.concentinc.jp/

Service Design Lab

出典:Service Design Lab

「Service Design Lab」は大日本印刷株式会社のデザイン部門が運営するサービスです。

上流工程から下流工程までワンストップで支援し、過去には株式会社明治や株式会社NTTデータフロンティアの事業化支援を担当。

また、行動経済学の考え方を取り入れたデザイン手法を活用し、顧客体験の設計や開発をサポートしています。

会社名

大日本印刷株式会社

実績

東日本旅客鉄道株式会社、株式会社明治

費用

要相談

住所

〒162-0062 

東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号

URL

https://lp.dnp.co.jp/servicedesignlab/

株式会社グラグリッド

株式会社グラグリッドはサービスデザインの設計からプロトタイピングまで伴走する会社です。

グラグリッドでは複雑な情報や思考を可視化するビジュアル思考を大切にしており、以下の図のような成果物をクライアントと伴走して作成。

出典:株式会社グラグリッド

また、外部企業とのコラボレーションや別領域への展開など第三者視点で様々な提案を行っています。

事業の構想からプロトタイピングの作成まで経験豊富なサービスデザイナーと一緒に行いたい場合におすすめです。

会社名

株式会社グラグリッド

実績

パナソニック株式会社、株式会社JTB

費用

要相談

住所

〒143-0015 

東京都大田区大森西3-21-15 笑門の家

URL

https://glagrid.jp/

株式会社アジケ

株式会社アジケは以下の図のようにサービスデザインの上流工程から伴走型で支援する会社であり、金融領域を得意としています。

出典:株式会社アジケ

過去には、株式会社三井住友銀行や株式会社日本総合研究所など大手企業を多数担当。

また、Webサイトの運用から事業成長支援や組織開発支援など幅広いニーズに対応しているため、新規事業の立案だけでなく、その後の運用や改善も依頼したい企業におすすめです。

会社名

株式会社アジケ

実績

株式会社三井住友銀行、オムロン株式会社

費用

要相談

住所

〒153-0042 

東京都目黒区青葉台3-10-9 VORT青葉台 4階

URL

https://ajike.co.jp/

BIPROGY株式会社

BIPROGY株式会社ではサービスデザインの上流から下流まで「HCD-Net 人間中心設計専門家」という資格を持った担当者が伴走することが特徴です。

さらにデザインだけでなくワークショップも共同で行うことが特徴で、ペルソナや制作の意図を固めた上で納得感を持ってプロジェクトを進められます。

支援内容によって異なりますが、例えば以下の図のような2か月を目安とした設計フローが組まれます。

出典:BIPROGY株式会社

サービスデザインの有資格者を含む体制が組まれているので、安心してプロジェクトを任せられるでしょう。

会社名

BIPROGY株式会社

実績

北海道電力株式会社、ゲンナイ製薬株式会社

費用

要相談

住所

〒135-8560
東京都江東区豊洲1-1-1

URL

https://www.biprogy.com/

たかきデザインオフィス

出典:たかきデザインオフィス

「たかきデザインオフィス」はソフトウェア開発に強みを持つ富士ソフトのデザイン部門が運営しています。

システム開発の配下企業である知見を活かし、サービスデザインの上流工程からクライアントをサポートしています。

さらに、DXを推進する人材の育成や、組織文化の構築など新規事業の立案に関連する様々なサービスも提供。また、ロードマップを共有しながら設計するため、制作会社と認識の齟齬がなくプロジェクトを進められます。

サービス設計の内製化を目指している企業や組織開発にも力を入れたい企業におすすめといえるでしょう。

会社名

富士ソフト株式会社

実績

株式会社日本能率協会マネジメントセンター、関西エアポート株式会社

費用

要相談

住所

〒231-8008
神奈川県横浜市中区桜木町1-1

URL

https://www.fsi.co.jp/takaki/lp/

株式会社ハイブリッドテクノロジーズ

株式会社ハイブリッドテクノロジーズは290社以上のモバイルアプリや業務用アプリを開発した実績があり、システム開発に強みを持つ会社です。

以下の図のようにサービスデザインの設計から開発まで一気通貫で依頼できます。

出典:株式会社ハイブリッドテクノロジーズ

また、クライアントのリソースや納期に合わせて開発手法や契約形態を柔軟に選択できます。

500名のエンジニアが在籍しているので、社内で開発体制が整っていないものの、迅速にサービスを開発したい企業におすすめです。

会社名

株式会社ハイブリッドテクノロジーズ

実績

放送大学学園、株式会社otta

費用

要相談

住所

〒104-0033 東京都中央区新川2-22-1 いちご新川ビル5F

URL

https://hybrid-technologies.co.jp/

FinTech つなぐラボ

出典:株式会社エクサ「FinTech つなぐラボ」はSlerとして多数の金融系プロジェクトを担当している株式会社エクサが運営するサービスです。

決済や保険など金融領域に強みを持ったエンジニアが在籍し、過去にはクレジットカード会社や保険会社のサービス設計を担当。

また、クライアントの課題やデザイン制作の目的にあわせて、要件定義支援やUI/UX改善など様々な支援内容を提案できます。

そのため、金融領域の新規事業を立ち上げたい場合におすすめといえるでしょう。

会社名

株式会社エクサ

実績

株式会社ジャックス、株式会社東武カードビジネス

費用

要相談

住所

〒220-8560 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-5

横浜アイマークプレイス2階

URL

https://www.exa-corp.co.jp/solutions/fintechlab/index.html

【比較解説】フリーランスデザイナーに依頼する選択肢も

サービスデザインを設計する場合、制作会社ではなくフリーランスデザイナーに依頼する選択肢もあります。

以下の3つの観点から制作会社とフリーランスデザイナーを比較します。

  • 費用
  • 柔軟性
  • サポート・保守

費用

サービスデザインの設計を制作会社に依頼する際の費用は以下の表の通りです。

項目

費用

グランドデザイン/戦略策定

40万円~300万円

業務フローの設計

100万円~500万円

UI/UXリサーチ

80万円

アートディレクション

見積総額の10%~30%

グランドデザインや業務フローの設計は策定範囲によって費用が変動します。最低限のデザインだけを依頼する場合は40万円程度から依頼できますが、運用改善もオプションまで含めると最大300万円近くになる場合もあります。

また、アートディレクションは見積総額の10%から30%程度が一般的です。

一方、フリーランスデザイナーの費用は、制作物の納品で報酬が発生する請負契約もしくは掛かった作業時間で報酬が決まる準委任契約によって変動します。

契約形態

費用

請負契約

UXデザイン:20万円~100万円

準委任契約

・アートディレクター:時給9,000円前後
・デザイナー:時給3,000円〜

請負契約でUXデザインを依頼する場合は40万円が相場とされますが、スキルや案件の規模によっては100万円近くまで上がる場合もあります。

一方で準委任契約の場合、メンバークラスのデザイナーを時給3,000円程度想定すると、週3日で8時間働くと25万円程度。

サービス全体の設計は難しいかもしれませんが、中途半端に不足しているリソースがある場合、制作会社に比べて少ないコストで任せられます。

アートディレクタークラスの人材や、実際に手を動かすデザイナーが足りない際は、フリーランスデザイナーを検討してみましょう。

関連記事:デザイナー業務委託の料金相場を徹底解説!採用方法や依頼方法についても紹介
サービスデザインのコンサルティングを依頼するメリット。導入事例も紹介

柔軟性

制作会社の場合はサービスデザインの設計だけでなく、マーケティング支援など運用改善の支援も受けられます。そのため、サービス設計後の運用改善もワンストップで対応可能です。

しかし、制作会社では複数人がサービス設計に携わるため、小規模な案件には対応していない場合もあります。

フリーランスデザイナーであれば運用改善まで対応できるケースは多くありませんが、週3日や3か月間だけなど社内のリソースや予算に合わせて柔軟に依頼できます。また、直接コミュニケーションが取れるため、細かな修正や緊急の対応を依頼しやすいです。

案件の規模や関連業務を考慮して、制作会社かフリーランスデザイナーかを選択しましょう。

サポート・保守

サポート・保守面では、フリーランスより体制が整っている制作会社に分があります。

開発後の運用体制に不安を感じている場合や、社内にエンジニアなど必要なリソースが不足している場合は制作会社を検討しましょう。

制作会社の見積もりには、トラブルが起きた場合の対応についても含まれているケースがあります。

一方、フリーランスはデザインを専門とする人材に依頼することが多いため、エンジニア的な知識が必要なサポートや保守は難しいと言えるでしょう。

制作会社とフリーランスデザイナー、それぞれの活用シーン

制作会社とフリーランスの活用シーンは以下の表の通りです。

種類

活用シーン

制作会社

・大規模な案件
・サービス開発後の運用・改善も必要な場合

フリーランスデザイナー

・費用を抑えたい場合
・社内にディレクション・デザイナーが不足している場面

自社のリソースやプロジェクトの規模を考慮して選びましょう。

制作会社への依頼がおすすめなシーン

大規模な案件やサービス開発後の運用改善も依頼したい場合は制作会社がおすすめです。

制作会社はサービスデザインの設計だけでなく、マーケティングの支援なども一気通貫で支援可能。また、運用中にトラブルが発生した場合、見積りに含まれていれば対応を依頼できます。

ただし、制作会社によって数百万円以下の案件は受けないなど小規模案件を断る場合もあるので注意しましょう。

フリーランスはコストを抑えたい時におすすめ

フリーランスデザイナーは以下のようなシーンでの依頼がおすすめです。

  • デザインのディレクションを担当してくれる人がいない
  • ディレクションを担当する人はいるが、手を動かすデザイナーが足りない

メンバークラスのデザイナーの費用はスキルや経験によって異なりますが、時給3,000円で週3稼働する場合、月約25万円になります。

ただし、フリーランスデザイナーはスキルや経験に差があることも事実。闇雲に探して依頼するのではなく、慎重な選定が必要となるため、人材サービスなどの利用も検討しましょう。

サービスデザインの設計ならフリーランスデザイナーを活用しよう

今回は、サービスデザインを依頼できる9社をポイントと共に紹介しました。

各社とも得意領域や支援内容が異なるので、目的にマッチした会社を選ぶことで、事業の立ち上げや成長を伴走してくれる強力なパートナーとなってくれるでしょう。ぜひ、プロジェクトの成功を目指して、複数の観点から一番条件に合う会社を選んでください。

また、社内にサービスデザインに詳しい人材がいないとお困りの企業様、フリーランスに依頼したい企業様は、ぜひクロスデザイナーを活用ください。

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クロスデザイナー編集部
記事を書いた人
クロスデザイナー編集部

日本最大級のデザイナー専門エージェントサービス『クロスデザイナー』の編集チーム。複数の現役デザイナーや編集者で構成されている。