グラフィックデザインの制作が早い依頼先は?コストを抑える方法も紹介 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

グラフィックデザインの制作が早い依頼先は?コストを抑える方法も紹介

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グラフィックデザインの制作の一般的な納期は、1週間程度〜となっています。納期はできれば早く、なおかつクオリティが高く、修正が少なく済むようにしたいものです。

そこで本記事では、グラフィックデザインの制作納期が早くできる依頼方法や依頼先、コストを抑える方法などをご紹介します。

グラフィックデザインの一般的な納期は?種類別に紹介

グラフィックデザインの納期は、おおむね種類別に次のようになっています。

グラフィックデザインの種類

納期

チラシ

3~10日程度

ポスター

5日程度

パンフレット・カタログ

5~15日程度

名刺

4~10日程度

パッケージデザイン

4~6週間以上

※納期は企画内容によって異なることがあります。

制作会社(印刷会社なども含む)に依頼する場合とフリーランスの場合で、納期は若干異なります。制作会社の場合は社内確認を要するため、フリーランスよりも1〜2日以上かかりますが、その分一定レベル以上のクオリティを期待できます。

フリーランスのデザイナーは個人で制作するため、意思疎通が取りやすく、スピード感は早いと言えるでしょう。

両者にメリット・デメリットがありますが、スピード感のある対応を求めている場合には、デザイナーと直接やり取りできるフリーランスに依頼するほうが効率的と言えるでしょう。

チラシ・ポスター

チラシは3〜10日程度、ポスターは5日程度となっています。内容やサイズにもよりますが、制作に2〜3日程度は必要です。

パンフレット・カタログ

会社案内や商品紹介などのパンフレット・カタログは、15日程度、ページ数の少ないリーフレットタイプであれば、5日程度です。ただし、こちらも内容やページ数によって大きく左右されます。

名刺

名刺は、4~10日程度となっています。名刺はデザインする部分が少ないため、比較的納期が早いことが特徴です。

製品のパッケージデザイン

製品のパッケージデザインは、コンセプトの立案から必要となる場合が多いため、1ヶ月以上かかることを想定した方が良いでしょう。

1ヶ月以内の納期で依頼したい場合には、ある程度コンセプトが固まった段階で相談しましょう。

関連記事:グラフィックデザインの種類とは?企業が活用するメリットも解説

グラフィックデザイン制作の流れ

グラフィックデザイン制作の流れは次のようになっています。

  1. 企画書作成
  2. 依頼内容の共有(打合せ)
  3. 市場調査
  4. コンセプトメイキング
  5. ラフ案作成
  6. デザインカンプの共有
  7. 入稿・納品

企画書作成

制作の目的や方向性を企画書として一つにまとめて共有しておくと、打合せからデザインの制作・修正の際に、資料をベースに話がしやすくなります。

企画までを自社で行いデザイン制作のみを外注する形にすれば、より効率的でスムーズに進めることが可能です。企画書では、全体のコンセプトから目指すデザインや印象をまとめます。

制作スケジュールや納品時に必要なデータ情報なども合わせて入れておくと良いでしょう。

依頼内容の共有(打合せ)

企画が、依頼内容の共有をします。必要なグラフィックイメージ、ターゲットなどの要件をデザイナーに伝えます。

グラフィック制作で使用する原稿や画像などの必要な素材やラフ案、指示書は、このときに共有しておくとよりスムーズです。

依頼されたデザイナーは依頼内容をもとに見積書を作成し、提案内容があれば提出時に共有します。これらの内容をもとに正式に発注します。

市場調査

依頼内容をもとに競合やトレンドなどを調査し、分析します。調査によって得られたターゲットに好まれる色やトレンド、フォントなどを踏まえたうえで、デザイナー側から色彩の変更などを再提案することもあります。

コンセプトメイキング(立案)

市場調査をもとに今回のグラフィック制作によってどんなことを達成したいのか、目的を明確化します。

必要に応じてデザイン資料を作成し、ロゴや製品のデザインなどがどんなインパクトを与えようとするのか、グラフィック制作によってどのような方向性を目指しているのかを共有します。

ラフ案作成

市場調査をもとに固めたコンセプトをベースにラフ案を作成し、提出します。ラフ(laugh)とは、英語で「大まか」「荒い」意味を持っており、イメージの概略図・設計図のようなものです。

この時点でデザインの方向性をお互いに共有し、軌道修正しておくとその後の修正もスムーズになります。

デザインカンプの共有

カンプとは、「Comprehensive layout」の略で、完成見本を意味します。デザインやレイアウトを含めた仕上がりのイメージを具体的に示したものです。

カンプの段階で修正が必要であれば依頼します。修正などを経て、最終的なデザインが決定すれば、印刷が必要な場合デザイナーのほうで印刷用のデータを作成します。印刷が必要ない場合は、最終データを提供することで納品となり、完了です。

印刷物の場合は入稿・納品

印刷物の場合は、印刷データを印刷会社に入稿します。印刷会社で名刺やパンフレット、製品パッケージなどに印刷し、問題ないか確認します。

問題がなければ印刷物を最終形態として納品ということになります。

関連記事:グラフィックデザインの制作方法は?流れから必要なスキルやソフトまで解説!

グラフィックデザインの納期が遅くなってしまう原因3つ

グラフィックデザインの納期が遅くなってしまう原因として、次の3つが考えられます。

  • デザイン制作の目的が明確でない
  • 修正回数が多い
  • デザイナーと直接やり取りできない

デザインの目的が明確でない

デザインの制作物の目的があいまいだと、色やフォントなどさまざまな迷いが生じます。その結果、デザイナー側は依頼者に確認するためのコミュニケーションコストが発生します。

また、制作時点で複数案を出すことになり、制作工数が余分に掛かってしまいます。あらかじめ目的を明確化するほどよりスムーズに制作でき、連携もしやすくなるでしょう。

修正回数が多い

目的があいまいなほど、発注側・制作側の双方でイメージのズレが生じやすくなり、修正を依頼する必要が生じます。修正回数が増えるほど、その分の工数が発生してしまうため、納期は後にずれ込みます。

修正回数が多くならないよう、打合せ時やラフ案提出の際などイメージを共有しておきましょう。

デザイナーと直接やり取りできない

制作会社に外注する場合、ディレクターや営業など窓口が異なると、意思疎通に時間がかかってしまいます。またデザイン制作の意図・目的やイメージの共有が制作者に正確にできていないと、満足できるデザインが制作できず、修正につながってしまいます。

納期を早めたい場合には特に、デザイナーに直接伝えられる体制がおすすめです。

グラフィックデザインの制作を早める依頼のポイント5つ

グラフィックデザインの制作を早める依頼のポイントを抑えておきましょう。

  • 依頼前に目的やターゲットなど要件を固める
  • 使ってほしい素材を準備しておき、共有する
  • 納品時に必要なデータ情報を共有する
  • 修正回数の上限を決めておく
  • フリーランスに依頼する

依頼前に目的やターゲットなど要件を固める

依頼前に制作の目的や製品・サービスを届けたいターゲット設定といった要件を固めておくと、スムーズな制作につなげられ納期が早まりやすくなります。

使ってほしい素材を準備しておき、共有する

制作物に使用したい原稿や写真などの素材をあらかじめ作成しておき、制作前に共有しておくと、デザイン制作がスムーズです。制作後に素材を渡していると、デザインを再度調整したり、作り直したりする必要が生じてしまうため、タイムロスとなってしまいます。

納品時に必要なデータ情報を共有する

納品時に必要なデータ情報を共有しておきましょう。具体的には次の3つです。

  • 納品データの形式
  • 制作物に適切なカラーモード
  • 画像サイズと解像度

納品データの形式には、印刷物なら「.ai」「.psd」、ロゴやデザインデータなら、「.ai」「.psd」のほかに「.png」「.jpg」「.gif」といったものがあります。それぞれどういったデータがほしいのかを伝えておきましょう。

また、カラーモードには「CMYK」と「RGB」の2つがあります。CMYKはチラシやポスターなどフルカラーの印刷物のデザインで、RGBはWeb上のグラフィックデザインで使われ、それぞれ異なるものです。

ロゴデザインの場合には、Web上と印刷物の両方で使われることがあります。依頼するデザインがWeb上でのみ使用するのか、あるいは印刷物としても使う可能性があるのかを共有しておきましょう。

画像サイズは、A4やB1など印刷物のサイズやディスプレイの表示領域のことです。解像度は、ディスプレイの表示や印刷において表示する画像の鮮明度を指し、画像内の情報度が多いほど、正確性が高くなり、より鮮明に画像を表示することができます。

デザインをするうえでどれも重要な情報ですので、依頼時には必ずそれぞれに必要なことを伝えておきましょう。

修正回数の上限を決めておく

「修正回数は3回まで」など上限を決めておきましょう。上限回数に合わせて何を決めておくべきかといった方向性も生まれやすくなり、制作ロスが生じにくい体制につながります。

複数案が必要かどうかやラフ案の修正回数の確認もしておきましょう。

フリーランスに依頼する

制作会社に依頼するよりもフリーランスに依頼するほうが、デザイナーに直接やり取りしやすく、制作納期が早まりやすくなります。

フリーランスの場合は個人とやり取りするため、こうしたロスが発生しにくくなります。ただし、クオリティの担保が難しい場合もあり、依頼するデザイナーをしっかり選定することが重要です。

グラフィックデザインの依頼先とその特徴

グラフィックデザインの依頼先には次の3つがあります。

  • 内製
  • 制作会社
  • フリーランス

それぞれの特徴は次のようになっています。


メリット

デメリット

内製

・企画の段階から密にコミュニケーションが取れる

・事業理解がある前提でできるため、コミュニケーションコストが抑えられる

・社外の視点がない

・運用、採用、教育のコストが掛かる

制作会社

・一定のクオリティが期待できる

・市場調査やコンセプト立案などデザイン制作以外のサポートを期待できる

・費用が割高になりやすい

・短納期の対応が難しいことがある

フリーランス

・デザイナーと直接やり取り可能

・費用が大幅に抑えられる

・ハイスキルな人材に依頼できれば、制作会社よりも安い金額でクオリティの高い納品が期待できる

・スキルにバラツキがあり、選定を慎重にする必要がある

・スキルが未達のデザイナーに依頼するとクオリティの担保が難しい場合がある

内製

内製の場合、企画の段階から密にコミュニケーションが取りやすく、事業理解が深いことも大きなメリットです。外注すれば、自社のサービスや訴求したい内容を一から説明することになるため、内製すればその分のコミュニケーションコストが抑えられます。

しかし、その一方で社外の視点が得られない懸念があります。また、運用、採用、教育においてコストが掛かるため、事業としてコンスタントに継続する場合でなければ新たに採用することはおすすめしません。

制作会社

制作会社の場合、市場調査からコンセプト立案、デザイン制作までの一貫した依頼や手厚いサポートに期待できます。一方で、費用が割高になってしまうことや、短納期での対応が厳しいことがデメリットになります。

フリーランス

フリーランスの場合、デザイナーと直接やり取りができるため、スピーディーな対応が期待できることや費用が大幅に抑えられることがメリットとしてあります。また、ハイスキルな人材であれば制作会社よりも安い金額でクオリティの高い納品が期待できることも大きな特徴です。

一方で、スキルが未達のデザイナーに依頼してしまうと、クオリティの担保が難しいです。選定を慎重にする必要がありますが、依頼前に判断することが難しい場合もあります。

コストを抑えてスピーディーな制作を期待したい場合には、事前に審査を通過したデザイナーが在籍するエージェントサービスを活用するのがおすすめです。

グラフィックデザインをフリーランスに依頼する方法

グラフィックデザインをフリーランスに依頼する方法として、次の3つがあります

  • エージェントサービス
  • クラウドソーシングサービス
  • 知人に紹介してもらう

エージェントサービス

エージェントサービスは、事前に登録されたデザイナーを担当のコンサルタントが依頼内容に合わせて紹介するというものです。費用は案件稼働後に発生する場合が多くなっています。

エージェントには、転職や新卒なども含めさまざまなサービスがありますが、デザインを依頼する際にはデザイナー専門のエージェントサービスを活用するのがおすすめです。

以下では、デザイナーに特化したエージェントサービス、クロスデザイナーでフリーランスデザイナーの採用事例について紹介しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。


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クラウドソーシングサービス

クラウドワークスやランサーズをはじめとするインターネット上のサービスで、案件ごとに制作を請け負ってくれる人を募集し、応募者の中から最適なデザイナーを選定して正式に依頼します。エージェントサービスでは基本的にコンサルタントが自社に合ったデザイナーを選定し、紹介しますが、クラウドソーシングサービスでは依頼者が選定します。

デザイナーの選定は専門外の方が選定するとミスマッチを起こしてしまうこともあります。その場合でも依頼後は、クラウドソーシングサービスの運営企業に費用の一部を支払う必要があります。

知人に紹介してもらう

知人に紹介してもらうという方法もあります。もし、最適な人材が見つかった場合には、中間手数料が発生しないため、費用を抑えて早く依頼できる可能性が高いです。

ただ、初めてフリーランスに依頼する場合には、認識の齟齬や納期遅延のリスクなどからトラブルが発生することもあり、注意が必要です。デザイナーの実績や信用できるかどうかをしっかり確認してから依頼しましょう。

グラフィックデザインのスピーディーな納品ならクロスデザイナーにご依頼ください

本記事ではグラフィックデザインの制作を早めるポイントやデザインの種類別納期、制作の流れなどについて解説してきました。

グラフィックデザインのスピーディーな納品ならフリーランスに依頼することがおすすめです。デザイナーと直接やり取りできるため、納期に対して柔軟な対応を期待できます。

しかし、フリーランスに依頼する場合はスキルが未達な場合は費用を抑えることができても、納期遅延やトラブルなどさまざまなリスクがあります。そのため、登録前に審査を設けたデザイナー専門のエージェントサービスを活用するのがおすすめです。

デザイナー7,000人以上が在籍するクロスデザイナーなら、貴社の依頼内容に合わせたグラフィックデザイナーを最短即日で提案することもできます。依頼に伴うさまざまなトラブルやリスクに対しても、コンサルタントが間に入ってサポートしますので、安心してスムーズに依頼できます。

クロスデザイナー

依頼者はデザインの確認に、デザイナーは制作に集中しやすい体制があるため、スピーディーな納品が期待できます。

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梅澤 杏祐実
記事を書いた人
梅澤 杏祐実

インタビューライター/SEOディレクター。新聞記者を経て、フリーランスのライターとして経済・文化・地域活性など1,000人以上に取材を行う。Webクリエイター能力認定試験エキスパート。HTML、CSSやWebデザインの知見を深めながら、地元福井を中心にさまざまなWebサイトの運用にも携わっている。