外注する際の流れとは? 必要な期間や短縮のポイントまで紹介 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

外注する際の流れとは? 必要な期間や短縮のポイントまで紹介

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この記事では、外注に適した業務や依頼する際の流れなどを解説し、効率よく外注する方法や、外注先を探す際におすすめの人材サービスもご紹介します。

「業務に繁閑の波があり、通年で雇用するほどではないが、外注して効率化したい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

外注に適した業務と職種とは

外注に適した業務の特徴として、以下の2つが挙げられます。

  • 専門性の高い業務
  • 作業量が多い業務

このような特徴を備えた職種の例を表にまとめると以下の通りです。

専門性が高い業務作業量が多い業務

・法務

・税務

・翻訳

・IT(コーダー、エンジニア)

・デザイン

・マーケティング

・ライティング

・映像制作

・音楽制作

・データ入力

・データ処理

・書類作成

・電話対応

・メール対応

専門性が高い業務は、外注先によっては品質が高く効率的な作業が期待できます。また、作業量が多い業務を外注することで、社内のリソースを解放してコアビジネスに集中させることが可能になります。

業務を外注するメリット・デメリット

外注にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。業務を外注する際には、以下のようなメリットとデメリットを理解した上で依頼することが重要です。

メリットデメリット

・専門性や難易度が高い業務を依頼できる

・時間対効果の高い作業を期待できる

・雇用関係はなく繁忙期やスポットのみの利用が可能

・勤怠管理や業務指示が不要で手間がかからない

・外注した業務のノウハウは社内に蓄積されにくい

・委託先のスキルや能力によって業務の質が左右される

・指揮命令が禁止されており急な対応などが難しい

業務を外注する際の流れ9ステップ

業務を外注する際は、以下のような流れに沿って進めます。

  1. 外注する業務内容とタスクを明確にする
  2. 納期や報酬などの依頼条件を設定する
  3. 案件掲載先を選び掲載を依頼する
  4. 業務を依頼する人材を選定する
  5. 業務委託契約や秘密保持契約を締結する
  6. 業務内容とタスクを説明する
  7. 作業の進捗を確認する
  8. 成果物が納品されたら検収を行う
  9. 契約内容に即して報酬を支払う

それぞれ詳しく説明します。

1.外注する業務内容とタスクを明確にする

外注する業務の内容や範囲、タスクを明確化します。外注先に求めるスキルや能力が明らかになり、人材の選定や業務に関するコミュニケーションをスムーズに進められます。

2.納期や報酬などの依頼条件を設定する

報酬などの依頼条件を決める際は、納期や業務内容を考慮しましょう。短納期であったり業務の難易度が高かったりする場合は、報酬を高めに設定するなどの調整も大切です。報酬の支払方法や支払時期についても決めておきましょう。

3.案件掲載先を選び掲載を依頼する

クラウドソーシングや人材サービスの中から案件の掲載先を選び、掲載期間を設定して依頼します。依頼条件は明確に記載します。急な案件であれば【急募・高報酬】といった表現を用いて、目を引く工夫をすると良いでしょう。

4.業務を依頼する人材を選定する

外注先によって業務のクオリティが左右されるため、応募者の中から人材を選定する際は、選考ポイントを押さえて判断することが大切です。事前にスキルの評価項目や面接の質問項目などを設定しておきましょう。

5.業務委託契約や秘密保持契約を締結する

業務を依頼する人材を選定したら、業務委託契約と秘密保持契約を締結します。

業務委託契約は、業務の目的や内容、期間、報酬などを明確にし、文書化して締結します。契約を遵守して業務を進めることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、実務では広く業務委託契約という名称が使用されていますが、民法上は以下の3つに分類されます。

  • 請負契約
  • 委任契約
  • 準委任契約

契約類型によって目的や報酬などが異なり、表にまとめると以下のようになります。このような契約の性質による違いを理解したうえで、自社に合った契約類型を選択して締結しましょう。

契約類型目的報酬
請負契約
成果を完成させる
成果物に対して報酬を支払う
委任・準委任契約
委任された業務を適切に行う
業務の遂行に対して報酬を支払う

詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:【企業向け】請負契約とは? 準委任との違いやメリット・デメリットを解説
     準委任契約とは? 請負契約との違いやメリット、デメリットを解説

秘密保持契約は、業務上のやり取りで開示される秘密情報について定めた契約です。機密情報の使用目的などが定義され、情報漏洩や不正利用の防止を目的として締結します。

▼以下では、業務委託契約書作成ガイドを無料でダウンロードできます。ぜひ貴社が業務委託契約する際にお役立てください。


【お役立ち資料】
フリーランス・副業人材との業務委託契約書作成ガイド

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6.業務内容とタスクを説明する

契約を締結後、依頼する人材に業務内容と範囲、タスクを説明します。業務開始後に依頼の追加や変更が発生したときは、報酬や納期などの条件を調整し、引き受けてもらえるかを相談しましょう。

7.作業の進捗を把握する

業務開始後は納期まで任せきりにせず、過程を共有してもらい状況を把握することが重要。納品後の大幅な修正を回避したり、質の高い成果物をスピーディーに完成させたりすることができます。

そのため、プロジェクト管理ツールやチャットツールを導入し、外注先と合意のうえで作業実績などを記録してもらうと良いでしょう。ただし、あくまで進捗把握が目的であり、勤怠管理や指揮命令は法律違反となるため注意が必要です。

また、業務委託契約の中でも、原則として請負契約では作業報告を受けるなどの管理はできず、準委任契約であれば作業の進捗確認を行っても問題ありません。定期的に進捗を確認することで、業務の進行状況を把握し、問題があれば早期に対処することができます。外注先と事前に協議し、報告書の提出、メールやチャットでの連絡、定例会議への出席など、進捗確認の方法を決めて合意しておきましょう。

8.成果物が納品されたら検収を行う

納品された成果物が契約内容に沿っているかどうかを確認することが重要です。検収によって合格した場合は納品完了となります。不合格となった場合はどの部分に不備があるのかを明確にして指摘し、修正作業と再度納品を依頼します。

9.契約内容に即して報酬を支払う

納品後は、報酬の支払方法や支払時期など、契約内容に即して報酬を支払いましょう。

外注する際のスケジュール設定と進捗管理のコツ

業務委託契約では勤怠などについて雇用契約と判断されるような管理を行うと罰則を科されるため、スケジュールや進捗を管理する際も慎重を期する必要があります。

しかし先述の通り、業務の過程を共有することで、無駄な修正作業を削減し、迅速に高品質な成果物を納品できるのは事実。このように双方に大きなメリットがあることを外注先に説明し、事前に協議して合意を得たうえで、スケジュールの設定と管理において、以下のようなポイントを抑えて進めると良いでしょう。

  • タスクを細分化してそれぞれの対応期間を設定する
  • 締め切りは実際の期日よりも早めに余裕を持って設定する
  • 外注先と協議して最終的なタスクやスケジュールを決定する
  • 管理ツールを活用してプロジェクト全体と各タスクの進捗状況を把握・共有する

効率よく外注する方法2つ

これまでに説明した通り、外注する際は上述の手順を踏み、スケジュール設定や進捗管理に留意する必要があるため、ある程度の期間を要します。

それでも「すぐに業務を外注したい!」「外注に業務を丸投げしたい!」という場合に、効率よく外注するには、以下の2つの方法がおすすめです。

  • クラウドソーシングで依頼する
  • エージェントサービスで依頼する

優秀なデザイナーとの接点をつくるために、ぜひ参考にしてください。

クラウドソーシングで依頼する

クラウドソーシングとは、募集案件と人材とをマッチングする場所を提供するWebサービスです。各社のWebページに企業の募集案件を決められた期間内に掲載することができ、その間に応募者が集まってきたなかで企業側が採用する人材を決定します。

メリットは、登録者が非常に多く、応募の際にはフォームが自動で付いているため、人材募集を呼びかけやすいという点です。

その一方で掲載期間が決まっているため、人材がマッチするかどうかは、募集元の企業とフリーランスの応募タイミングによって左右されてしまいます。また、登録者に一定の審査を設けていないことも多く、応募する人材のスキルレベルの幅が広い点もデメリットとして挙げられます。

エージェントサービスで依頼する 

エージェントは、企業ごとに担当者が付いて募集内容に見合った適切な人材を紹介するサービスです。

メリットは、エージェントの審査を経た専門的スキルを持つ人材が登録されているため、優秀な人材を見つけやすいこと、採用工数を削減できることが挙げられます。

また、採用後の契約書作成や締結などにおいても、サポートを受けられることがあり、フリーランスへの業務委託が初めてで、社内にノウハウが蓄積されていない企業にとってはおすすめです。

デメリットは、利用料が高額になりやすいことです。利用料は、人材との契約までが完了してから発生するケースが多く、人材への報酬額に応じて、エージェントに支払う額も変わります。

フリーランスのデザイナー探しにおすすめのエージェントサービス

ここからは、デザインを依頼するフリーランスを探す際におすすめのエージェントサービスをご紹介します。

  1. クロスデザイナー
  2. レバテッククリエイター
  3. クラウドテック
  4. ITプロパートナーズ
  5. DYMテック
  6. ギークスジョブ
  7. テクフリ

1.クロスデザイナー

クロスデザイナーは、Webデザイナーに特化した国内最大級のエージェントサービスです。UI/UXデザイン、アプリデザイン、グラフィックデザイン、アートディレクションなど、経験豊富な専門家が多数登録しており、多様化するデザイナー職を熟知したエージェントが、案件に最適なスキルを要するデザイナーを見極めて提案してくれます。

【主な特徴】

  • 7,000人以上のデザイナーが登録
  • 最短即日中に即戦力デザイナーを紹介し、最短3日でアサイン可能
  • 稼働日数やスキル条件を採用コンサルタントがヒアリングして紹介

2.レバテッククリエイター

レバテックは、Webデザイナーや広告運用など、Web・ゲーム業界で活躍するフリーランスを紹介するエージェントサービスです。フリーランス(業務委託)のほか、中途採用、派遣、新卒採用など、採用ニーズに合わせて人材を紹介してくれます。

【主な特徴】

  • ITエンジニア・Webデザイナー専門で、WebやUI/X、キャラクターなどの経験豊富なデザイナーが期待できる
  • スピード対応・参画
  • フリーランスが参画するまで費用は無料

3.クラウドテック

クラウドテックは、558万人以上のデザイナー・エンジニアの登録者を抱えるエージェントサービスです。ミドル~シニアクラスの即戦力メンバーが多数活躍中です。

【主な特徴】

  • ミドル~シニアクラスの経験豊富な層を多数在籍
  • 最短3日でアサインが可能
  • 費用は実際の稼働に基づいて発生

4.ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは迅速かつ丁寧な対応に定評があるエージェントです。採用に工数をかけられないスタートアップ・ベンチャー企業ならではの採用課題を解決します。

【主な特徴】

  • 迅速かつ手厚いサポート対応
  • 豊富な人材データベース

5.DYMテック

DYMテックは、新卒・既卒の人材紹介業での強みを活かし、ニーズに合わせた人材を最短翌日に推薦することが可能です。スキル面や人柄まで熟知したエージェントが人材を紹介してくれるため、ミスマッチの防止が期待できます。

【主な特徴】

  • 最短翌日に人材の推薦が可能
  • 専門性の高いプロ人材が豊富

6.ギークスジョブ

ギークスジョブは、大手企業案件が多く、年間契約数1万件以上とITエンジニアの利用実績も豊富です。創業から20年以上の実績があり、契約周りも丁寧に説明してくれます。

【主な特徴】

  • 最短1営業日で即戦力人材を確保
  • 創業から20年以上の実績があり、契約面で不安な点も相談可能

7.テクフリ

テクフリは、ITエンジニア・クリエイター専門のフリーランス特化型エージェントです。業務委託(準委任契約)での ITエンジニア・クリエイター支援を得意としており、自社の状況に合わせて柔軟に働けるフリーランスを獲得できます。

【主な特徴】

  • 無料相談から最短30分で人材を提案することが可能
  • お互いの意向がマッチすれば最短即日で正社員転換可能

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本記事では、外注に適した業務や依頼する際の流れ、外注する際のスケジュール設定と進捗管理のコツなどを解説しました。

外注する際は本記事で紹介した流れに沿って進めるとスムーズですが、やはりある程度の期間を要します。それでも「すぐに業務を外注したい!」「業務を丸ごと任せたい!」という場合に、効率よく外注するには、クラウドソーシングやエージェントサービスで依頼する方法がおすすめです。

特にデザインを外注するなら、デザインの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるデザイナー専門のエージェントサービスに依頼すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。


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曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。