LPの制作コストを抑えて、CVを最大化させるにはフリーランスに依頼するのがおすすめです。
ただ、コストだけで選んでしまうと次のような失敗もあります。
- デザインのクオリティが低い
- 運用や改善の依頼ができない
- コミュニケーションの精度が低い
そこで本記事では、優秀なフリーランスに依頼する方法や費用相場、依頼の流れなどについて紹介します。
LP制作をフリーランスに依頼する方法2つ
LP制作をフリーランスに依頼する方法として、主に次の2つのサービスがあります
- エージェントサービス
- クラウドソーシングサービス
それぞれの特徴は次のようになっています。
|
エージェントサービス |
クラウドソーシングサービス |
サービス特徴 |
ハイスキルなデザイナーに依頼できる |
発注したい人と仕事をほしい人とを低価格でマッチングする |
メリット |
コンサルタントが自社に合った優秀なデザイナーを紹介してくれる |
低価格でデザインを依頼できる |
デメリット |
・手数料が掛かる ・料金は案件によって変わる |
・優秀なデザイナーの選定を自社でする必要がある |
エージェントサービス
エージェントサービスは、登録しているフリーランスを専任のコンサルタントが紹介するものです。
人材の登録には審査を設けているところが多く、一定の水準を達したフリーランスを依頼内容に合わせて最適な人材をマッチングしてくれます。料金は案件によって変わりますが、サービスが手厚いぶん他のサービス形態よりは割高となる傾向があります。
関連記事:Webデザイナー採用の転職エージェント12選!メリット・デメリットも解説
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、インターネットの掲示板のようなページで仕事を依頼したい人と仕事がほしい人とをマッチングするものです。代表的なサービスにはクラウドワークスやココナラ、ランサーズなどがあり、LP制作であれば数万円〜など一般的な相場より安い傾向があります。
ただし、登録人材のレベルはさまざまであることがデメリットです。人材の選定も自社でする必要があるため、ミスマッチが起こる可能性もあります。
以下では、正社員以外の人材を獲得する方法として、業務委託・派遣・クラウドソーシングの3つのメリット・デメリットなどの特徴を比較しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
LP制作をフリーランスに依頼するメリット3つと注意点
LP制作をフリーランスに依頼するメリットは次の通りです。
- 費用を大幅に抑えられる
- 制作担当者を直接選べる
- 意思決定スピードが速い
一方で、フリーランスはスキルに個人差があるという点に注意が必要です。
費用を大幅に抑えられる
フリーランスに依頼すれば、LP制作費用を大幅に抑えられます。また、制作会社では最低30万円からの案件でないと受けてもらえないとしても、フリーランスはその半分以下の費用でも依頼できます。
制作担当者を直接選べる
フリーランスに依頼する場合、個人のデザイナーに直接依頼することになるため、制作担当者を直接選べます。実績を見てこのデザイナーに依頼したいという場合や継続して依頼したい場合には、そのデザイナーを指定できるのがメリットです。
意思決定スピードが速い
チームではなく、個人のデザイナーと直接やり取りするため、判断や可否はその人のみに委ねられるため、意思決定がより速くなります。LP制作をスピーディーに進めたい場合におすすめです。
スキルには個人差がある
ただし、スキルには個人差があります。依頼の選定を慎重にしておかないと、制作が進行してから想定通りのクオリティでデザインが上がってこないこともあります。
費用や時間のコストが抑えられるというだけで、フリーランスを選ぶのは避けましょう。依頼にあたっては実績をしっかり確認しておき、どんなスキルを持っているのか、どんなことが依頼できそうかという点をきちんと抑えておきましょう。
トラブルを防ぐためにも、制作進行後のコミュニケーションのルールを決めておき、定期的に進捗を確認しておくことが重要です。
関連記事:デザイン依頼時に起こりうるトラブルと対処法は?事例別に解説
LP制作の費用相場を制作会社と比較
LP制作の費用は、フリーランスと制作会社では大きく異なります。費用相場や制作期間、メリット・デメリットは、それぞれ次の通りです。
|
フリーランス |
中規模制作会社 |
大規模制作会社 |
費用相場 |
数万円~ |
30万円程度~ |
100万円程度~ |
制作期間 |
1週間程度~1ヶ月 |
1~3ヶ月 |
3ヶ月~ |
メリット |
費用や制作期間を大幅に抑えられる |
一定のクオリティを期待できる |
企画戦略部分からサポートし、費用対効果の高いLP制作を期待できる |
デメリット |
広告運用など制作以外のサポートには対応しにくい |
・費用が高い ・制作期間が長期化しやすい ・部分的な依頼には対応していないことが多い |
フリーランス
フリーランスの場合、費用相場は数万円〜となっており、制作会社と比較して半分以下の料金となっていることも多いです。制作期間は依頼内容にもよりますが、1週間程度〜1ヶ月程度と短納期にも対応しています。
デザインのみ、コーディングのみといった部分的な依頼も可能です。
一方で、広告運用やLPO(LP最適化)にともなうデザイン改善など制作に関連したサポートには対応しにくいこともあります。
中規模制作会社
中規模制作会社では、費用相場は30万円程度〜となっています。制作期間は1~3か月程度が目安です。
中規模以上の制作会社では、デザインにおいて一定のクオリティを期待できるでしょう。一方で、フリーランスへの依頼内容とほぼ変わらない場合であっても、倍以上の費用が掛かることもあります。また、部分的な依頼に対応していないことも多いです。
大規模制作会社
大規模制作会社では、費用相場は100万円程度〜となっています。制作期間は3か月〜が目安です。
費用が高い理由は、企画戦略部分からサポートすることで費用対効果の高いLP制作を目指すことが多いからです。広告運用やLP改善もセットとなっていることもあり、一定の費用を投資できるかどうかの判断も必要になってきます。
LP制作をフリーランスに依頼する流れ
LP制作をフリーランスに依頼する流れは次のようになっています。
- 制作の目的を決める
- ペルソナの設計
- 構成に必要なコンテンツを作成する
- 依頼先を選定する
- デザイン制作
- コーディング
- 公開・効果測定をする
制作の目的を決める
まず、LP制作の目的を決めましょう。
- 会員登録者数を増やす
- 認知を高める
- お問い合わせの件数を増やす
- 購入を増やす
などLPで達成したい目的を明確化します。
ペルソナの設計
目的が決まれば、誰に届けたいのかを決めます。年代や職業、性別など属性を決めたターゲットを設定し、さらに家族構成や、どんなライフスタイルを送っているのかといった詳細なペルソナを設計します。
ペルソナがどんな悩みを持っていて、どんなシーンで自社の商材と接点があるのかを探ります。接点において効果的な訴求ができるよう、ストーリー(構成)を企画します。
構成に必要なコンテンツを作成する
構成がおおよそ決まったら、構成を設計図に落とし込みます。Web制作では「ワイヤーフレーム」と言って、線と文字のみで無彩色のデザイン性のない図形にLPの内容を盛り込みます。
LPで使う写真やイラスト、原稿などのコンテンツもこの時点で用意しておくと良いでしょう。
関連記事:ワイヤーフレームの作り方|目的と注意点、おすすめツールを徹底解説
依頼先を選定する
LPの設計図と素材がそろったら、依頼先を選定します。フリーランスの場合、スキルに個人差があり、選定が非常に難しいですが、先に挙げたエージェントサービスを活用することで自社で選定せずとも、専任のコンサルタントが適した人材を紹介してくれます。
依頼先が決まれば、契約を締結し、制作を開始します。
関連記事:デザイナーとの業務委託契約書で注意すべき点とは? 必須の記載事項も解説
デザイン制作
Webデザイン制作では、まずワイヤーフレームを作成後にデザイン制作をします。デザイン制作をする前に、デザイナーとの打合せでは必ず目的やターゲット・ペルソナ像など全体の概要を共有したうえで、ブランドや商品のメインカラーも伝えておきましょう。
関連記事:デザインディレクションの方法は? 期待通りのデザインを納品してもらうコツ
コーディング
デザイン制作が完了したら、HTMLやCSSなどの言語のコードを入力して、Web画面上に表示させます。表示崩れなどがあれば修正し、エントリーフォームが正しく作動するかどうかや、PC・タブレット・スマートフォンのそれぞれのデバイスで問題なく表示できているかどうかなどを確認します。
公開・効果測定をする
LPが公開されたら、ユーザーの反応を測定します。訪問者数やクリック率、離脱率などさまざまな数値から、課題を見つけ出し、改善策を探ります。
課題をもとに仮説を立てて、ABテストをして改善し、CVRを最大化します。
関連記事:ABテストの実施方法とサイト改善のメリット、注意点やおすすめのツールも解説
LP制作を依頼できるフリーランス選定のポイント
LP制作を依頼できるかどうか、フリーランスを選定する際のポイントは次の通りです。
- 実績を確認する
- Webマーケティングの知見があるか
- コミュニケーション力があるか
- 優秀なフリーランスは紹介してもらう
実績を確認する
まず、実績を確認しましょう。基本的には実績にないことはできないと考えても良く、実績の中に依頼内容に近いものがあればベストです。
さらに、自社と同じ業種・業界の制作経験があるなら、依頼先の候補にしておきましょう。
Webマーケティングの知見があるか
LP制作では、Webマーケティングの知見があるかどうかも重要な要素です。こだわりのあるクオリティの高いデザインも重要ですが、LPにおいてはターゲットペルソナに合わせたCVを達成できるデザインがより重要です。
Webマーケティングについて一定の知見があれば、公開後のデザイン改善の依頼もしやすく、よりスムーズでしょう。
コミュニケーション力があるか
フリーランスは、稼働時間が自由なため、必要な時に連絡が取りにくくなることも少なくありません。コミュニケーションへのレスポンスやデザインのノウハウにもとづいた提案力があるかどうかも見極めて、依頼先を決めましょう。
優秀なフリーランスは紹介してもらう
優秀なフリーランスに直接つながることはなかなか難しいでしょう。有名なデザイナーでなくとも、ハイスキルなフリーランスは多くいるものの、デザイナーによって得意分野も分かれているため、自社に合ったデザイナーを選定することはさらに難しいです。
そのため、特に初めてフリーランスを活用しようとする場合にはエージェントサービスを活用することがおすすめです。
フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス、クロスデザイナーなら自社に合った優秀なフリーランスを紹介しています。
下記では、クロスデザイナーの採用事例を記載しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
LP制作をフリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
本記事では、LP制作を優秀なフリーランスに依頼する方法を中心に、フリーランス依頼のメリットや注意点、依頼の流れなどを解説してきました。
自社に合った優秀なフリーランスに依頼できれば、費用を大幅に抑えることができ、スピーディーなLP制作が期待できます。しかし、優秀なフリーランスを見つけ、自社に合うデザイナーに依頼することはそう簡単ではありません。
そんな中でも、ハイスキルなデザイナーが7,000人以上在籍するエージェントサービス、クロスデザイナーを活用することで、人材採用のプロによる自社に最適なデザイナーの紹介を受けられます。
エージェントにご相談いただくことで、最短3営業日でのアサインも可能です。また、週2〜3日の柔軟な依頼も可能なので、貴社の状況に合わせて効率的な外注ができます。
こちらより、サービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
Documents