メタバースの種類とは?特徴や費用、主要プラットフォームを紹介 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

メタバースの種類とは?特徴や費用、主要プラットフォームを紹介

INDEX

この記事では、メタバースの活用を検討している企業の方に向けて、メタバースの種類について特徴や費用を解説します。

メタバースの種類別に主要なプラットフォームも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

メタバースプラットフォームとは

メタバースプラットフォームとは、インターネット上に仮想空間を構築するための基盤となるサービスです。

具体的には、以下のような特徴があります。

  • VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用して、ユーザーが没入感のある仮想空間を体験できる。
  • ユーザーはバーチャル空間やアバターを自由にカスタマイズできる。
  • ユーザーはアバターを使って自由に行動し、他のユーザーと交流できる。
  • デジタル資産の売買やバーチャル店舗でのショッピングなどの経済活動が行える。
  • ゲームや映画、教育コンテンツなど、さまざまなエンターテインメント活動や学習が行える。

上記のようにメタバースでできることは幅広く、用途によって適したプラットフォームが異なります。企業がメタバースを活用する際は、種類別の特徴や主要なプラットフォームを把握しておくことが重要です。

メタバースの種類とは

メタバースにはさまざまな種類があり、それぞれが独自性の高いプラットフォームを提供しています。

この記事ではメタバースプラットフォームを以下の6つの種類に分類して紹介します。

  1. ゲーム型
  2. SNS型
  3. EC型
  4. NFT型
  5. 教育型
  6. ビジネス型

種類別の特徴についてそれぞれ詳しく解説します。

1.ゲーム型

ゲーム型メタバースは、主にプレイヤーが仮想空間でゲームを楽しむためのプラットフォームです。

高度なグラフィックスとインタラクティブな要素を特徴とし、ユーザーがアバターを使って他のプレイヤーとリアルタイムで交流しながら、冒険やクエストを楽しむことができます。

ユーザーがコンテンツを作成し、他のプレイヤーと共有することが可能なものもあります。

2.SNS型

SNS型メタバースでは、ユーザーはアバターを使って仮想世界内で他のユーザーと交流し、友人はもちろん、メタバースで出会ったユーザーとつながることができます。

チャット、ボイスチャット、ビデオ通話などの機能を備えており、リアルなコミュニケーション体験が可能です。

ユーザーが仮想空間をカスタマイズして他のユーザーを招待するなど、自己表現の場として利用することもできます。

3.EC型

EC型メタバースでは、ユーザーはバーチャルショッピングモールやバーチャルストアで商品を閲覧したり、購入したりすることができます。アバターを使ってショップを訪れ、商品を試着し、他のユーザーと意見を交換することも可能です。

ユーザーがバーチャルストアを開設して、デジタル商品やサービスを販売することができるサービスもあります。

4.NFT型

NFT型メタバースでは、ユーザーがNFT(非代替性トークン)としてデジタル資産を購入、所有、取引することができます。これらの資産には、アート作品、音楽、ゲーム内アイテム、バーチャル不動産などが含まれます。

アーティストやクリエイターが自分の作品を収益化し、ファンやコレクターと直接つながることも可能です。デジタル資産の所有権と取引履歴は、ブロックチェーン技術を利用して安全に管理されます。

5.教育型

教育型メタバースは、学習と教育を目的とした仮想空間です。教育機関や企業がバーチャルクラスルームやトレーニングプログラムを提供するために使用されます。

ユーザーはアバターを使って参加し、講師や他の受講者とリアルタイムで交流しながら学ぶことが可能です。

実践的なスキルのシミュレーション学習や、地理的な制約を超えた遠隔教育などにも適しています。

6.ビジネス型

ビジネス型メタバースは、企業や教育機関などがバーチャルオフィスやバーチャル会議室を利用して業務を行うための仮想空間です。リモートワークはもちろん国際的なビジネスの場としても活用されています。

ユーザーはアバターを使ってバーチャル会議に参加したり、バーチャルオフィスでメンバーとリアルタイムでコミュニケーションを取ったりすることが可能です。

プロジェクト管理やプレゼンテーション、ブレインストーミングなどに便利なツールや機能が備わっており、業務を効率的に行うことができます。

関連記事:メタバースで何ができる?活用するメリットや事例、注意点を解説

関連記事:メタバースで動画を活用するには?事例を交えてわかりやすく解説

次章からは6つの種類別に、主要なプラットフォームについて詳しく紹介していきます。

ゲーム型メタバース4選


プラットフォームの名称

特徴

費用

Fortnite(フォートナイト)

・バトルロイヤル、ゼロビルド、世界を救え、クリエイティブの4つのゲームモードがある世界で人気のオンラインゲーム。

・基本プレイは無料

Roblox(ロブロックス)

・自分のゲームを作成し他のユーザーと共有できる、制作・交流型のバーチャル空間プラットフォーム。

・基本プレイは無料

Minecraft(マインクラフト)

・プレイヤーがブロックを使って自由に世界を作り上げることができるサンドボックスゲーム。

・公式サイトに無料試遊版あり・PC版3,960円~・Switch版3,960円・Play Station用、Xbox用2,640円

Rec Room(レックルーム)

・マルチプレイヤー向けのVRソーシャルゲーム。

・基本プレイは無料

Fortnite(フォートナイト)

Fortniteは、Epic Gamesが開発した人気のオンラインゲームです。

バトルロイヤル、ゼロビルド、世界を救え、クリエイティブの4つのゲームモードがあり、数千ものクリエイター制作のゲームをプレイできます。無料でフレンドと遊べるほか、建築要素があり、プレイヤーは防御や攻撃するための施設を作ることも可能です。

また、アーティストのライブを実施するなど、メタバース要素を取り入れたイベントやコンテンツで世界中から注目を集めています。

2024年には、ディズニーがFortniteの開発メーカーであるエピック・ゲームズと提携しゲーム世界への史上最大の参入を果たし、大きな話題となりました。

参考:Fortnite

Roblox(ロブロックス)

Robloxは、オンラインゲーミングプラットフォームおよびゲーム作成システムです。独自のエンジンであるRoblox Studioを使ってユーザーがゲームを制作したり、他のユーザーと体験を共有したりすることができます。

参考:Roblox

住友商事はRobloxを活用して、2024年3月からメタバースのコンテンツ制作を行っています。

コンテンツ制作事業の発足に伴い、デザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』経由で、メタバース領域に知見と経験のあるデザイナーを採用。サムネ制作や広告動画編集、3Dデザインのほか、Roblox Studioも扱える、まさに事業をリードするデザイナーの獲得に成功しました。

公開したコンテンツにはわずか4ヵ月で4,500万人ものユーザーが訪問。今後もコンテンツの制作・リリースにより事業の発展に取り組み、メタバース上で新たな消費を実現してこれまでにない価値を創り出すことを目指しています。

この事例に関する背景や、デザイナーの採用に至った経緯などについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事:チームの一員として並走してくれる、メタバース領域に強いデザイナーと出会った住友商事様

Minecraft(マインクラフト)

米マイクロソフト傘下のMojang Studiosが開発元のサンドボックスゲームです。ゲーム史上最も有名なタイトルの一つで、2023年には販売本数が3億本を突破しています。

ゲームモードはクリエイティブ、サバイバル、ハードコア、アドベンチャー、スペクテイターの5つがあり、開発側から特定の目的を与えられず、プレイヤーは探索や建築、ギミック開発などを自由に行える点が特徴です。

リソースパックやデータパック、プラグインなどを利用したカスタマイズが可能で、複数人で遊べるマルチプレイ機能が実装されています。

参考:Minecraft

Rec Room(レックルーム)

Rec Roomは、スマホからVRヘッドセットまで、幅広いプラットフォームでプレイできる無料のゲームです。カスタマイズ可能なアバターを使って、自分のスタイルを表現しながら遊ぶことができます。

リアルな友達とチャットしたりゲームを楽しんだりできるのはもちろんのこと、世界中の友達とパーティーを開いて交流したり、何百万ものプレイヤーが作成した部屋を探索したりすることが可能です。

参考:Rec Room

SNS型メタバース4選


プラットフォームの名称

特徴

費用

Second Life(セカンドライフ)

・自分のアバターを作成し、仮想世界で生活したり、ビジネスを行ったりすることが可能。

・ベーシックアカウントは無料

VRChat(VRチャット)
・他のユーザーと交流できるソーシャルVRプラットフォーム。
・基本プレイは無料

cluster(クラスター)

・誰でも手軽にバーチャル空間を作成し、イベントを開催したり参加したりできる。

・基本的な機能は無料で利用可能

Resonite(レゾナイト)

・多数のプレイヤーが同時に参加してコミュニケーションや制作が可能なVRプラットフォーム。

・無料

Second Life(セカンドライフ)

Second Lifeは、Linden Labが開発した3D仮想空間です。ユーザーはアバターを使って仮想世界を探索し、世界中のユーザーとの交流や創作を楽しむことができます。

ユーザー生成コンテンツが豊富で、コミュニティ活動が盛んな点が特徴です。音楽クラブ、ロールプレイングコミュニティ、バーチャルシネマなど、何千ものバーチャル体験やコミュニティがあります。

また、Second Life マーケットプレイスでは、バーチャルファッションやインテリアなどのアイテムを売買することが可能です。

参考:Second Life

VRChat(VRチャット)

VRChatは、ユーザーが自分のアバターを作成して、さまざまなコンテンツを体験したり、他のユーザーと交流したりすることができるソーシャルVRプラットフォームです。

コミュニティによって作成された 25,000 以上もの世界の探索や、ゲームを楽しむことができます。友達とチャットしたり、絵を描いたり、彫刻したり、さまざまな共同作業を行うことも可能です。

公式イベントやコミュニティイベントに参加することもできます。VRChatで行われているイベント情報は「VRChatイベントカレンダー」にまとめられています。

参考:VRChat

cluster(クラスター)

clusterは、日本企業のクラスターが提供する日本最大規模のメタバースプラットフォームです。スマホやPC、VR機器などさまざまな環境からバーチャル空間に集って遊べる点が特徴です。

音楽ライブや発表会などのイベントの他、いつでも参加できるバーチャルワールドでチャットやゲームを楽しめます。イベント累計動員数3,500万人を超え、アプリは200万ダウンロードを突破。海外ユーザーも増加しており、BtoC向けのサービスとしても加速しています。

2024年7月には新しい公式ワールド「Cluster GAME PARK」がオープンし、クリエイターが制作したゲームワールドの展示コーナーや、誰もが気軽に活動内容などを発信できるエリアも開設されています。

参考:cluster

Resonite(レゾナイト)

Resoniteは、チェコのVR開発企業であるYellow Dog Man Studiosが開発したMMOバーチャルリアリティ・ソーシャルVRプラットフォームです。

複数人が同時に仮想世界に参加し、リアルタイムで世界、ツール、アバターなどを共同で構築することできます。自由度が高く多機能な点が特徴で、作成したものをインベントリに保存しておけば、いつでもどこでも生成することができる点が特徴です。

基本的に無料で使用できますが、月額料金でストレージ制限を拡張したりすることも可能です。

参考:Resonite

EC型メタバース4選


プラットフォームの名称

特徴

費用

IKEA Kreativ(イケア クリアティーヴ)

・アプリで部屋にIKEAの家具を配置することが可能。

・無料

REV WORLDS(レヴ ワールズ)
・三越伊勢丹が提供するVRを活用したスマホアプリ。
・無料

VirtualMarket(バーチャルマーケット)

・国内外のクリエイターが集まる世界最大級のメタバースイベント。

・無料で参加可能

αU place(アルファユー プレイス)

・実店舗を再現したリアルなバーチャルストアでショッピングが可能。

・無料

IKEA Kreativ(イケア クリアティーヴ)

IKEA Kreativは、AIを活用して理想の空間をデザインできるデジタルツールです。

ユーザーがスマホなどで撮影した部屋の画像から、最新技術を駆使してデジタル空間を生成し、IKEAのインテリアなどを配置して生活空間を自由にデザインすることができますIKEAが用意した3Dショールームを元にデザインを変更することも可能です。

スマホやタブレットのIKEAアプリ上で操作できるほか、パソコンからIKEAのWebサイト上で使用することもできます。

IKEA Kreativを活用することで、自分でデザインした空間を3Dで視覚化できるため、部屋の模様替えやインテリアを買い替える際により具体的にイメージすることができるでしょう。

参考:IKEA Kreativ(イケア クリアティーヴ)

REV WORLDS(レヴ ワールズ)

REV WORLDSは、三越伊勢丹が開発・運営するメタバースを活用した仮想都市コミュニケーションプラットフォームです。アバターを使って仮想都市を散策し、仮想伊勢丹新宿店や企業ブースでショッピングやコンテンツを楽しむことができます。

仮想世界上のバートナーとして、サブアバターがプロフィール設定やお気に入り商品の確認など、仮想世界の生活をサポートしてくれる点が特徴です。仮想世界の中では商品が3DCGで展開されており、バーチャル空間ならではのショッピング体験ができるでしょう。

参考:REV WORLDS

VirtualMarket(バーチャルマーケット)

バーチャルマーケットは、メタバースブーム以前から市場開拓を続けてきた専門企業であるHIKKYが主催する世界最大級のメタバースイベントです。

バーチャルマーケットでは出展企業との共同でギネス世界記録™に挑戦しており、毎回世界中の人々が参加して盛り上がりを見せています。「バーチャルマーケット2024 Summer」ではサントリーとの共同企画で4度目となる記録を達成しました。

また、HIKKYはメタバース制作エンジン「Vket Cloud」の開発・提供、リアルイベント「Vket Real」の主催、VRやメタバースの作品を売買できるECサイト「Vket Store」の運営も行っています。

参考:バーチャルマーケット

αU place(アルファユー プレイス)

αU placeは、KDDIが展開する「αU(アルファユー)」というメタバース・Web3サービスの1つです。

オープンメタバース「αU metaverse」に、デジタルツインでショッピング体験ができる「αU place」のほか、NFTマーケットプレイスの「αU market」、簡単・安心な次世代ウォレット「αU wallet」、リアルとバーチャルがつながる次世代3Dライブの「αU live」といった5つのサービスがあります。

αU placeは、実店舗の空間を商品陳列から内装の雰囲気までを忠実に再現したバーチャル店舗内に、商品の置き場所や商品ポップなど実店舗ならではの工夫が施されており、欲しい商品をタップすればECサイトで購入することが可能です。

参考:αU place

NFT型メタバース4選


プラットフォームの名称

特徴

費用

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

・ブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォーム。

・無料(ゲーム内の取引に仮想通貨が必要)

Decentraland(ディセントラランド)
・イーサリアムブロックチェーンを活用したブラウザベースの3D仮想世界プラットフォーム。

・無料(ゲーム内の取引に仮想通貨が必要)


SuperRare(スーパーレア)

・デジタルアートワーク専門の海外NFTマーケットプレイス。

・取引価格に応じた手数料が発生

Rarible(ラリブル)

・デジタルアートのほか写真やゲームアイテムなども売買可能なNFTマーケットプレイス。

・売買成立時に販売手数料が発生

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

The Sandboxは、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のWeb3ゲーミングメタバースです。

ユーザーは、仮想空間内で土地を所有し、自作のゲームやアートを公開することができ、クリエイターが収益を得る機会を提供します。

また、アバターを使ってクエストに挑戦したり、コンサートに参加したり、アートギャラリーを訪れたりすることも可能です。

参考:The Sandbox

Decentraland(ディセントラランド)

Decentralandは、非営利団体「Decentraland Foundation」が開発・運営する、仮想土地の購入と経済活動を中心としたEC型メタバースです。

イーサリアムブロックチェーンを利用したゲーム内通貨MANAを利用して、デジタル不動産LANDやウェアラブルアイテムなどをNFTとして取引することができ、商業活動のほかエンターテインメントイベントの開催も可能です。

また、ユーザー同士が協力して組織運営する分散型自治組織DAOを通じて、MANAとLANDの所有者に提案や投票ができる点も特徴です。

参考:Decentraland

SuperRare(スーパーレア)

SuperRareは、イーサリアム上のデジタルアートマーケットです。

ネットワーク内のアーティストが制作したアート作品は、イーサリアムのブロックチェーンの認証システムによって真贋が保証され、購入したコレクターは所有権を証明することができます。

このような取引の仕組みや透明性により、SuperRareはデジタルアートの価値や新しいアートの形の認知度の向上に大きな影響を与えています。

参考:SuperRare

Rarible(ラリブル)

Raribleは、NFTを発見、販売、購入することができる世界的に知名度の高いマーケットプレイスです。イーサリアムNFTとポリゴンNFTを集約したNFT マーケットプレイスで、ブランドやコレクション、クリエイターをサポートしています。

ユーザーフレンドリーなインターフェースと多機能な点が特徴で、NFTの購入や販売を簡単に行えるプラットフォームとして、初心者から上級者まで多くのユーザーに利用されています。

参考:Rarible

教育型メタバース4選


プラットフォームの名称

特徴

費用

ENGAGE(エンゲージ)

・主に教育機関や企業の専門家向けに設計され、遠隔トレーニングや教育が実施可能なメタバースプラットフォーム。

・K12$130/year

・University & Colleges$190/year

・Enterprise & Training要問い合わせ

Virbela(ヴァーベラ)
・ビジネス・教育・医療関係で特に活用されているエンタープライズ・メタバース。
・要問い合わせ

Spatial(スペーシャル)

・リアリティのある空間やアバターが特徴のWebブラウザ型メタバースプラットフォーム。

・商用利用無料

Labster(ラボスター)

・VRを活用したバーチャル理科実験プラットフォーム。

・要問い合わせ

ENGAGE(エンゲージ)

Engageは、主に教育機関や企業の専門家向けに設計されたメタバースプラットフォームです。トレーニング、オンボーディング、教育体験などに広く使用されており、学習者は没入型の学習体験により深い理解や実践的なスキルを習得することができます。

ENGAGEは、レノボやファイザー、HTC、KPMG USをはじめ、フォーチュン500に名を連ねる多くの企業に支持されています。

参考:ENGAGE

Virbela(ヴァーベラ)

Virbelaは、米国ワシントン州に本社を置く

eXp World Technologiesが展開するビジネス・教育・医療関係で特に活用されているプラットフォームです。

アバターを使ってオフィスや展示商談会、学校の授業、大規模会議、カンファレンス、音楽ライブなどのイベントを実施・体験することが可能です。

ビジネスや教育現場で必要とされる空間が多数用意されている点が特徴で、スタンフォード大学やサンダーランド大学といった教育機関での利用実績もあります。

参考:Virbela

Spatial(スペーシャル)

Spatialは、Webブラウザ型のメタバースプラットフォームで、ビジネス向けにAPIに対応しています。UGC、エンタープライズ ソリューション、仮想学習、次世代メディアなど、1,500 万人以上のクリエイターやブランド、300 万以上の没入型体験に活用されています。

コード不要のマルチプレイヤーテンプレートを使用して、魅力的な空間を簡単に作成することができます。SpatialのUnity SDKを使用して、カスタムのインタラクティブな世界を構築することも可能です。

参考:Spatial

Labster(ラボスター)

Labster は、インタラクティブな科学教育のための世界トップクラスのプラットフォームです。没入型オンライン シミュレーションを使用したプラットフォームです。

数百の科学シミュレーションと補足学習リソースを備えており、対面での指導だけでなく、ハイブリッドおよびオンライン形式の授業の補完にも利用可能です。仮想ラボのほか、ラボ マニュアル、ラボ レポート、科学理論の説明ページ、学習を評価する科学クイズ問題、科学解説ビデオ、科学を視覚化するのに役立つ何千もの画像が提供されています。

参考:Labster

ビジネス型メタバース4選


プラットフォームの名称

特徴

費用

Microsoft Mesh(マイクロソフト・メッシュ)

・3Dの没入型スペースで、アバターをカスタマイズして、バーチャル会議やイベントを行うことが可能。

・無料試用版あり

Meta Horizon Workrooms(メタ・ホライズン・ワークルームズ)
・チームのコラボレーションを効果的に行える没入型のバーチャル空間。
・無料で利用可能

Gather(ギャザー)

・テンプレートをカスタマイズして理想のオフィスを作ることができるバーチャルオフィス。

・無料プランあり

oVice(オヴィス)

・日本国内の企業に多く選ばれている人気のバーチャルオフィス。

・Freeプランあり

Microsoft Mesh(マイクロソフト・メッシュ)

Microsoft Mesh は3Dの没入型スペースで、アバターをカスタマイズして、バーチャル会議やイベントを行うことが可能です。

異なる地域にいる社員が Microsoft Teams、PC、または Meta Quest VR デバイスを使用して三次元のイマーシブ空間でつながることが可能です。空間的な交流、共存感、没入感といった感覚が得られ、実際に対面しているかのような体験をすることができ、チームのエンゲージメントを向上させます。

参考:Microsoft Mesh

Meta Horizon Workrooms(メタ・ホライズン・ワークルームズ)

Meta Horizon Workroomsは、アバターを使ってバーチャルオフィスやバーチャルミーティングルームを利用できるVR会議ツールです。Meta Questを装着すればオフィス内の同じ空間にいるような感覚で、チームメンバーとアイデアのブレストやプレゼンの共有などを行なうことができ、チームのコラボレーションを効果的に行うことができます。

なお、ヘッドセットがなくても2D画面からミーティングに出席することが可能です。

Workroomsのミーティングに出席可能な人数は一度に50名までで、そのうち16人までがVRで参加することができます。

参考:Meta Horizon Workrooms

Gather(ギャザー)

Gatherは、テンプレートをカスタマイズして理想のオフィスを作ることができるバーチャルオフィスです。世界で1,500社以上の企業が利用している実績があります。

さまざまな規模のチームに対応可能な多様なテンプレートが用意されており、オブジェクトの追加や削除も簡単で、マップメーカーを使ってカスタムオフィスをデザインすることも可能です。

また、GoogleやOutlookのカレンダー、Slackとの連携を追加すれば、簡単にGatherで会議のスケジュールを設定することができます。

参考:Gather

ovice(オヴィス)

oviceは、石川県に本社を置く日本発Saas企業が開発したバーチャルオフィスで、日本国内の企業に多く選ばれている人気のサービスです。

スペースにいる全員が見え、相手のステータスやカレンダーと連携した情報からも状況が確認できます。

相手の様子を見て近づくだけで話せるため、メールやミーティングツールを使わずに気軽に会話や打ち合わせを行える点が特徴です。

参考:ovice

関連記事:メタバースの活用事例10選!成功企業のビジネスモデルを紹介

関連記事:メタバースのメリット・デメリットとは?ビジネスにおける課題や注意点も解説

企業がメタバースを活用する際の依頼先

上述のとおりメタバースにはさまざまな種類と多様なプラットフォームがあり、活用するには高度な知識とスキルを持つ専門家の協力が不可欠で、自社でそのような人材を採用・育成するには膨大な時間やコストがかかります。

そのため、多くの企業では外部の専門家に依頼することが一般的となっており、社内にメタバースに関する知見やリソースがない場合は外注することをおすすめします。

メタバースの制作や開発を外注する際の依頼先は主に以下の5つです。

  • メタバースコンサル開発会社
  • メタバースソリューション提供会社
  • メタバースプラットフォーム運営会社
  • メタバースコンテンツ提供会社
  • フリーランス

企業に依頼する際は、各会社の強みや得意分野を比較し、自社のニーズと照らし合わせて見極める必要があります。

一方、フリーランスならプロジェクトの要件や特定のタスクに対して柔軟な対応が期待でき、企業に依頼するよりも予算を抑えつつ、効率的にメタバースの活用をサポートしてくれるでしょう。

ただし、フリーランスは一人で作業するケースが多く、大規模で複雑な要件のプロジェクトを担うには限界があるでしょう。また、プロジェクトの途中で辞めてしまう可能性があり、リスクを回避するためには円滑なコミュニケーションが重要です。

そのため、フリーランスに依頼する際は、知識やスキルのほかコミュニケーション力や信頼性についても慎重に評価する必要があります。

以下の資料では、「初めて外注を活用する」という方に向けて、外注の流れをステップとして解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。


はじめての外注マニュアル|フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

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関連記事:メタバースクリエイターとは?企業における役割を紹介

関連記事:メタバースのデザインを依頼するには?依頼先と探し方を解説

メタバース領域に強いフリーランスの探し方

メタバース領域に強いフリーランスを探す際におすすめの採用方法は以下の3つです。

  • 人材エージェント
  • ダイレクトリクルーティング
  • リファラル採用

人材エージェントを利用する最大のメリットは、専門的なスキルを持つ優秀な人材を見つけやすく、採用工数が削減できる点です。契約締結までのプロセスはもちろん、契約期間中においてもサポートを受けられるため、フリーランスへの業務委託に慣れていない企業にとっては特におすすめの採用手法です。一方デメリットは、利用料が発生する点と、自社に採用ノウハウが蓄積されにくい点が挙げられます。

ダイレクトリクルーティングは、企業側が候補者を直接スカウトして能動的に採用活動を実行する手法です。企業側で選考人数やプロセスを調整できるメリットがありますが、採用担当者のスキルや経験に左右されやすい点がデメリットです。

リファラル採用は、自社の社員から友人や知人を紹介してもらう手法です。採用のミスマッチが起こりにくくコストを抑えられる点がメリットですが、求める人材を確実に採用したい場合には不向きでしょう。

そのため、メタバース領域に強いフリーランスを業務委託で採用する際は、人材紹介会社を活用することをおすすめします。

以下の記事では、デザイナー専門のエージェントサービス「クロスデザイナー」経由で、メタバース開発に関わるデザイナーを採用した法人様の導入事例をご紹介しています。

関連記事:チームの一員として並走してくれる、メタバース領域に強いデザイナーと出会った住友商事様

また、以下の資料では、「クロスデザイナー」に登録している注目デザイナーのリストの一部をご覧いただけます。こちらも無料でダウンロードできるので、ぜひご参照ください。


クロスデザイナー|法人・クライアント向けデザイナーリスト|フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

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関連記事:メタバース開発で活躍する3DCGデザイナーとは

メタバース領域に強いフリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ

この記事では、メタバースの活用を検討している企業の方に向けて、メタバースの種類について特徴を解説しました。メタバースの種類別に主要なプラットフォームも紹介しているので、自社のニーズに合ったものを選ぶ際に参考にしてください。

メタバースにはさまざまな種類と多様なプラットフォームがあり、活用するには高度な知識とスキルを持つ専門家の協力が不可欠です。そのため、社内にメタバースに関する知見やリソースがない場合、多くの企業では外部の専門家に依頼することが一般的となっています。

主な外注先としては、「メタバースコンサル開発会社」「メタバースソリューション提供会社」「メタバースプラットフォーム運営会社」「メタバースコンテンツ提供会社」「フリーランス」の5つが挙げられますが、フリーランスなら企業に依頼するよりも予算を抑えつつ、効率的にメタバースの社内活用をサポートしてくれます。

その際、メタバース領域に強いフリーランスへ依頼するなら、メタバースの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるエージェントサービスに依頼すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。

デザイナー専門の国内最大級エージェントサービス『クロスデザイナー』なら、厳正な審査を通過した即戦力デザイナーが7,000人以上在籍。メタバースプロジェクトを推進する企業とクリエイターのマッチングを実現した実績もあり、採用コンサルタントが自社に必要な人材のスキルや要件をヒアリングして最適なメタバースクリエイターを紹介します。

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サービス資料でわかること
  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
  • 各サービスプラン概要
  • 支援実績・お客様の声
曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。