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この記事では、メタバースを社内で活用するメリットや方法について事例を交えて解説します。
メタバースの社内活用について検討している企業の方はぜひ参考にしてください。
メタバースとは
「そもそもメタバースとは何か?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
そのため最初に、メタバースの定義と概念について簡単に説明します。
メタバースは「超(メタ)」と「宇宙(ユニバース)」を組み合わせた造語で、以下のような特徴を持つインターネット上の仮想空間を指します。
- 誰もがいつでも自由にアクセスできる。
- ユーザーはアバターを使って現実世界に近い活動ができる。
- ほかのユーザーとリアルタイムでコミュニケーションを取ることができる
- イベントに参加したり、ゲームを楽しんだりすることができる。
- 経済活動を行うことが可能で、デジタルアセットが実際の価値を持つ。
アバターとは、ユーザーが自身を表現するために使用するデジタル分身のことで、外見を自由に設定することが可能です。
デジタルアセットとは、資産価値のあるデジタルデータを指し、ゲームのアイテムやアバター用のファッションアイテム、仮想通貨などが挙げられます。
国内外でメタバースの社内活用が注目を集めている
「情報通信白書 令和6年版」によると、世界のメタバース市場は2030年には5,078億ドル、と、2022年と比較して約10倍に拡大すると見込まれています。内訳はeコマースが最も多く、次いでゲーム、ヘルス&フィットネス、ワークプレイスが続きます。
【図表Ⅱ-1-7-6 世界のメタバース市場規模の推移と予測】
(出典)Statista
次に日本のメタバース市場の動向について見てみましょう。
総務省の別の資料「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会報告書」によると、日本国内の市場規模は2030年に24兆円と、2025年と比較して約6倍になると見込まれています。内訳はゲーム・アミューズメントが最も多く、医療・健康、製造現場、オフィスワークが続きます。
これらの調査結果から、メタバースの活用領域はeコマースやゲームだけにとどまらず、国内外で社内活用が推進されていることがわかります。
メタバースを社内活用する方法4つ
メタバースを社内活用する方法は主に以下の4つです。
- バーチャルオフィス
- バーチャル会議
- 社内イベント
- 社内研修
それぞれ詳しく説明します。
1.バーチャルオフィス
バーチャルオフィスは、社員が仮想空間内で仕事をするためのデジタル環境です。
個別のデスクや会議室、共有スペースなどがあり、社員は自分のアバターを通じて実際のオフィス内のように自由に行動することができます。
地理的な制約を受けずにバーチャルオフィスに参加できるため、特にリモートワークやハイブリッドワークを採用している企業において、社員のコミュニケーションの円滑化に有効です。
2.バーチャル会議
バーチャル会議は、従来のビデオ会議を超えた、仮想空間内でのインタラクティブなミーティングを実現する手段です。参加者はアバターを使って会議室に集まり、プレゼンテーションやディスカッションを行うことができます。
ホワイトボードやプロジェクター、会議の録画、リアルタイムでの翻訳機能などのツールを用いた情報共有が可能です。
3.社内イベント
メタバースを利用して、懇親会やトークイベント、クイズ大会など、さまざまな形式のイベントを開催することができます。従来とは異なる革新的な方法で実施することで、社員のエンゲージメント向上につながるでしょう。
また、イベントの内容や進行を録画しておけば、振り返りの際に課題を見つけやすくなり、今後の運営に役立てることが可能です。
4.社内研修
メタバースを活用した社内研修では、リアルなシミュレーションによって実践的なトレーニングを行うことができます。
例えば、新しい業務プロセスやツールの使い方を実際に体験しながら学ぶことが可能です。VRやARを活用すれば、危険な作業や高額な設備を必要とするトレーニングも低コストで安全に実施できます。
研修内容を録画して共有すれば、受講した社員の復習はもちろん、ほかの社員の研修にも役立てられるでしょう。
関連記事:メタバースで何ができる?活用するメリットや事例、注意点を解説
関連記事:メタバースで動画を活用するには?事例を交えてわかりやすく解説
メタバースを社内活用するメリット
メタバースを社内活用することで、以下のようにさまざまなメリットが得られます。
- コスト削減
- 没入感のある体験
- スムーズなコミュニケーション
- 柔軟な働き方
- アイデアやイノベーションの創出
それぞれ詳しく説明します。
1.コスト削減
メタバースを社内活用することで、企業はさまざまなコストを削減することが可能です。
例えば、ハイブリッドワークを採用している企業がバーチャルオフィスを利用すれば、会議室やオフィススペースを縮小し、賃料や光熱費、消耗品費などを抑えることができます。社員が毎日通勤する必要がなくなれば、通勤手当も削減できるでしょう。
遠方への出張や対面での会議の代わりにバーチャル会議を利用すれば、交通費や宿泊費、接待交際費などの出張にかかる経費の削減にもつながります。
2.没入感のある体験
メタバースは、社員に没入感のある体験を提供することができます。
例えばバーチャル会議のメリットとして、出席者が実際に同じ場所にいるかのような臨場感を得られる点が挙げられます。
特に研修ではアバターを使って実践的なトレーニングを行うことも可能です。現実の研修とは異なり、失敗を気にせず積極的にチャレンジでき、学習意欲の向上とスキルの習得が加速する効果が期待できます。
3.スムーズなコミュニケーション
バーチャルオフィスやバーチャル会議を利用すれば、物理的な距離や時間にとらわれずに情報を共有することが可能です。
ホワイトボードやプロジェクターなどのツールやプレゼンテーション機能が充実しているサービスも多く、社員間のスムーズなコミュニケーションをサポートしてくれるでしょう。
リアルタイムでのコミュニケーションが可能なため、社員同士の連携がスムーズで、プロジェクトの進行や意思決定を迅速に行えることもメリットです。コミュニケーションの質とスピードが向上し、認識や理解のズレを減少させることにもつながります。
4.柔軟な働き方
メタバースを活用すれば、社員は必ずしもオフィスに出向く必要はなく、自宅などからバーチャルオフィスやバーチャル会議室にアクセスして仕事を行うことが可能になります。子育てや介護などのライフイベントのほか、交通機関の乱れや自然災害の際も対応しやすくなる点がメリットです。
このような柔軟な働き方が実現することにより、ワークライフバランスの改善と従業員満足度の向上につながり、社員の離職率の低下や優秀な人材の採用にも効果を発揮します。
5.アイデアやイノベーションの創出
バーチャルオフィスやバーチャル会議を利用することで、さまざまな部門や地域の社員が意見交換や情報共有を行えるようになります。その結果、多様な視点や知識の融合によって新しいアイデアが生まれる機会が増えるでしょう。
また、メタバース内での仮想プロトタイプやシミュレーションを活用すれば、迅速に実験や検証を行うことが可能になり、イノベーションのスピードが加速されます。企業全体の競争力が向上し、持続的な成長に寄与することも期待できます。
関連記事:メタバースのメリット・デメリットとは?ビジネスにおける課題や注意点も解説
メタバースを社内活用する際の注意点
メタバースを社内活用する際には以下のような点に注意する必要があります。
- プライバシーとセキュリティ
- コストとリソースの管理
- 対面とバーチャルのバランス
- トレーニングとサポート
それぞれ詳しく説明します。
1.プライバシーとセキュリティ
メタバースを社内活用する際、社員の個人情報が収集される可能性があります。
例えば、バーチャル会議やトレーニングセッションでは、個人の行動や発言が記録されることがあります。これらのデータが不正アクセスや漏洩するリスクを防ぐためには、強力なセキュリティ対策が不可欠です。
データの暗号化やアクセス制御、定期的なセキュリティ監査などを導入することで、プライバシーとセキュリティのレベルを向上させることができます。また、技術的な対策だけでなく、ガイドラインの整備と社員への教育も重要です。
2.コストとリソースの管理
メタバースの導入には、ハードウェアやソフトウェアの購入、インフラの整備、メンテナンス費用など、初期投資や運用コストが発生します。
そのため、メタバース内での活動を効果的に行うためには、専門家によってプロジェクトやイベントの進行に必要なリソースを事前に計画し、適切に管理することが求められます。
これにより無駄なコストを削減して効率的に運用することができ、メタバースの持続可能な活用につながります。
3.対面とバーチャルのバランス
対面でのコミュニケーションには、表情や声のトーン、身振り手振り、視線、姿勢、距離感など、言葉以外の手段で伝わる多くの情報があり、相手への印象に大きな影響を与え、信頼関係の構築にも役立ちます。
一方で、バーチャルは場所や時間の制約を受けずにコミュニケーションを取ることができます。
そのためメタバースを社内活用する際は、対面とバーチャルのバランスを考慮することが重要です。例えば、オンラインミーティングと定期的な対面での会議を組み合わせることで、効果的なコミュニケーションによりチームワークを高めることができます。
4.トレーニングとサポート
メタバースを社内活用する際は、社員へのトレーニングとサポートが欠かせません。
メタバース内での基本操作や安全な使い方、コミュニケーション方法などを学習する機会を提供しましょう。
メタバースに関するFAQやトラブルシューティングガイドなどを用意したうえで、日常的にサポートできる体制が求められます。社員間で情報共有やアドバイスを行い、互いにサポートし合えるようなコミュニティを形成する方法も有効です。
社内コミュニケーション向けメタバースサービス7選
ここで、社内コミュニケーション向けのメタバースサービスを7つ紹介します。
- Microsoft Mesh
- Meta Horizon Workrooms
- Gather
- oVice
- RISA
- Teracy
- Remo
それぞれ詳しく説明します。
1.Microsoft Mesh
Microsoft Mesh は3Dの没入型スペースで、カスタマイズしたアバターを使って、バーチャル会議やイベントを行うことができます。
異なる地域にいる社員が Microsoft Teams、PC、または Meta Quest VR デバイスを使用して三次元のイマーシブ空間でつながることで、空間的な交流や共存感、没入感といった感覚が得られ、実際に対面しているかのような体験をすることが可能です。
2.Meta Horizon Workrooms
Meta Horizon Workroomsは、アバターを使ってバーチャルオフィスやバーチャルミーティングルームを利用できるVR会議ツールで、チームのコラボレーションを効果的に行えます。
Meta Questを装着すればオフィス内の同じ空間にいるような感覚で、チームメンバーとアイデアのブレストやプレゼンの共有などを行うことができるでしょう。
なお、ヘッドセットがなくても2D画面からミーティングに出席することが可能です。
Workroomsのミーティングに出席可能な人数は一度に50名までで、そのうち16人までがVRで参加することができます。
3.Gather
Gatherは、テンプレートをカスタマイズして理想のオフィスを作ることができるバーチャルオフィスです。
さまざまな規模のチームに対応可能な多様なテンプレートが用意されており、すぐに運用を開始することができます。オブジェクトの追加や削除も簡単で、マップメーカーを使ってカスタムオフィスをデザインすることも可能です。
また、GoogleやOutlookのカレンダー、Slackとの連携を追加すれば、簡単にGatherで会議のスケジュールを設定することができます。
参考:Gather
4.oVice
oviceは、日本発Saas企業が開発したバーチャルオフィスで、国内の多くの企業で採用されています。
オフィスに入室するとスペースにいる全員が見え、相手のステータスやカレンダーと連携した情報からも状況が確認できる点が特徴です。
相手の様子を見て近づくだけで話せるため、メールやミーティングツールを使わずに気軽に会話や打ち合わせを行うことが可能です。
参考:ovice
5.RISA
RISAは、メタバースオフィスでの体験において利用者が面白さや楽しさが感じられるようにというコンセプトで開発されたサービスです。そのためオンライン会議や画面共有などの基本的な機能を備えているだけでなく、ユニークなアバターやモーションを提供しています。
分かりやすいUIで初めて体験するユーザーも直感的に操作することができる点も特徴です。
また、希望すれば個別の導入支援が受けられるほか、担当者へいつでも気軽に相談できるサポート体制を構築しているため安心して利用できます。
参考:RISA
6.Teracy
Teracyは、リモートチームがオフィスで集まるような会話体験を通じて、クリエイティビティを加速させることを目的としたメタバースアプリです。
アプリは自動起動でブラウザへのアクセスは不要、PCのメニューバーだけで使用可能となっており、アクティブな時以外は使っていることを忘れるぐらいにストレスのないスマートさが特徴です。
意識を取られすぎないレベルの通知や、会話のきっかけを創り出すようにデザインされたUXと、ショートカットを使って1回タップするだけの高いアクセス性により、オフィスのような創造空間と一人で集中できる作業空間を簡単に行き来することができます。
参考:Teracy
7.Remo
Remoは、リモート環境のオフィスとしてはもちろんのこと、会社の総会や部署の会議のほか、ワークショップ、懇親会、セミナーなど、世界中でさまざまなイベントに活用されています。
用途に合わせて2D・3Dのテンプレートが豊富に用意されており、完全にオリジナルのデザインのスペースを作成して利用することもできます。
また、プレゼンテーションの登壇者にリアルタイムでリアクションできたり、会場で投票やクイズといった参加型イベントを実施したりすることが可能です。
参考:Remo
メタバースを社内活用している企業の事例7選
ここからは、メタバースを研修に導入している企業の事例を7つ紹介します。
- トヨタ自動車
- アクセンチュア
- ANA
- 凸版印刷
- PwCコンサルティング合同会社
- ウォルマート
- トランスコスモス、NTTコミュニケーションズ
1.トヨタ自動車
トヨタ自動車は2020 年 10 月より、MicrosoftのMRデバイス「HoloLens 2」 を導入して自動車の整備作業の効率化やトレーニングに活用しています。
また、トヨタシステムズでは離れた場所にいるメンバーがバーチャル空間で一緒に働ける新しい空間を作っています。「Asunova Lab TS」は、課題解決のためのイノベーションを創り出す場として、先進技術を体験できるほか、実際のソリューションを目の前にして議論を交わすことが可能です。
2.アクセンチュア
アクセンチュアは世界をリードする総合コンサルティング企業で、メタバース分野にも積極的に取り組んでおり、600を超える特許と15年にわたる実績があります。
アクセンチュアでは、メタバースの社内活用も進んでいます。アクセンチュア・ラボで実施されたメタバース関連のパイロットプログラムと実証実験の件数は245、入社初日にメタバース上で研修を受講するアクセンチュアの新入社員数は15万人にのぼります。
参考:アクセンチュア「メタバースの遍在化360° Value Report 2023」
アクセンチュア26卒新卒採用案内「アクセンチュアってどんな会社?」
3.ANA
ANAは2024年10月より、全国のANAグランドハンドリング部門の訓練に、XR開発の積木製作が開発した 「∀TRAS(アトラス)」の導入を開始しました。
グランドハンドリングとは、航空機を所定の時間に離着陸させるために空港で行う業務で、機体や旅客、貨物、燃料などの搭載物の取り扱いや、航空機の誘導などを行います。
この訓練にVR訓練シミュレーター「∀TRAS(アトラス)」を導入することにより、業務効率が向上し、全国で共通した訓練環境の提供が可能になりました。
4.凸版印刷
凸版印刷は、AWS研修やVRゴーグルを使った新たなコンテンツなどを導入して、最新テクノロジーを活用した新入社員研修を実施。過去の研修で十分な効果が確認できた知識の習得に関してはオンライン研修で、知識を活用したスキルの習得はVRコンテンツなどを活用することでさらなる強化を行うというものです。
AWS研修はデジタルビジネスに必要なスキルを入社後早期に習得することで、DXを推進する人材の育成強化を目的としています。さらにVRゴーグルを活用した仮想体験型のコンテンツとメタバース上でのコミュニケーションにより、新入社員同士の交流を促進し、対面型研修を超える学習効果が得られたとされています。
5.PwCコンサルティング合同会社
PwCは企業のメタバースコンサルティングを行っており、事業構想から新規事業のデザイン、 マネタイズモデルの設計、データ活用、 システム開発に至るまで、メタバース活用を一貫して支援することが可能です。
社内でもclusterを利用して入社式を実施したり、3,000台のVRゴーグルを用意してメタバース空間での全社員向けイベントを開催したりなど、さまざまなシーンでメタバースを活用しています。
参考:PwC Japanグループ、デジタルと多様性を網羅したメタバース入社式を実施
PwCコンサルティング、3,000台のVRゴーグルを用意し、メタバース空間での全社員向けイベントを開催
6.ウォルマート
近年、ウォルマートはメタバースでの取り組みを急速に強化しています。
2024年4月、Roblox(ロブロックス)との提携によりRoblox上でウォルマートの商品を購入することが可能になりました。同年5月にはバーチャルショッピングプラットフォーム「Walmart Realm(ウォルマートレルム)」を公開。2025年1月からは韓国発のメタバース「ZEPETO(ゼペット)」でも商品の販売を開始しています。
社内向けでは従業員の研修にVR技術を導入したことで知られています。100万人を超える従業員がVRを使った研修を行い、VR研修の最も有名な事例として世界で話題になりました。
7.トランスコスモス、NTTコミュニケーションズ
トランスコスモスとNTTコミュニケーションズは、メタバース上での「バーチャルコンタクトセンター」の実証実験を行いました。
トランスコスモスのコンタクトセンターをメタバース上に構築して、各拠点に設置されたコンタクトセンターだけでなく在宅オペレーターもバーチャルコンタクトセンターに集約。
拠点分散での運用や在宅オペレーションにおける課題の解消に取り組むとともに、場所の制約を受けずに働きやすいコンタクトセンターの環境構築を目指すことが目的です。
トランス・コスモスでは、企業と従業員の新たなコミュニケーションのあり方を創出するために、このような取り組みを推進しています。
参考:トランスコスモスとNTT Com、メタバース上での「バーチャルコンタクトセンター」活用に向け、実証実験を開始
関連記事:メタバースの活用事例10選!成功企業のビジネスモデルを紹介
メタバースを社内活用する際の依頼先
上述のとおりメタバースは企業に多くのメリットをもたらしますが、活用するには高度な知識とスキルを持つ専門家の協力が必要であり、自社で人材を採用・育成するには膨大な時間やコストがかかります。
そのため、多くの企業では外部の専門家に依頼することが一般的となっており、社内にメタバースに関する知見やリソースがない場合は外注することをおすすめします。
メタバースの制作や開発を外注する際の依頼先は主に以下の5つです。
- メタバースコンサル開発会社
- メタバースソリューション提供会社
- メタバースプラットフォーム運営会社
- メタバースコンテンツ提供会社
- フリーランス
企業に依頼する際は、各会社の強みや得意分野を比較し、自社のニーズと照らし合わせて見極める必要があります。
一方、フリーランスならプロジェクトの要件や特定のタスクに対して柔軟な対応が期待でき、企業に依頼するよりも予算を抑えつつ、効率的にメタバースの活用をサポートしてくれるでしょう。
ただし、プロジェクトの途中で辞めてしまう可能性があり、リスクを回避するためには円滑なコミュニケーションが重要です。また、フリーランスは一人で作業するケースが多く、大規模で複雑な要件のプロジェクトを担うには限界があるでしょう。
そのため、フリーランスに依頼する際は、知識やスキルのほかコミュニケーション力や信頼性についても慎重に評価する必要があります。
以下の資料では、「初めて外注を活用する」という方に向けて、外注の流れをステップとして解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひお気軽にご覧ください。
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関連記事:メタバースクリエイターとは?企業における役割を紹介
関連記事:メタバースのデザインを依頼するには?依頼先と探し方を解説
メタバース領域に強いフリーランスの探し方
メタバース領域に強いフリーランスを探す際におすすめの採用方法は以下の3つです。
- 人材エージェント
- ダイレクトリクルーティング
- リファラル採用
人材エージェントを利用する最大のメリットは、専門的なスキルを持つ優秀な人材を見つけやすく、採用工数が削減できることです。契約書の作成や契約締結などにおいてもサポートを受けられるため、フリーランスへの業務委託に慣れていない企業にとっては特におすすめの採用手法です。一方デメリットは、利用料が発生する点と、自社に採用ノウハウが蓄積されにくい点が挙げられます。
ダイレクトリクルーティングは、企業側が採用したい人材へ直接スカウトを行い、能動的に採用活動を実行する方法です。企業側で選考人数やプロセスを調整できるメリットがありますが、採用担当者のスキルや経験に左右されやすい点がデメリットです。
リファラル採用は、自社の社員から友人や知人を紹介してもらう手法です。採用のミスマッチが起こりにくくコストを抑えられる点がメリットですが、期間内に求める人材を確実に採用したい場合には不向きでしょう。
そのため、メタバース領域に強いフリーランスを業務委託で採用する際は、人材紹介会社を活用することをおすすめします。
以下の記事では、デザイナー専門のエージェントサービス「クロスデザイナー」経由で、メタバース開発に関わるデザイナーを採用した法人様の導入事例をご紹介しています。
関連記事:チームの一員として並走してくれる、メタバース領域に強いデザイナーと出会った住友商事様
また、以下の資料では、「クロスデザイナー」に登録している注目デザイナーのリストの一部をご覧いただけます。こちらも無料でダウンロードできるので、ぜひご参照ください。
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メタバースの社内活用をフリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
この記事では、メタバースを社内で活用するメリットや方法について事例を交えて詳細に解説しました。メタバースの社内活用について検討している企業の方はぜひ参考にしてください。
メタバースを社内活用するための専門家を自社で採用・育成するには膨大な時間やコストがかかるため、多くの企業では外部の専門家に依頼することが一般的となっています。
社内に開発の知見やリソースがない場合の主な外注先としては、「メタバースコンサル開発会社」「メタバースソリューション提供会社」「メタバースプラットフォーム運営会社」「メタバースコンテンツ提供会社」「フリーランス」の5つが挙げられますが、フリーランスなら企業に依頼するよりも予算を抑えつつ、効率的にメタバースの社内活用をサポートしてくれます。
その際、メタバース領域に強いフリーランスへ依頼するなら、メタバースの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるエージェントサービスに依頼すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。
デザイナー専門の国内最大級エージェントサービス『クロスデザイナー』なら、厳正な審査を通過した即戦力デザイナーが7,000人以上在籍。メタバースプロジェクトを推進する企業とクリエイターのマッチングを実現した実績もあり、採用コンサルタントが自社に必要な人材のスキルや要件をヒアリングして最適なメタバースクリエイターを紹介します。
以下では、『クロスデザイナー』のサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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