グラフィックデザインの制作方法は?流れから必要なスキルやソフトまで解説! | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

グラフィックデザインの制作方法は?流れから必要なスキルやソフトまで解説!

INDEX

ポスターや雑誌広告のビジュアルデザインを担うグラフィックデザイン。紙媒体のニーズはデジタルメディアに押され減少傾向にあるものの、グラフィックデザインは広告やWeb、スマホアプリなど、活躍の場を広げています。

企業のブランド力を高め、マーケティング活動を支援するためにグラフィックデザインは欠かせません。本記事では、制作過程や必要なスキル、使用するソフトについて徹底解説します。

グラフィックデザインとは

グラフィックデザインとは、文字、絵、図、写真などの視覚要素を組み合わせて情報やメッセージを伝えるデザイン手法のことです。視覚的なコミュニケーションを通じて課題を解決するための手段であり、美的要素と機能性を兼ね備えたデザインが求められます。

主にポスター、チラシ、カタログ、パッケージ、ロゴマークなどの印刷メディアで利用されますが、公共施設のサイン表示もグラフィックデザインの一環です。近年ではWebやスマホアプリ、モーショングラフィックスなどデジタルメディアの分野でも活用されています。

関連記事:グラフィックデザインとは(作成中)

グラフィックデザインとイラストレーションの違い

グラフィックデザインとイラストレーションは、それぞれ異なる目的と手法を持っています。

グラフィックデザインは、印刷物やWebページなどの平面メディアを使って情報やメッセージを伝えるデザインのことを指します。文字を使ったタイポグラフィ、色彩、レイアウトなどを使って、視覚的に効果的な情報伝達を行います。文字や色、構成だけで情報を伝えることができれば、必ずしもイラストを必要としません。

一方、イラストレーションは、図像を用いて文字情報の理解を補助するもので、書籍や広告に挿絵や図解として使われます。イラストのタッチやスタイルはターゲットやクライアントの要望に合わせて変わります。物語性や感情を伝える力を持ち、具体的なビジュアルを提供することで、読者や視聴者の理解を助ける役割を果たします。イラストレーションは、ビジュアルコミュニケーションの中でも特に感情や雰囲気を伝える際に有効といえるでしょう。

グラフィックデザイン制作の流れ

制作の流れを4ステップに分けて紹介します。

  • ヒアリング
  • デザイン制作
  • 修正
  • 納品

ヒアリング

まず最初に、自社が求める商品のコンセプトや広告の目的を明確にします。どのようなメッセージを伝えたいのか、ターゲット層は誰か、デザインを通じてどのような反応を引き出したいのかといった具体的な目標を書き出しましょう。外部へ依頼する場合にはデザインの雰囲気やスタイルに関する要望を伝え、デザインの方向性を決定します。

具体的な要件が明確になったら、デザイナーがコンセプトの立案やラフデザインの作成を行います。

このように、自社のニーズを正確に把握し、満足度の高いデザインを作り上げるための基礎となる重要なステップがヒアリングです。内製・外注のどちらでもヒアリングのやり取りを丁寧に行うことで、デザインのクオリティを高めることができます。

デザイン制作

プレゼンが自社内でOKが出たら、デザイナーは具体的なデザイン制作に入ります。必要に応じて写真撮影やイラスト作成なども依頼し、素材を揃えましょう。デザイン案はA案、B案など複数のパターンを作成することが一般的です。

重要なのは、見た目のきれいさだけでなく、商品の売上向上や企画の成功、視覚的な感動を提供するなど、ヒアリングで確認した要件に沿ったデザインを制作してもらうことです。

修正

提出されたデザインを自社内で確認します。修正があった場合、自社の意図を説明していきます。口頭で伝えるだけでなく、認識違いがないように記録も残しましょう。

修正作業を行いながら、打ち合わせを重ねて最適なデザインに仕上げていきます。印刷物のデザインでは、印刷会社とのやりとりや色校正も忘れずに行いましょう。印刷後の変更は難しいため、納期に合わせて柔軟かつ迅速に対応していくことが重要です。

納品

完成したデザインの入稿データを納品してもらいます。これでひとつの仕事が完了します。

グラフィックデザインに使用するソフト一覧

グラフィックデザインに使用するソフトウェアは、デザインする対象物や用途によって何を使用するかが異なります。印刷物や商品パッケージ、WebサイトのUI、プレゼンテーション用の画像など、多様なアウトプットに対応できるよう、適切なソフトを選ぶことが重要です。

例えば、印刷物やロゴデザインにはAdobe Illustrator、写真の編集や加工にはAdobe Photoshop、レイアウトデザインにはAdobe InDesignが最適です。WebやアプリのUIデザインには、コラボレーション機能が充実しているFigmaがよく使われます。

以下に代表的なソフトウェアを紹介します。

Adobe Illustrator

▲出典:Adobe Illustrator

Illustratorは、ポスターやチラシなどのレイアウト作成や、ロゴの作成をメインに行うデザインソフトです。Illustratorは「ベクター画像」という、コントロール・ポイントと呼ばれる点によって画像が形作られています。そのため、ベクター画像は拡大・縮小をしてもはっきりとした線であることが特徴で、印刷物の制作には欠かせないソフトと言われています。

Adobe Photoshop

▲出典:Adobe Photoshop

Photoshopは、画像や写真の加工でよく使用されるデザインソフトです。写真の加工だけでなく、イラストの作成も可能です。さまざまなエフェクト加工、変形や複数の写真を組み合わせた合成画像の作成、アプリのパーツ制作など幅広い分野で使えます。デザインソフトとしては、最も標準的で高性能なソフトウェアといえます。

Adobe InDesign

▲出典:Adobe InDesign

InDesignは、紙媒体の原稿・デザイン作成などをパソコン上で行うDTPデザインソフトです。Illustratorもチラシや1枚もののデザインは可能ですが、よりDTPとして一面が強いソフトとなっています。雑誌やパンフレットなど、数十ページから数百ページに及ぶ雑誌や書籍などの大規模な印刷物の制作に適しており、共通パーツの変更やページ数の変更を簡単に行うことができます。

Figma

▲出典:Figma

Figmaはオンラインで使用可能なUI/UXデザインツールです。URLを共有すれば複数の複数の編集者と同時に作業することができます。スタータープランは共同編集者が最大2人など多少の制限はあるものの、無料で使うこともできます。直感的に操作可能であり、同時編集で効率よく作業することができるため、作業の効率化にも役立つでしょう。

グラフィックデザインに必要なスキル

グラフィックデザイナーに求められるスキルは多岐にわたります。

ここでは主なスキルとして4つ紹介します。

  • 作成ソフトの操作スキル
  • 希望のデザインを実現する企画力
  • 望む効果を得るためのデザイン表現力
  • 相手に伝えるプレゼンテーション力

作成ソフトの操作スキル

デザイン作業は主にパソコンを使って行われ、多くのデザイナーや企業が「Illustrator」「Photoshop」「InDesign」「Figma」といったソフトを使用しています。これらのソフトを使いこなすことが、グラフィックデザイナーの基本となります。中には、3Dグラフィックのソフトなど、業界に特化したソフトが必要になることもあります。

希望のデザインを実現する企画力

希望のデザインを実現するための企画力は非常に重要です。これは「どのようなデザインを作るか」を考える力であり、クライアントの趣旨に沿い、ターゲットに訴求するデザインを提案していくスキルです。

日頃からトレンドをチェックし、最新の情報を収集することで、デザインを企画する力が養われます。クライアントの期待を超えるデザインを提供するためにも、デザイナーは日々の研磨が求められます。

望む効果を得るためのデザイン表現力

効果的なデザインを実現するためにも、デザインの表現力を向上させていくことは欠かせません。考えた企画の魅力を最大限に引き出すためには、デッサンや立体造形を通じて習熟できる基礎画力や色彩の知識が必要です。

相手に伝えるプレゼンテーション力

自身の企画やデザインの意図をクライアントに誤解なく伝えるプレゼンテーション力も重要です。クライアントの要望をデザインでどのように解決するのかを言葉で明確に伝えられることは、デザインの説得力が増し、デザイナーの強みとなります。作ったデザインをプレゼンする際に、その理由やプロセスを分かりやすく説明することも意識することが大切です。

グラフィックデザインは内製?外注?判断のポイント

グラフィックデザインを外注すべきか、それとも採用して社内で内製すべきかについて、迷うこともあるでしょう。ここでは、どちらにすべきかの判断軸について解説します。

内製におすすめなケース

グラフィックデザインを内製にするのがおすすめなケースは、継続的にデザイン案件が発生する場合です。社内にデザイナーを雇用することで、デザインのノウハウや知見が社内に蓄積され、制作の効率化が期待できます。また、長期目線で見ると、人件費が抑えられることにもつながります。

定期的な案件がないなら外注

一方で、デザイン案件が定期的に発生しない場合や、社内でデザイナーを雇う予定がない場合は外注がおすすめです。高いクオリティが必要な制作物も外注することで、プロとしても仕上がりを期待できます。

ただし、短納期の場合は特急料金がかかることもあります。納期やコストに注意し、スケジュールに余裕を持って依頼することが重要です。

外注と内製については以下の資料で詳しく解説しています。メリット・デメリットを比較して説明し、無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。


【お役立ち資料】
デザイン外注とデザイナー採用 コスト比較表

xdesigner.jp

og_img

グラフィックデザインをフリーランスに外注するメリット

外注の場合、依頼先はフリーランスがおすすめです。

ここでは3つのメリットを紹介します。

  • コストが抑えられる
  • 柔軟性がある
  • 専門性が高い

コストが抑えられる

フリーランスに外注することで、必要なときだけ依頼できるため、内製化してデザイナーを雇うよりも固定の人件費や設備費を削減できます。制作会社よりもコストが抑えられ、プロジェクトごとに予算に応じたデザイナーを選ぶことが可能です。

柔軟性がある

フリーランスは一人で作業しているため、迅速かつ柔軟な対応が可能です。制作会社の場合、チームに伝達する時間がかかることもあり、急な対応には応じられないケースもあります。その点フリーランスなら、急な変更作業や納期の変更、作業時間に関しても柔軟に対応してもらえることが多いです。

専門性が高い

フリーランスのデザイナーはそれぞれ専門分野を持っていることが多く、高い専門性を活かしたデザインを提供してくれます。特定のスタイルや技術が求められる場合に特化したデザイナーに依頼できる点がメリットです。

グラフィックデザインをスキルの高いフリーランスに依頼したいのなら、クロスデザイナーがおすすめ

グラフィックデザインの制作方法、必要なスキルやソフトについてお伝えしてきました。紙媒体からWebページまで、幅広い領域での活用できるグラフィックデザインは企業の成長には欠かせない存在といえるでしょう。

制作会社とフリーランス、どちらに依頼するかは自社の状況と照らし合わせて判断することをおすすめします。

また、コスト面や柔軟性からフリーランスデザイナーへの外注を考えているのなら、経験豊富な人材が揃っているクロスデザイナーがおすすめです。

クロスデザイナーは、国内最大規模のデザイナー登録者から、厳正したデザイナーを最適なタイミングでご提案するフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。現在、7,000人以上のデザイナーが在籍しています。

登録しているデザイナーとの合意があれば正社員採用も可能です。また、スカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力デザイナーの採用機会を最大限サポートしています。

以下では、クロスデザイナーのサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。

デザイナー採用で直面する課題から採用活動での注意点、具体的な採用手法までをご紹介します。
日本最大級のフリーランスデザイナー専門エージェントサービス「クロスデザイナー」
UI/UXデザイン、アプリデザイン、グラフィックデザイン、そしてアートディレクションなど、多様化するデザイナー職。 7,000人以上ものフリーランスデザイナーが登録するクロスデザイナーなら、ヒアリングさせていただいた最短即日中に複数名の即戦力デザイナーをご提案。さらに条件が合えば最短3日でアサイン可能です。 さらに、採用コンサルタントがお客様の案件内容をヒアリングの上、稼働日数やスキル条件など、求められる採用要件をアドバイスさせていただくため、採用のミスマッチを最小限に抑えます。 事業成長を加速させるデザインを実現いたします。
サービス資料でわかること
  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
  • 各サービスプラン概要
  • 支援実績・お客様の声
西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。