【企業向け】フリーランスデザイナーの経験・スキル別活用ポイント | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

【企業向け】フリーランスデザイナーの経験・スキル別活用ポイント

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フリーランスデザイナーは、経験を積んで独立している人もいれば、オンラインスクールや独学でスキルを身につけている人などさまざまです。

デザイナーは、そもそも資格が必須な職種ではありません。そのため、重視すべきなのは自社が求めているスキルを備えているかどうかです。

この記事では、フリーランスデザイナーの経験・スキル別の活用ポイントと評価方法について解説します。即戦力人材の探し方や採用方法もまとめました。ぜひ参考になさってください。

デザイナーはフリーランスが多い

デザイナーは広告代理店や制作会社で経験を積んだあと、フリーランスとして活躍するキャリアが一般的です。そのため、採用市場で募集を出しても、応募者は集まりません。

しかし、近年はコロナ禍もあり、オンラインスクールでデザインを学んでから、自宅で案件を獲得するフリーランスのデザイナーも増えています。

オンラインで学べる環境が整ったこともあり、学習範囲も広く、高度なスキルをもつ人も少なくありません。

ただし、経験やスキルに個人差はあります。採用担当者は、求める人材を採用するために、スキルを見極めることが大切です。

フリーランスデザイナーへ依頼する予算の相場

フリーランスデザイナーへ案件を依頼するときは原則、業務委託契約を結びます。経験やスキルが高い人には、それなりの報酬を用意しなければなりません。

フリーランスデザイナーの分野ごとに報酬の相場をまとめてみました。

分野

費用相場

グラフィックデザイン(DTP)

40万円~/月

UI/UXデザイン

20万円~/月

Webデザイン

55万円~/月

ゲームデザイン

50万円~/案件

上記はあくまで相場です。案件の内容やプロジェクトの規模に応じて変動します。

やや高いように感じる方もいるかもしれませんが、プロジェクトベースで採用することを考えると正社員採用よりもトータルのコストを抑えることが可能です。

関連記事:デザイナー業務委託の料金相場を徹底解説!採用方法や依頼方法についても紹介

外注に関心があっても採用時の注意点や進め方がわからない人は少なくありません。下記の資料では、初めての方にもわかりやすいように解説しています。無料でダウンロードいただけますので、ぜひお役立てください。


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【経験・スキル別】フリーランスデザイナー活用のポイント

デザイナーに求めるスキルは、案件によって異なるものです。ここでは、デザイナーの経験やスキル別の活用ポイントについて解説します。

即戦力|大規模案件やプロジェクトに参画

プロジェクトにすぐ参画してもらいたい場合、高いスキルをもつ人材を探していることがほとんどではないでしょうか。即戦力または短期間で結果を出してもらえるスキルを期待しているはずです。

こうした即戦力デザイナーは、緊急性が高いプロジェクトにも柔軟な対応が可能です。アートディレクターやクリエイティブディレクターとして、プロジェクトに貢献してくれるでしょう。

多数のプロジェクトを経験しており、実績が豊富なデザイナーはデザインの基礎はもちろん、応用力も備えているケースが多いです。コミュニケーション力が高く、デザイン制作の流れを深く理解しています。

大規模プロジェクトをけん引した経験や、プロジェクトでの立ち位置も確認しておきましょう。

関連記事:アートディレクターとは?デザイナーとの違いや向いている人の特徴、仕事内容や平均年収も解説

関連記事:クリエイティブディレクターとは?役割・仕事内容・スキル

経験者|社内デザイナーをサポートしてもらう

継続性のあるプロジェクトで中長期的な成果を求めているときは、その分野に経験をもつデザイナーを採用しましょう。

著名ではなくても、ある程度、デザイン業務の経験があればこなせるはずです。ただし、実務をこなせるスキルがあるのかは、しっかりと見極める必要があります。

フリーランスとして実務の経験があるデザイナーは、制作プロセスを理解しており、作業環境を整えています。

社内デザイナーのサポートや、デザインリーダーまたはシニアデザイナーなどチームの中核として、安定したパフォーマンスを期待できるでしょう。

関連記事:【企業向け】シニアデザイナーとは?その役割や採用方法を解説

サポート|一部のデザイン業務のみ委託

実務経験なし、または経験が少ないデザイナーは、補助的な役割で業務委託契約を結びます。ロゴ制作やイラスト作成など、プロジェクトの一部を委託してチームの負担を軽減するのです。

簡単な作業や部分的なサポート業務を任せられますが、デザインガイドラインや納期などは事前に決めておく必要があります。

もし、経験値の浅いデザイナーでもそのスキルに期待できる場合、中長期の契約を結び、スキルを習得させて役割の幅を広げていくことも可能です。

将来的に正社員雇用へ転換することを検討してもよいでしょう。

関連記事:Webデザイナーのアシスタントの仕事内容は?必要なスキルやメリット・デメリットを解説

フリーランスデザイナーのスキルレベルの評価方法

フリーランスデザイナーのスキルレベルを評価するには、口コミや作業環境、経験などの方法があります。それぞれどのように見極めたらよいのかを解説します。

過去の実績・口コミ

フリーランスのデザイナーのスキルレベルは、過去の実績や口コミから見極めることができます。

例えば、クラウドソーシングの場合、クライアントが依頼後に口コミの投稿が可能です。口コミでデザイナーの対応や成果物の品質について、確認できます。

低評価であったとしても、デザイナーのスキルとは関係がない場合もあります。星評価だけではなく、きちんと口コミを読んで判断することをおすすめします。

使用ツールや作業環境

フリーランスデザイナーによってツールの習熟度が異なることがあります。どくに独学や我流デザイナーの場合、作業環境が合わない可能性もあるため、確認が必要です。

もしデザイン系の資格をもっていれば、資格の種類やランクからどの程度のスキルをもっているのか判断できます。

ただ、デザイナーは資格なしでもなれる職種のため、資格や検定を持っていない人も少なくありません。気になるデザイナーがいれば、過去の作品や制作物を見せてもらいましょう。

関連記事:デザイナーの資格・検定から実践スキルを見極める方法を解説

ディレクション経験の有無

実績や経験が豊富なデザイナーなら、ディレクション経験の有無を確認しましょう。具体的にプロジェクトのディレクション経験が確認できる場合と、役割として兼務しているケースがあります。

募集時にアンケートを実施して、ディレクション経験やプロジェクトで他デザイナーへ指示出しをした経験の有無を確認しておきましょう。

関連記事:アートディレクションはフリーランスへ依頼できる?探し方のポイントも解説

コミュニケーションスキル

デザイナーに限らず、どの業界や職種でもコミュニケーションスキルは必要です。

コミュニケーションスキルとは、社交性よりも社会性を指します。わかりやすく意図を制作に伝えるスキルや、ニーズを理解した制作スキル、フィードバックへの対応力です。

メッセージや面談でのやり取りのなかで、こうしたスキルを見極めましょう。

関連記事:デザイナーと円滑なコミュニケーションをとるコツは?工程別に解説

優秀なフリーランスデザイナーの探し方・採用方法

これまでの募集方法で応募が集まらない場合、探し方を検討しなければいけません。採用手法を変えることで、求めるスキルをもつデザイナーを採用できる可能性があります。

ここでは、優秀なフリーランスデザイナーの探し方・採用方法をご紹介します。

同業者や知人に紹介してもらう

フリーランス協会の『フリーランス白書2023』によると、フリーランスデザイナーの仕事獲得の経路でもっとも多いのが「現在の取引先や過去の取引先、知人からの紹介」です。

同業者に、プロジェクトにマッチした優秀なデザイナーを紹介してもらえないか聞いてみましょう。ただし、人気デザイナーの場合、自社の案件を進めてほしいことから紹介してもらえない可能性もあります。

エージェントサービスを利用する

エージェントサービスの利用は、もっとも収入が得られる仕事獲得経路として多くのフリーランスに選ばれています。そのため、優秀なフリーランスデザイナーも登録している可能性が高いサービスです。

エージェントに求めているスキルなどを伝えて、条件にマッチするフリーランスデザイナーを紹介してもらいます。

事前にスキル審査をおこなっているサービスを選べば、スキルチェックは不要です。採用ミスマッチの防止にも役立ちます。

関連記事:人材紹介を利用した際のヒアリング項目とは?依頼時のポイントも解説

SNSやポートフォリオサイトをチェックする

SNS経由で依頼を受けているフリーランスも少なくありません。ふだんの投稿内容から人柄の判断が可能です。人柄重視で採用を決めたい場合におすすめの方法といえるでしょう。

SNSのダイレクトメッセージから直接やり取りが可能です。コミュニケーション力などを踏まえて、採用できるメリットがあります。

ほかにも、デザイナー自身が運営するポートフォリオサイトをチェックするのもおすすめです。過去の作品からデザインスキルを確認できます。

関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説

クラウドソーシングサービスで探す

クラウドソーシングサービスに登録しているフリーランスは、経験の浅いデザイナーもいれば法人化したデザイン事務所や多数の実績をもつプロのデザイナーも登録しています。

そのため、探し方やアプローチによっては、優秀なデザイナーを探すことが可能です。

ただし、フリーランスの仕事獲得でクラウドソーシングサービスを活用している人は約5.2%と多くはありません。

また、探し方としては気になるデザイナーの一人ひとりとメッセージで交渉する方法となります。実際に契約を結ぶまでに時間がかかるのがデメリットといえるでしょう。

関連記事:クラウドソーシングとは?依頼できる業務と費用相場、メリット・デメリットや活用方法を解説

優秀な人材を獲得する方法に業務委託や派遣、クラウドソーシングがあげられます。それぞれどのような違いがあるのか、以下の資料にまとめました。無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。


【お役立ち資料】業務委託・派遣・クラウドソーシング比較表

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フリーランスデザイナーと業務委託契約を締結するときのポイント

フリーランスデザイナーとは原則、業務委託契約を結びます。スムーズに依頼するために契約締結の流れを理解しておかなければなりません。

フリーランスデザイナーと業務委託を締結するポイントについて解説します。

委託する業務の範囲を明確にする

まずは、プロジェクトにおいてどの業務を委託するのか、業務範囲を明確にします。範囲によって求められるスキルが異なるためです。

具体的な業務内容や必要なスキル、使用ツールなどを記載した文書を「ジョブディスクリプション」と呼びます。採用ミスマッチを防ぎ、プロジェクトを円滑に勧めることが可能です。以下より作成ガイドを無料でダウンロードいただけます。


【お役立ち資料】ジョブディスクリプション作成ガイド

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業務範囲を明確にしたら、業務委託契約書を作成します。適正な契約書の作成により、トラブルのない高品質な成果物を確保することが可能です。

以下の資料で業務委託契約書を作成するうえで、必要なことを解説しています。ぜひお役立てください。


【お役立ち資料】フリーランス・副業人材との業務委託契約書作成ガイド

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スキルに見合った報酬を用意する

高いスキルをもち、実績も十分にあるデザイナーには、それなりの報酬を用意する必要があります。

即戦力を備えたデザイナーは、プロジェクトの品質やスピードに大きく影響を与えるものです。見合った報酬を提供することで、デザイナーのモチベーションを維持できます。

スキルに見合った報酬が得られるクライアントとは、スポット依頼でも柔軟に対応してもらえるでしょう。良好な信頼関係の構築にもつなげることが可能です。

関連記事:Webデザイナーの時給相場を年代・地域・雇用形態別に解説! 採用方法も紹介

フルリモートなど依頼体制を構築する

フリーランスデザイナーの多くは自宅に作業環境を整えており、フルリモートを希望する人がほとんどです。業務委託契約でも、オフィス出社だと採用が難しくなるケースも少なくありません。

社内でフルリモートに対応できるように、プロジェクト管理ツールやクラウドシステムを導入しましょう。環境を整えて社内でも使用して慣れておくことが大切です。フルリモート環境を整えておくことで採用がしやすくなります。

ただし、フルリモートの場合、コミュニケーションが取りにくいことがデメリットとして挙げられます。もし、指示の出し方を誤ると偽装請負と判断されるおそれがあるため、事前に業務の進め方など、ルールを決めて社内で共有しておきましょう。

関連記事:フルリモートで働くWebデザイナーと契約する際のメリットやデメリット、成功ポイントを徹底解説

2024年11月よりフリーランス新法が始まります。フリーランスの活用を考えているなら、仕事の依頼の仕方やコミュニケーションの取り方に注意が必要です。

以下の無料でダウンロードできる資料には、業務委託人材のマネジメントやコミュニケーションのポイント、注意点をまとめています。

フリーランスデザイナーとのコミュニケーションの取り方に悩んでいる方はぜひご覧ください。


【お役立ち資料】外部人材とのコミュニケーションとマネジメント

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状況に応じて正社員雇用も検討する

デザイナーの思考をビジネスや経営にも取り入れようと、デザイナーの需要が高まりつつあります。多くの企業がデザイナーを求めており、優秀なフリーランスデザイナーは引く手あまたです。

そのため、スポットで依頼できたとしても、つぎの依頼でスケジュールが埋まっているケースもあります。どうしても逃したくない人材なら、正社員として採用することも検討しましょう。

業務委託契約期間を試用期間のように使うことで、お互いに採用ミスマッチを防ぐことができます。双方の状況にあわせた依頼方法を検討してみてください。

優秀なフリーランスデザイナーをクロスデザイナーがご提案します

フリーランスデザイナーへ仕事を委託するときは、口コミやポートフォリオなどでスキルをチェックすることが大切です。とくに経験や実績には個人差があるため、事前に確認が必要です。

少しでも採用ミスマッチを防ぐには、エージェントサービスの利用も検討しましょう。エージェントが仲介することで偽装請負のリスクを抑え、効率よく即戦力人材を活用できます。

クロスデザイナー』はフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。グラフィックデザインやWebデザイン、UI/UXデザインなど、さまざまなデザイナーのニーズに対応することが可能です。

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吉永 ゆくら
記事を書いた人
吉永 ゆくら

デザイン系の専門学校でグラフィックデザインを学ぶ。デザイン事務所に就職後、縫製業と企業の専属ライターを経てフリーランスに。デザイン・縫製・Webとものづくりの楽しさとやりがいを仕事を通して感じています。現在はオウンドメディアのコンテンツ制作を中心に活動中。