ECサイトのデザイン制作するに当たって参考になるサイトはないかと気になることはありませんか?
そこで本記事では、ECサイトのデザインで参考になるサイトを厳選してご紹介します。
ECサイトのデザインで重要なポイントや依頼方法などについても解説するので、ぜひご参考ください。
ECサイトのデザイン参考サイト・カテゴリ別5選
ECサイトのデザインで参考になるサイトを、食品・ファッション・インテリア・縦長のECサイト・バナーのカテゴリ別にご紹介します。
食品
食品関係のECサイトを中心に集めたギャラリーサイトです。
さまざまな食品ECサイトのファーストビューが一目でわかりやすく、カラー別・年別の検索ができます。また、食品だけでなく、「デザイン・アート」「くらし・住まい・環境」といったさまざまなカテゴリでも数多く掲載されているため、参考となるデザインを見つけやすいでしょう。
ファッション
ECサイトを集めたギャラリーサイト「EC LIBRARY」の中には、アパレル・ファッション業界のECサイトのデザインが49件掲載されています(2024年2月時点)。検索の際にはカテゴリや色のほかに、「かっこいい」「かわいい」「ナチュラル・爽やか」などのテイストからの検索もできるため、アパレル業界の参考ECサイトを見つけやすいでしょう。
インテリア
インテリアや雑貨業界のECサイト31件(2024年2月時点)が掲載されたギャラリーページです。インテリアに特化した参考事例を探すことができます。
上に紹介した、EC LIBRARYのインテリア・雑貨のECサイトデザインまとめからインテリア業界のECサイトを見ることもできます。
スマホのECサイトデザイン
スマートフォンのECサイトのスマホサイト・レスポンシブデザインを制作するうえで、参考となるデザインを検索できるギャラリーサイトです。カラー別に検索したいとき、メインカラーとサブカラーの2つを選ぶことができます。
カテゴリ別では、アパレル・ファッション、インテリアなど業界別に数多く分類されており、登録数は2,096サイト(2024年2月時点)と豊富なスマホデザインが見られます。
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バナー
バナーは、季節のものやナチュラル系、おしゃれなバナーなどを集めた「BANNER LIBRARY」がおすすめです。業界別(CATEGORY)やかっこいい・かわいいなどのテイスト別、季節別、カラー・サイズ・SNSのメディア別、アクセス数の高いバナーといったさまざまな視点から質の高いバナーを検索することができます。
関連記事:ECサイト向けのバナーデザインとは?目を引くためのポイントを紹介
ECサイトのデザインで重要なポイント
ECサイトにきたユーザーには、主にどんな商品があるのか、買いたいと思える商品なのか、購入できるのかの3点をしっかりと提示する必要があります。そのための重要なポイントとして、次のことが挙げられます。
- 一瞬で興味を引くファーストビュー
- 優先事項が上部にある
- シンプルなデザインでわかりやすくする
- 商品検索がしやすい
- 商品ページへの導線がスムーズ
- 購入時のイメージがしやすい
- 購入までの導線がスムーズ
- スマホで使いやすい
- 商品・サービス・ターゲットに合ったデザインである
一瞬で興味を引くファーストビュー
ユーザーがサイトを訪問した際、最初に目にするのがファーストビューです。ユーザーはファーストビューを見た3秒で、離脱するか留まるかどうかを判断するとされ、非常に重要な部分となっています。
そのため、ファーストビューでは、ユーザーの興味を引くような情報を入れたり、ユーザーがサイトに対してメリットを感じられたりするような情報を伝えることが重要です。
優先事項が上部にある
セールやキャンペーンなどユーザーにとってメリットになるような情報や優先事項を上部に配置しましょう。無駄な回遊や離脱を防ぐことができます。
また、ECサイトの目的は基本的に商品を購入してもらうことにあります。そのための商品検索がしやすいように上部に配置し、スマートフォンで固定表示にするなどユーザーが使いやすい配慮が重要です。
シンプルなデザインでわかりやすくする
ECサイトは、伝えたい情報が一目で伝わり、ユーザーが見やすく、商品検索がしやすいシンプルなデザインにしましょう。
ごちゃごちゃした装飾や必要のない情報を極力なくすことで、ユーザーが知りたい情報へよりスムーズにたどり着くことができ、お問い合わせや購入につながりやすくなります。
商品検索がしやすい
ユーザーが商品検索がしやすいように、カテゴリ分類や関連項目をまとめておきましょう。たとえば、衣類販売のサイトであれば、大カテゴリにブランドの分類、中カテゴリにアウター・トップスなどの分類、小カテゴリにコート・ジャンパー・パーカーなどの分類をします。
また、商品を使う目的に応じてカテゴリ分類も変わってきます。同じ衣類でもファッション系のサイトであれば、ブランドが重要となりますが、ユニフォーム系のサイトとなると、作業着や白衣など衣服を使うシーンに合わせたカテゴリ分類が先になることもあります。
ユーザーがECサイトにきてどんな箇所で留まっているか、離脱しているかなどを定期的に見直して、商品検索がしやすいページを心がけましょう。
商品ページへの導線がスムーズである
商品検索のしやすさとともに意識しておきたいのが、商品ページへの導線です。ユーザーによってはダイレクトに商品ページへ入るパターンもあれば、特集ページなどから入るパターンもあるでしょう。
いずれにしても、商品ページにスムーズにいけるような導線設計をしておくことで購入までの離脱を防ぐことができます。
購入時のイメージがしやすい
商品ページでは、購入時のイメージがしやすいことも重要なポイントです。商品ページまできてもらった時点で興味関心が高いものの、自分にとって有用なものかを判断できないとずに購入に至らないこともあるでしょう。
また、ECは実店舗と異なり、商品を実際に見られないため、サイズや商品画像などの基本的な情報はもちろん、購入後のイメージを伝えることが非常に重要になります。
商品を購入したらどうなるのか、どんなことができるのか、どんなメリットがあるのかが端的にわかりやすく伝わる画像やテキストを効果的に配置しましょう。
購入までの導線がスムーズでたどり着きやすい
せっかく商品ページまできてもらっても購入ボタンがどこにあるのかわからなかったり、決済がうまくできなかったりすると離脱の原因となってしまいます。
ユーザーが購入したいと思ったときに決済までスムーズにできるようなボタンの配置や、サイズ設定、見やすいカラーなどにしておくことが重要です。
PC・モバイル両方で使いやすい
ECサイトはPC・モバイルの両方で使いやすいデザインにしましょう。スマートフォンで使えるモバイルデザインとPCで使うデザインは別に制作し、ユーザビリティの確認をそれぞれ行います。
特に、すべての年代でWebサイトをスマートフォンで見る人のほうが多いため、スマホで見たときにボタンは押しやすいか、見やすいサイズかなどを必ずチェックしましょう。
関連記事:ECサイトの効果的なスマホデザインは?事例と合わせて解説
商品・サービス・ターゲットに合ったデザインである
また、大前提ではありますが、ECサイトのデザインは、商品やサービス、ターゲットに合ったデザインであることが重要です。
たとえば、年配世代をターゲットにした商品であるのに、若者向けの色味やトーンであれば、ファーストビューで離脱する要因となってしまいます。テキストや画像ベースで伝える情報以上に、色やカラー・フォントなどのデザインはユーザーが一瞬でサイトを判断する重要な要素となります。
また、定期的にサイト訪問者を分析し、ターゲットを取り込めているかどうかを確認し、分析結果に則ってデザインを最適化していくことも重要です。
ECサイトのデザインを依頼する方法
ECサイトのデザインを依頼する方法は次の3つです。
- 内製する
- 制作会社に外注する
- フリーランスに外注する
1. 内製する
まず、社内のデザイナーに依頼する(内製)というのが一つです。事業の必要上、一定数のデザイナーを確保したい場合には社員として採用し、社内で依頼する方法があります。
ただ、一定期間のみデザイナーが必要なときや単発の案件で依頼したい際には外注するのがおすすめです。閑散期があるにもかかわらず社員として採用すると、その間の給与や保険料などの採用コストが大幅に掛かってしまいます。
こうした場合の外注先としては、制作会社・フリーランスの2つがあります。
2. 制作会社に外注する
外注の依頼先としては、制作会社があります。
メリットとしては、一定のクオリティが担保されることや、依頼範囲が広く、サポートが手厚いこと、納期遅延や廃業のリスクが比較的低いことが挙げられます。
一方、デメリットとしては、フリーランスと比較して価格が高額となることがあります。
また、制作開始や制作期間中の打合せ後に社内検討などが必要で、フリーランスと比較すると制作期間がかかることもあります。
3. フリーランスに外注する
フリーランスに外注するという方法もあります。
メリットとしては、費用が抑えられること、稼働が早いことや、業務を絞って依頼できることが挙げられます。
デメリットとしては、フリーランスによってスキルが異なることや、依頼できる業務内容が限られること、廃業や納期遅延のおそれがあることがあります。
制作期間が少なく、急いでいる場合、部分的な業務を依頼したいときに、フリーランスをおすすめします。
デザインを外注した場合とデザイナーを社員として採用した場合のコストについて、以下の資料で詳しく比較解説しています。無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。
ECサイトデザイン費の相場
ECサイト全体のデザイン費の相場は次のようになっています。
サイト規模 | 特徴 | 費用感 |
小規模 | ASPやオープンソースのものを使った簡易な実装 | 50万円〜200万円 |
中規模 | オープンソースからパッケージまで、ある程度カスタマイズできるもの | 200万円〜600万円 |
大規模 | フルスクラッチ対応、ペルソナからカスタマージャーニー、MA設計など | 600万円〜(要問い合わせ) |
関連記事:Webデザインの費用/料金相場は? 制作会社とフリーランスどちらに依頼すべきかも解説
制作会社
制作会社では、ディレクターやデザイナー、コーダーというように担当者が分担して制作・クライアント対応に当たります。
そのため、ECサイトの費用相場感としては100万円以上かかることも多く、中規模以上のサイトを依頼したい際の外注先として想定しておいたほうがいいでしょう。
フリーランス
一方、フリーランスでは個人がクライアントとの打合せ・対応からデザイン・実装まで制作のすべてを担います。
その分、費用としては制作会社より比較的大きく抑えることができ、50万円程度からの小規模サイトを依頼したいときの外注先として想定することができます。また、サイト全体だけでなく、バナーやロゴデザインなど単体での対応も可能です。
ECサイトのデザインをフリーランスに外注する方法
ECサイトのデザインをフリーランスに外注する方法として、次の3つがあります。
- エージェントサービス
- クラウドソーシングサービス
- 個人に直接依頼する
エージェントサービス
エージェントを通してデザイナーに依頼することができるサービスを活用することで、フリーランスに外注することができます。
エージェントサービスでは、担当者が付いてクライアントの要件を整理し、要件に合ったデザイナーを紹介してもらうことが可能です。デザイナーが登録する専門のエージェントサービスを活用することで、より質の高い納品を期待できます。
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、発注したい企業と受注が可能な個人が登録し、依頼したい仕事を掲載すると、仕事を受けたい人が応募する仕組みとなっています。
メリットとしては、比較的安価な費用で発注できることやインターネット上で固定フォームを使って手軽に募集し、やり取りができることです。ただ、応募者が集まってくれるかどうかや専門性を持ったデザイナーに依頼できるかどうかは不安な要素が残ります。
個人に直接依頼する
もし、すでに依頼したいフリーランスのデザイナーがいれば、直接外注することも一つの方法です。また、知り合いのつながりなどから紹介してもらえることもあります。
個人に直接依頼すると、中間手数料が発生しないことがメリットとしてあるものの、依頼したい業務の要件に合うデザイナーがなかなか見つからない場合も少なくありません。優秀なデザイナーが見つからないという場合には、エージェントサービスを活用することをおすすめします。
ECサイトのデザインを依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
本記事では、ECサイトのデザインとして参考になるサイトやECサイトのデザインで重要なポイントを中心にご紹介してきました。
ECサイトのデザインを依頼する方法として、社員に依頼する「内製」、もしくは社外に依頼する「外注」という2つの選択肢があります。また、外注先として制作会社とフリーランスがありますが、フリーランスのほうがより安く依頼でき、そして柔軟に対応してもらうことが期待できます。
ただ、フリーランスに依頼する際はクオリティの担保が難しいため、優秀なデザイナーを紹介してくれるエージェントサイトの活用がおすすめです。国内最大級のデザイナーを登録する「クロスデザイナー」なら、厳正な審査を通過した7,000人以上のデザイナーが在籍しているため、自社に合った最適なデザイナーを紹介してもらうことができます。
フリーランスであれば、正社員としては採用難易度の高いWebデザイナーへの依頼も可能。他者とは差別化したデザインが期待できます。
以下より、サービス資料とクロスデザイナーで紹介できる一部のデザイナーリストを無料でダウンロードできます。ぜひお役立てください。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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