【企業向け】デザイナー採用におすすめのエージェントは?選ぶ際のポイントも解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

【企業向け】デザイナー採用におすすめのエージェントは?選ぶ際のポイントも解説

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近年、デザイン経営によるイノベーション創出が唱えられていますが、中小企業のイノベーションにおける最大の課題は人材不足であり、特にデザイナーの採用は難易度が高くなっています。

この記事では、それらの課題をふまえたうえでデザイナー専門のエージェントを活用するメリット・デメリットや選び方、採用の流れを解説します。

おすすめのエージェントをご紹介するので、デザイナーの採用でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

イノベーションにおける最大の課題は人材不足

まずは、最新の統計データから、企業のイノベーションをめぐる課題について見ていきましょう。

2023年版「中小企業白書」では、従業員規模が大きい企業ほどイノベーションを実現している割合が高いことがわかっています。小規模企業に比べて大規模企業は、プロダクトでは約3倍、ビジネス・プロセスでは約2倍もイノベーションを実現している企業が多くなっています。

文部科学省科学技術・学術政策研究所(2021年)によると、このプロダクト・イノベーションとは、新しく生み出したり改善したりして開発された製品・サービスで、開発企業の以前の製品・サービスとは大きく異なり、かつ市場に導入されているものを指します。

一方、ビジネス・プロセス・イノベーションとは、企業の1つ以上のビジネス機能について、新しく生み出したり改善したりして導入されたビジネス・プロセスで、以前のビジネス・プロセスとは大きく異なり、かつ企業内で利用されているものを指します。

従業員規模別にみた、イノベーション実現状況

▲出典:2023年版「中小企業白書」第4章:中小企業におけるイノベーション

では、中小企業においてイノベーションが進まない要因は何でしょうか?

東京商工会議所「中小企業のイノベーション実態調査」の結果から、中小企業のイノベーションにおけるリソース面での最大の課題は、研究開発段階においても事業提供開始・事業拡大段階においても「人材不足」であることがわかっています。

研究段階における課題

イノベーションにより付加価値を高めた製品の販売開始・サービスの提供開始・事業拡大段階における課題

▲出典:2023年版「中小企業白書」第4章:中小企業におけるイノベーション

デザイナー採用が特に難しい理由3つ

人手不足に陥っているのは中小企業だけではありません。

東京商工リサーチ(TSR)が2023年4月に実施した「人手不足」に関する調査結果を見ると、全国の企業の66.5%が「正社員不足」と回答しました。特に、従業員数の多い大企業では73.2%に達しています。

このように社会全体で人材不足が深刻化する中、イノベーションの創出に重要な役割を担うデザイン人材の採用は、特に難易度が高いと言われています。その理由は主に以下の3つです。

  1. IT人材の不足
  2. 働き方の多様化
  3. 企業がデザイナー採用に慣れていない

それぞれ詳しく説明します。

1.IT人材の不足

経済産業省が公表した「IT人材需給に関する調査」によると、IT関連市場の規模が拡大することにより、2018年を基準として2030年までにIT人材の不足は年々増加。2030年のIT人材不足数は最大約 79 万人にのぼると予測されています。

また、労働人口が減っているうえ、以下のようにデザイナーの数は労働人口全体のわずか0.1%にも満たない値で推移しており、デザイン関係の仕事に従事している人はけっして多いとは言えません。このような母数の少なさも、採用が難しい要因の1つと言えるでしょう。

▲出典:経済産業省「デザイン関係統計資料」

関連記事:デザイナーは不足している?探し方と採用のポイントを解説

2.働き方の多様化

「働き方改革」が進む現代では、デザイナーの働き方も多様化しています。とくに実力があるデザイナーは、報酬や労働環境などで自由度の高いフリーランスとして独立するケースも増えています。

厚生労働省の調査によると、以下のようにWebデザイナーやグラフィックデザイナーといったデザイン系の職種の就業形態はフリーランスが多いことがわかっています。

Webデザイナーの一般的な就業形態

グラフィックデザイナーの一般的な就業形態

出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))より引用

そこで企業は、デザイナーにとって報酬や労働条件などのメリットを提示することが重要となります。優秀なデザイナーを採用する際は、正社員としての採用にこだわらず、業務委託や副業のデザイナーの活用も視野に入れることをおすすめします。

また、業務委託契約への理解を深めて、契約形態に合わせた契約書などを準備しておくことも必要です。

以下の資料では、初めての方でも業務委託活用に踏み出せるよう、契約形態ごとに概要や特徴を解説し、比較表としてまとめています。無料でダウンロードできますので、お気軽にご覧ください。


【お役立ち資料】
業務委託の契約形態 比較表

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3.企業がデザイナー採用に慣れていない

デザイナー採用の難易度が高い理由として、企業がデザイナー採用に慣れていないことも挙げられます。

デザイナーの仕事はグラフィックやWeb、アプリなど多様化しており、業務によってはデザインだけでなく、プログラミングやマーケティングの知識、企画力やコミュニケーション力など、さまざまなスキルが必要になります。

そのため、企業側がデザイナーの仕事を理解していないと、応募者に求めるスキルや評価基準の設定ができません。判断基準が曖昧なまま選考を進めても、社内の人材ではデザイナーをどのように評価して良いかわからず、採用に至らないケースも見られます。また仮に採用に至っても、スキルやデザインの方向性が合わず、ミスマッチが発生する可能性も高まります。

関連記事:デザイナー評価項目・方法は?定性的になりがちな人事制度の見直し方

デザイナー専門のエージェントとは

近年の社員採用の難しさから代替手段として注目されているのが、フリーランスなど外部人材への業務委託です。

フリーランスを採用する主な方法としては、スカウト型サイト、求人広告、リファラル採用などがありますが、デザイナー採用に慣れていない企業はエージェントの活用がおすすめです。エージェントに依頼すれば、企業とデザイナーのニーズをもとにエージェントが介在して取引を進めてくれるため、採用の手間が省けます。

エージェントの選び方

エージェントを選ぶときは、手数料率・登録デザイナー数・サポート体制の3つに着目しましょう。それぞれの項目ごとのポイントを以下の表にまとめました。エージェント選びの参考にしてください。

手数料率

・手数料には「利用料・仲介料」と「振込手数料」の2つがある。

・「利用料・仲介料」は取引が成立し、報酬をデザイナーへ渡すときに支払う。

・「振込手数料」を誰が負担するかは、報酬の支払い方法やサービスによって変わる。

登録デザイナー数

・登録者が多いサービスなら、条件を絞りやすく、多くの人材を比較できる。

・サービス全体の登録者数のみ明示されている場合は、デザイナー以外の職種が多い可能性もある。

・登録者数が少なくても、デザイナーに特化したサービスなら求める人材が見つかる可能性が高まる。

サポート体制

・どこまで対応してもらえるのか、トラブルが発生したときの対応範囲と問い合わせ先などを事前に確認しておく。

・口コミなどサポートの対応に関するレビューをチェックする。

デザイナー採用までの流れ

続いて、エージェントを介してデザイナーを採用するまでの流れを以下の表にまとめました。初めてエージェントサービスを利用する方はぜひ参考にしてください。

1.仕事内容を決定する

・デザイナーに依頼する業務内容を明確にする。

・業務内容が曖昧な場合、採用後にミスマッチが起こる可能性がある。

2.求めるスキル・人物像を決定する

・デザインに関して、「必須とするスキルや資格」と「あれば嬉しいスキル」を明確にする。

・どのような志向を持っている人が自社に必要なのか言語化しておく。

3.エージェントサービスに登録する

・ひとつのサービスにこだわらず、複数のサービスに登録する。

・登録数が多ければそれだけ多くのデザイナーの目に留まりやすくなる。

4.人材を紹介してもらう
・専門知識を持ったエージェントが自社の求人条件に合った人材を紹介してくれる。
5.面接を行う

・デザイナーの希望と企業側の条件のすり合わせを行う。

・選考は採用担当者だけでなく、社内にデザイナーがいる場合は協力してもらう。

6.採用する

・採用したいデザイナーが決定したら契約を締結する。

・エージェントへの報酬は基本的には成果報酬型で、採用が決定した段階で費用が発生する。

デザイナー専門のエージェントを利用するメリット

デザイナー専門のエージェントサービスを利用して得られるメリットは、主に以下の4つです。

  1. 即戦力となるデザイナーを採用できる
  2. 面倒な条件交渉や契約手続きを代行してくれる
  3. 契約を適切に運用できるようフォローしてくれる
  4. デザイナーとの間でトラブルが発生した際に仲介してくれる

それぞれ詳しくご説明します。

1.即戦力となるデザイナーを採用できる

前章で説明した通り、フリーランスで活躍するデザイナーは、即戦力となるスキルをもつ方が多いです。しかし、たとえ優秀なデザイナーであっても自社の業務や目的に合っていないと意味がありません。

こうしたマッチングにおいても、デザイナー専門のエージェントであれば、対象となる企業に必要なリソースを選んでマッチングしてくれるため、採用の精度はより高くなるでしょう。

2.面倒な条件交渉や契約手続きを代行してくれる

デザイナーを採用する際のポイントや評価基準などについて、デザイン業界に詳しいエージェントの手厚いサポートを受けられるうえ、面倒な条件交渉や契約手続きも代行してくれます。そのため、難易度の高いデザイナー採用にかかる工数を削減でき、効率的に採用活動を行うことができます。

3.契約を適切に運用できるようフォローしてくれる

フリーランスデザイナーへの業務委託契約は、リソース不足の企業にとって強い味方となる一方で、契約形態の違いや法律に関する知識がないと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

そのため、業務委託契約に詳しく、業務の依頼の仕方などのノウハウを持つデザイナー専門のエージェントを活用すれば、契約を適切に運用できるようフォローしてくれるため、万が一トラブルが起こった際のリスクヘッジにもなります。

以下の資料では、契約をはじめとした業務委託人材の労務管理について解説しています。無料でダウンロードできますので、リスクを抑えて外部人材を活用するために、ぜひお役立てください。


【お役立ち資料】
業務委託の労務管理実践ガイド

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4.デザイナーとの間でトラブルが発生した際に仲介してくれる

デザイナー専門のエージェントを活用すれば、フリーランスデザイナーへの報酬額や支払い方法が適切に設定されるようサポートしてくれます。また、万が一納期遅れなどのトラブルが発生した場合も、フリーランスデザイナーの間にエージェントが入って仲介してくれるケースもあります。

デザイナー専門のエージェントを利用するデメリット

専門性の高いエージェント利用にはデメリットもあります。主に以下の2点を念頭に置いて採用に臨みましょう。

  1. 候補者が少ない場合がある
  2. 総合的なスキルを持つ人材の採用が難しい

それぞれ詳しくご説明します。

1.候補者が少ない場合がある

デザイナーの登録者数が企業からの依頼数に比べて少ない場合、紹介してくれる候補者の人数が少ないことがあります。利用を検討しているエージェントにどのような人材がどのくらい登録されているのか、登録しているデザイナーはどのように審査されているのか、あらかじめ確認しておきましょう。

2.総合的なスキルを持つ人材の採用が難しい

専門のエージェントには専門知識や高いスキルを持つ人材が多く登録されていますが、コミュニケーション力や企画力など汎用性の高いスキルを持つ人材の採用が難しいこともあります。

デザイナー採用におすすめのエージェント

デザイナー採用におすすめの7つのエージェントサービスについて、選び方で挙げた手数料率・登録デザイナー数・サポート体制を以下の表にまとめました。エージェントを比較・検討する際にぜひ参考にしてください。

エージェントサービス手数料率登録者数サポート体制
1. クロスデザイナー※お問い合わせください
約7,000名以上
あり
2. レバテック※要問い合わせ
45万名(サービス全体)
あり
3. ギークスジョブ(geechs job)非公開
20,000名
あり
4. ITプロパートナーズ※要問い合わせ
80,000名
あり
5. ランサーズエージェント非公開
200万名(ランサーズグループ全体)
あり
6. テクフリ10%24,000名以上
あり
7. クラウドテック非公開575万名(サービス全体)
あり

以降で、それぞれのエージェントサービスについて詳しくご説明します。

1.クロスデザイナー

クロスデザイナー』は、国内最大規模のフリーランスデザイナー専門エージェントサービスです。通過率わずか5%の審査を突破した7,000名以上のデザイナーが登録しています。

運営企業のGIGは、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、さまざまな企業のDX支援を行ってきた実績と、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』の運営経験を活かして、特に需要が高まっているフリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』を立ち上げました。

『クロスデザイナー』に依頼すれば、フリーランスデザイナーを熟知した経験豊富な人材エージェントが、企業の課題や要望をヒアリングして、デザイナーデータベースから最適な人材を即座にピックアップ。ご相談から平均1営業日以内に、GIG独自のランク分けと対応領域の可視化をして、厳選したデザイナーをご紹介します。

以下の関連記事では、クロスデザイナーを活用する企業の導入事例をご紹介しています。「実際にデザイナーを採用した企業の事例を知りたい」「どのように採用するかイメージがつかない」といった方は、ぜひご覧ください。

関連記事:「即戦力デザイナーの採用が急務だった」クロスデザイナー契約後1週間で2名採用したMFS様の事例

また、以下の資料では、デザイナーを取り巻く採用環境について解説し、クロスデザイナーを通してデザイナーを採用した事例をご紹介しています。無料でDLできますので、お気軽にご覧ください。


【お役立ち資料】
フリーランス・副業人材デザイナー採用事例集

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2.レバテック

レバテック』は、ITエンジニアとデザイナー専門のエージェントです。業務委託契約はもちろん、中途採用や派遣、新卒採用などニーズに応じた人材を紹介してもらえます。多くは「常駐型フリーランス」となるため、採用したデザイナーとも円滑なコミュニケーションが可能です。

また、レバテックは人材紹介のさまざまなサービスを展開しており、Web・ゲーム業界に特化したフリーランスエージェント『レバテッククリエイター』も展開しています。

3.ギークスジョブ(geechs job)

ギークスジョブ』は、エンジニアやクリエイターに特化したITフリーランス専門のエージェントです。人材採用においてフリーランスの活用に着目し、20年以上にわたり、大手からベンチャーまでさまざまな企業を支援してきた実績があります。

蓄積されたノウハウをもとに、ITフリーランスのスキルや志向性を把握したうえで、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。

4.ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ』は、企業の採用課題を解決するためのエージェントサービスです。週2日より、即戦力となるデザイナーを採用できます。契約交渉はエージェントによるサポートを受けられるため安心です。

UI/UXデザイナーやWebデザイナー、キャラクターデザイナー、3Dデザイナーなどが登録しており、登録から最短60分でプロ人材を紹介してもらえます。公募で直接デザイナーと取引もできるため、目的に応じた採用活動が可能です。

5.ランサーズエージェント

ランサーズエージェント』は、ランサーズ株式会社が運営するエージェントサービスです。クラウドソーシングサイト『Lancers』と連携し、200万名のデータベースからニーズに応じたハイスキル人材を提案してもらえます。

人材の提案やマッチング面談の時点では費用はかかりません。稼働開始前から稼働後までしっかりとしたサポート体制が整っているため、安心して利用できます。

6.テクフリ

テクフリ』は、ITエンジニア・クリエイター専門のフリーランス特化型エージェントです。業務委託(準委任契約)での ITエンジニア・クリエイター支援を得意としており、自社の状況に合わせて柔軟に働けるフリーランスを獲得できます。

無料相談から最短30分で人材の提案が可能で、お互いの意向がマッチすれば最短即日で正社員への転換もできます。

7.クラウドテック

クラウドテック』は、575万名以上のデザイナーやエンジニアが登録しており、ミドルからシニアの経験豊富な層が多数在籍していることが特徴です。最短3日でアサインが可能で、費用は実際の稼働に基づいて発生します。

デザイナーを採用するならデザイナー専門エージェントのクロスデザイナーがおすすめ

本記事では、企業のイノベーションにおける人材不足の問題や、デザイナー採用の難しさを解説し、デザイナー専門のエージェントを活用するメリット・デメリット、選び方、採用の流れを詳細にご説明しました。おすすめのエージェントサービスもご紹介しているので、デザイナー採用でエージェントの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

デザイナー専門のエージェントサービスを活用すれば、「即戦力となるデザイナーを採用できる」「面倒な条件交渉や契約手続きを代行してくれる」「契約を適切に運用できるようフォローしてくれる」「デザイナーとの間でトラブルが発生した際に仲介してくれる」といった多くのメリットが得られます。

特に企業がデザイナー採用に慣れていない場合は、デザインの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるデザイナー専門のエージェントサービスに依頼すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。

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  • クロスデザイナーの特徴
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曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。