デザイナーは不足している?探し方と採用のポイントを解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

デザイナーは不足している?探し方と採用のポイントを解説

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インターネットの普及に伴い、オンライン上の商材やサービスに対応できるWebデザイナー不足が顕著に。しかし、採用方法を工夫することで、優秀なデザイナーを効率よく採用することができます。

本記事では、デザイナーが不足と言われる理由、優秀なデザイナーを探す方法や採用する際のポイントを解説します。

デザイナー人材不足の3つの理由

近年、デザイナーが不足していると言われる理由を説明します。

  • IT市場、Web業界の急成長によりIT人材が不足
  • 企業が求めるデザイナーの要件のレベルが高い
  • 働き方が多様化している

1. IT市場、Web業界の急成長によりIT人材が不足

経済産業省が公表した「IT人材需給に関する調査」によると、IT市場の規模拡大に伴い、2018年を基準として2030年までに最大 78.7 万人のIT人材が不足すると予測されています。

IT人材の需要の伸び率別に高位(約9~3%)・中位(低位と高位の中間値)・低位(1%)の3つのシナリオをもとに試算したところ、低位で 16.4 万人、中位で44.9 万、高位で、 78.7 万人のIT人材が不足の見込みという結果になりました。

人口が減っている現状と、5Gの開始から見てIT市場の勢いは強まることが予想され、今後もIT人材の需要は高くなっていく可能性は高いでしょう。

上記からWebデザイナーは将来性があり、今後も高い需要は継続、デザイナー不足は慢性化すると予想することができます。

2. 企業が求めるデザイナーの要件のレベルが高い

デザイナーの仕事は多様化しており、紙媒体から、Web、アプリ、広告クリエイティブの作成など極めて幅広くなっています。デザインの知識だけでなく、プログラミングや広告運用、マーケティング知識など、ポジションによって付随する知識やスキルが必要となって来ます。さらに提案できる企画力やコミュニケーション力も求められます。

このように、技術の進歩や規模の拡大から、企業が求めるデザイナーの要件レベルが高く、なかなかそれに近い人材が見つからないことが不足を後押ししています。

3. 働き方が多様化している

デザイナーの働き方が、フリーランスや副業など、多様化していることも不足の理由の一つです。

▲出典:デザイン政策ハンドブック2020

「デザイン政策ハンドブック2020」によると、企業に属するインハウスデザイナーが 74.6%、企業に属さないフリーランスデザイナーは23.7%となっています。フリーランスデザイナーは2005年から2015年にかけて増加傾向となっており、スキルを持ったデザイナーがフリーランスや副業として働く流れが今後も増えていくと予想されます。

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優秀なデザイナーとは

多くの企業が採用したいと考える「優秀なデザイナー」の要素をここでは紹介します。

1. デザイン以外のスキルを持っている

企業がデザイナーに期待することが「デザイン」のみに限定することは少ないと考えられます。

たとえば、企業のWebサイトにおいて、デザインだけでなく、コーディング、JavaScriptなどフロントエンドに関するスキルは欠かせないスキルです。他、ロゴデザインや名刺のデザインを求められることもあるでしょう。幅広いスキルを持っているデザイナーは重宝される傾向にあります。

2. UI/UXの知識がある

Webサイトのデザインは、オシャレでコンセプトを表現するだけではありません。オンラインショップやキャンペーンサイトは、購入や会員登録などの明確な目的を持って運営されます

そのため、Webサイトやアプリの操作画面が快適に使えることや、また次回も活用しようと思われる体験をデザインで実現することが求められるため、UI/UXに関する理解が必要です。

たとえば、ネットショップであればトップページから商品紹介ページ、購入ボタンから決済までの操作のしやすさや分かりやすさなど、操作性を考えてデザインを作ることがUIに該当します。

UXを高めるためには商品購入までの顧客の心理状態や関心について考えることも必要です。例えば、コピーライティングや心理学の知識を持っているデザイナーは企業から重宝されます。

3. コミュニケーション能力がある

デザイナーは黙々と制作していれば良いわけではなく、クライアントやチームでコミュニケーションをとって進めていきます。

ここでいうコミュニケーションとは、3つに分けられ、「クライアントの戦略・意図を読み込むコミュニケーション」、「デザインイメージを言語化するコミュニケーション」、「チームと連携するコミュニケーション」となります。

この3つがあることで、プロジェクトが円滑に進められ、クオリティの高い成果物が期待できます。

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デザイナー採用における3つのポイント

ここではスムーズにデザイナー採用をするための3つのポイントを紹介します。

  • 自社が採用したいデザイナーの要件を決める
  • スキルや実績はポートフォリオで確認する
  • デザイナーの採用体制を構築する

1. 自社が採用したいデザイナーの要件を決める

デザイナーがいれば、Webサイトやアプリが作れるわけではありません。ディレクションをする人や、コンテンツを制作する人、実装する人などがいてチームとなることで、サービス、プロダクトが完成します。

仮に自社にディレクターがいれば、デザイナーだけを採用したい場合もあるでしょう。また、ノウハウが何もない状態でWebサイトを作りたいのなら、ディレクションも、デザインも、コーディングもできる人が必要となります。

自社にどのようなスキルを持ったデザイナーが必要なのか、採用をスムーズに進めるためには、現状を正確に分析してニーズにあった人材の要件を決めることから始めましょう。

2. スキルや実績はポートフォリオで確認する

デザイナー採用における重要な評価基準の一つが、ポートフォリオです。

ポートフォリオは、デザイナーにとって力量や実績を提示する履歴書のようなものです。経歴や携わった仕事などを把握でき、デザイナーのスキルを判断しやすくなります。

ポートフォリオは、

  • デザインが見やすいかどうか
  • 情報がまとめられているか
  • 公開年月日
  • 制作期間
  • 担当した作業範囲
  • 制作環境や使用言語
  • 制作背景や解決した課題

などを確認するようにしましょう。

面接の際は、制作背景から工夫点などを深堀することで、デザインの考え方やコミュニケーション力などを知ることができます。

3. デザイナーの採用体制を構築する

すでに自社にデザイナーがいる場合は、その人にお願いして面接やポートフォリオの確認を手伝ってもらえますが、デザイナーがいない場合は、デザイナーを見極めることが難しく、採用は簡単ではありません。

デザイナーがいない、デザインに対する知見を持った社員がいない場合は、デザイナーに特化したエージェントサービスを利用することも検討しましょう。採用のミスマッチを防ぐために、デザイナーを探す時には、社内の採用体制を整えてから開始することも重要です。

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デザイナー採用を成功させる5つのステップ

ここでは採用を成功させる基本の5ステップを紹介します。

  1. 採用したいデザイナーの要件を明確にする
  2. 要件からデザイナーの種類を決定する
  3. 採用手法を選ぶ
  4. 採用広報を行う
  5. デザイナーを採用する

1. 採用したいデザイナーの要件を明確にする

デザイナーの採用で最初に取り組むべきことは、「どのようなデザイナーを採用したいか」求める人材の要件を明確にすることです。

  • 年齢
  • 仕事内容
  • 実績
  • 経験年数
  • スキル
  • 給与
  • 使用可能ツール

これらの要素を細かく定義することが重要です。

要件を内容を整理することで、候補者を絞りやすくなります。

ただし、希望の人物像を全て満たすデザイナーは稀であるため、優先順位をつけて採用活動をおこないましょう。

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2. 要件からデザイナーの種類を決定する

次に募集するデザイナーの種類を決定します。デザイナーと一言で言っても、Webデザイナー、UI/UXデザイナー、グラフィックデザイナー、DTPデザイナーなど種類があり、それぞれにできる仕事が異なります。この職種を間違えると、人材のミスマッチが起こり、採用にかかった手間や時間が無駄となってしまうおそれがあります。

採用に関するノウハウがない場合は、専門知識のあるエージェントに相談することも検討しましょう。

3. 採用手法を選ぶ

デザイナーの働き方が多様化していることもあり、採用手法はさまざまです。前述の通り、採用は非常に難易度が高いため、ひとつではなく複数の手法を試すことをおすすめします。

「デザイナー特化型の求人媒体を使う」「リファラル採用」「自社サイトで募集」「エージェントを使う」など、多数の方法があります。自社に合ったものを選びましょう。

たとえば、自社にデザイナーがいないなど、デザイナーの採用知識がない企業では、採用エージェントに頼ることがおすすめです。すでに採用した経験がある場合は、求人広告や自社サイトでの募集など自社で完結できる採用手法でも問題ないでしょう。

4. 採用広報を行う

採用手法が決まったら、広報の開始です。求める人材に自社を認知してもらい、興味・関心を高めるためにおこないます。採用したいターゲットに応じて、自社サイト、ブログ、SNSなどを変えて、認知度を高めるようにしましょう。

発信する内容は、デザイナーが「この会社で働きたい」とイメージが湧くものにすることが重要です。研修制度が充実していること、1日のタイムスケジュールの紹介、クライアントワークを紹介して実際の仕事内容がイメージできるようにするなど、応募したくなるような内容を発信していきましょう。

5. デザイナーを採用する

採用計画や人材要件に沿って選考をおこない、決められた要件に沿って契約します。

選考は採用担当者だけでなく、社内にデザイナーがいる場合は協力してもらいましょう。採用した後も貴重な人材に長く働いてもらうため、働きやすい環境作りを心がけましょう。

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デザイナー不足の解消方法

デザイナー不足を解消する採用の方法としては、おもに次の4つがあります。

  1. 自社のWebサイトで募集する
  2. リファラル採用する
  3. デザイナーに強いエージェントを活用する
  4. フリーランスデザイナーを活用する

それぞれの方法には、メリット・デメリットがあります。両方把握したうえで、自社に合った方法を取り入れましょう。

1. 自社のWebサイトで募集する

自社のWebサイトで募集するには、まず自社のサイトかオウンドメディアがあるかどうかがポイントです。

すでにWebサイトを持っている企業なら、大きな手間と費用がかからずに募集開始できます。ただし、応募が来るまでには時間がかかることを忘れないようにしましょう。

オウンドメディアは採用に特化して発信することができ、効率よく人材を募集・採用することができます。アクセス数を増やすにはSNSを活用しながらアクセス数を増やすなどの工夫が必要であり、サイトが育つまでに時間がかかりますが、自社の魅力を直接発信できるため、ミスマッチ防止が期待できます。こちらも自社サイトと同様、応募が来るまである程度時間がかかることを理解しておきましょう。

2. リファラル採用する

リファラル採用とは、自社の社員からの紹介により人材を採用する方法です。自社のことを理解した社員からの紹介であるため、ミスマッチが比較的起こりにくいことが特徴です。また、費用や手間も抑えられます。

しかし、社員から紹介してもらう人数には限りがあり、必要な時に必要な人数を採用できるとは限りません。日頃から社内でリファラル採用があることを浸透させておく活動が必要です。

3. デザイナーに強いエージェントを活用する

短期間でデザイナーを採用したい場合におすすめなのが、エージェントの活用です。エージェントにも専門分野があるため、デザイナーに強いエージェントに依頼しましょう。

エージェントの利点は、専門知識を持ったエージェントが自社の求人条件に合った人材を紹介してくれるため、優秀な人材が比較的早く見つけられる点です。

はじめてデザイナーを採用する企業や、採用ノウハウのない企業はエージェントを活用することでミスマッチが起こりにくいことが期待できます。

ただし、採用コストには気をつけなければなりません。基本的には成果報酬型で費用が発生するため、採用するまで費用はかかりませんが、あらかじめ予算を立ててから募集をかけるようにしましょう。

4. フリーランスデザイナーを活用する

採用が難しい場合は、フリーランスデザイナーに業務委託を検討しましょう。フリーランスデザイナーには大きく3つのメリットがあります。

1. コストが低い

一番のメリットとなるのが、コストです。フリーランスの場合は、正社員とは異なり雇用契約を結ばないため、社会保険料や福利厚生費、通勤費などがかかりません。これまでの経験値があるため、教育費もかからないのも特徴です。

2. スキルが高い

自分のスキルのみで生計を立てているため、高い能力を持っている人が多いのが特徴です。そのため、正社員を採用して育成するよりも時間がかからず、すぐに即戦力として業務を開始できます。

3. 柔軟性がある

急ぎの対応などにも柔軟にスピード感を持って対応してくれます。また、人材の流動性が高いため、必要な時にスポットで仕事を依頼することもできます。双方の合意があれば即日稼働も可能なため、プロジェクトに応じて柔軟に対応できるでしょう。

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【お役立ち資料】
はじめての業務委託採用

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優秀なフリーランスデザイナーを効率良く採用したいのならクロスデザイナーがおすすめ!

デザイナー不足についてお伝えしてきました。今後も高いスキルを持ったデザイナーは不足する傾向にあるため、長期目線で採用計画を立てていくことも重要です。

ただし、自社にノウハウがない場合は、エージェントの活用がおすすめです。優秀な人材を紹介するだけでなく、採用までの段取りや、業務委託契約に関する手続きをすべて代行してもらえます。

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西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。