近年は、Webデザインや商品のパッケージデザインなど、さまざまなデザインの相談を希望する企業が増えています。
なぜなら、自社サイトや商品のデザインは企業の顔とも言える重要な要素であり、より良いデザインに変えることができれば、認知度や売上の向上につながるからです。
また、近年では「デザイン経営」が推奨されており、戦略的なデザインの活用が求められています。
そんな中、デザイン相談窓口が注目されています。この窓口では、ロゴやウェブサイト、製品パッケージなど、幅広いデザインに関する相談が可能です。
また、専門家による具体的なアドバイスを受けることで、企業のブランド価値を高めることができます。しかし、相談先を選ぶ際には、その実績や専門性をしっかりと見極めることが重要です。
そこで今回は、企業の方向けに、デザイン相談窓口の活用方法や重要性、相談できる内容や相談先の種類や選び方などを徹底解説します。自社のデザインに関するお悩みのある方は、ぜひ参考にしてください。
デザイン相談窓口とは?具体的な支援内容も解説
デザイン相談窓口とは、企業が直面するさまざまなデザインの課題に対して専門的な支援サービスを提供する窓口です。デザイン相談窓口のサポートにより、企業のデザイン品質を向上させ、効果的なブランド構築とユーザーエクスペリエンスの向上を実現可能です。
デザイン相談窓口で支援してくれる具体的な内容には、主に次のようなものが挙げられます。
1.デザインアドバイス
デザイン相談窓口では、専門家から最新のトレンドや技術に基づいたアドバイスを受けられます。適切なアドバイスを受けることで、ウェブサイトやアプリのデザイン改善、ブランドイメージの統一、ユーザーエクスペリエンスの向上が可能です。
2.プロジェクトプランニング
デザイン相談窓口では、プロジェクトの企画段階からデザインの計画をサポートしてくれます。ターゲットユーザーの分析、競合調査、デザイン目標の設定など、効果的なデザインプロジェクトを進めるためのプランニングを最適化できます。
3.ワークショップやトレーニング
デザイン相談窓口は、企業内のデザインチームや関連スタッフ向けに、デザインに関するワークショップやトレーニングを提供してくれます。ここでは、デザインツールの使い方、デザインプロセスの最適化、最新のデザイン手法などを学ぶことが可能です。
4.デザインレビュー
デザイン相談窓口では、既存のデザインを評価し、改善点や問題点を指摘してくれます。具体的には、ユーザビリティテストの結果を基に、使いやすさや視覚的な魅力を向上させるためのフィードバックを提供してくれるため、これを基にデザインの最適化を実現可能です。
5.プロトタイプ作成支援
デザイン相談窓口は、新しいデザインのプロトタイプ作成もサポートしてくれます。インタラクティブなプロトタイプを作成することで、実際のユーザーインターフェースの動作をシミュレーションしながら、デザインの効果を確認できます。
6.ブランド戦略の策定
デザイン相談窓口では、企業のブランドイメージを強化するための戦略策定のサポートが受けられます。デザイン相談窓口のサポートにより、ロゴデザイン、カラーシステム、タイポグラフィなど、ブランドの視覚的要素を統一し、強いブランド認知を構築可能です。
7.デザインリソースの提供
デザイン相談窓口では、デザインテンプレートやガイドライン、デザイン素材など、企業が効率的にデザイン作業を進めるためのリソースを提供してくれます。デザインリソースの提供は、一貫性のあるデザインの維持と、作業の効率化に寄与する重要な要素です。
デザイン相談窓口を活用するメリット
デザイン相談窓口を利用することで、企業は以下のようなメリットがあります。
コストと時間を削減できる
デザイン相談窓口を利用することで、企業がインハウスデザイナーを常に抱える必要がなくなります。
プロジェクトごとに外部の専門家を活用することで、固定的な人件費を削減し、効率的なコスト管理が可能です。また、デザインプロセス全体の効率が向上し、時間を節約できます。
専門家の迅速な対応により、プロジェクトのスピードアップが図られ、マーケット投入のタイミングを逃さずに済むでしょう。
ブランド価値が向上する
専門的なデザインアドバイスを受けることで、企業は一貫したブランドイメージを構築可能です。
視覚的なデザインの統一感が消費者に強い印象を与え、ブランド認知度が向上します。また、ブランドの視覚的要素の統一により、消費者の信頼を得ることができ、結果としてブランド価値も高まるでしょう。
高品質なデザインは、ブランドの評価を向上させる重要な要素です。
差別化と競争力を強化できる
専門家のアドバイスを受けることで、企業は競合他社との差別化を図る独自のデザイン戦略を構築可能です。
独自のビジュアルデザインやユーザーエクスペリエンスを強化することで、消費者に対するブランドの魅力が増し、競争優位性を確保できます。また、新しいデザイン技術やトレンドを取り入れることで、常に最新のデザインを提供し、市場でのリーダー的な地位を維持できます。
デザイン相談の重要性6つ
デザイン相談窓口とは、製品やサービスのデザインに関するアドバイスや意見を専門家に求めることができるサービスです。これには、新しいプロジェクトのコンセプト開発から既存のデザインの改善、ブランディング戦略の策定まで、幅広い分野が含まれます。
デザイン相談の重要性は、主に次の6つにあります。
1.消費者の満足度とブランドロイヤルティを向上させるため
デザインは、製品やサービスに対する消費者の感情的な反応(情緒的価値)と、その機能や品質(機能的価値)の両方に影響を与えます。
デザイン相談を通じて、これらの価値を最適化し、消費者にとって魅力的な製品を作り出すことは、消費者の満足度とブランドロイヤルティの向上に寄与する重要な要素です。
2.顧客のエンゲージメントを強化するため
デザインは、顧客とのコミュニケーションの手段であり、企業のメッセージを視覚的に伝える重要な役割を果たします。
そこで、専門家との相談を通じて、メッセージが正しく伝わりやすいデザイン開発を行うことで顧客とのエンゲージメントが深まり、ブランドへの信頼を強化できます。
3.ブランディングを強化するため
魅力的なデザインは、ブランドの認知度を高め、市場での差別化を図ることができます。デザイン相談を行うことで、ブランドの価値を高めるための戦略を練ることが可能です。
統一されたビジュアルアイデンティティは、消費者に強い印象を与え、ブランドの一貫性を保つことで競争優位性を確保します。
関連記事:ブランディングデザインとは?目的と重要性、構成要素、メリット、成功事例6選を徹底解説
4.イノベーションを促進するため
デザイン思考は、新しいアイデアや解決策を生み出すためのアプローチとして重要です。デザイン相談を通じて、ユーザー中心の視点で課題を発見し、革新的な製品やサービスを開発できます。
イノベーションの促進により、企業は常に市場の変化に対応し、先進的な地位を維持できるでしょう。
5.問題解決を効率化するため
デザイン相談を行うことで、自社デザインの課題や問題点が明確になり、効果的な対策を立てやすくなります。
専門家の視点からのフィードバックにより、問題の再構成や解決策の策定がスムーズに進み、デザインプロジェクトの成功率が高まるでしょう。
6.リスクを低減するため
デザイン相談を通じて、早期に潜在的な問題を発見し、対処できます。これは、デザインプロジェクトにおけるリスクの低減と、スムーズな進行の確保に寄与する重要な要素です。
専門家のアドバイスを活用することで、予期せぬ問題の発生を防ぎ、リスクマネジメントを強化できます。
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デザイン相談窓口で相談できるの主な内容6つ
デザインに関する相談内容は、企業や個人が直面するさまざまな課題に対して専門的なアドバイスを求めるものです。具体的な相談内容には、主に次の6つが挙げられます。
- 新商品やサービスの開発
- 既存プロダクトの改善
- ビジネスや経営課題の解決
- ブランディング
- コミュニケーションツールの制作
- デザイナーとのマッチング
それぞれ解説します。
1.新商品やサービスの開発
デザイン相談窓口では、新しい商品やサービスのコンセプトやデザインを作成するために市場調査やターゲットユーザーの分析についての相談が可能です。
企業は、分析結果に基づいた消費者ニーズを得ることで魅力的な製品開発ができるため、競争力を高められるでしょう。
2.既存プロダクトの改善
デザイン相談窓口では、既存の製品やサービスのデザインを改良し、ユーザーエクスペリエンスや視覚的魅力を向上させるための具体的なアドバイスを受けることが可能です。
適切なデザイン改良により、顧客満足度が向上し、リピーターの増加が期待されるでしょう。
3.ビジネスや経営課題の解決
デザイン相談窓口では、デザインを通じたビジネスモデルの改善や、経営戦略の策定に役立つアドバイスを得ることができます。
具体的には、効率的なデザインプロセスの導入や、顧客満足度を向上させるための戦略を提案し、業務の効率化と企業の競争力強化を図ります。
4.ブランディング
デザイン相談窓口では、ブランド価値を向上させ、競争優位性を確立するためのアドバイスを行っています。具体的には、ブランドの認知度を高め、一貫性のある視覚的アイデンティティを構築するためのサポートを行います。
ロゴデザイン、カラーシステム、タイポグラフィの統一を図り、消費者に強い印象を与えるデザイン戦略の策定は、企業のブランディングの重要な要素です。
関連記事:企業ブランディングとは?重要性と実践のポイントを紹介
5.コミュニケーションツールの制作
デザイン相談窓口では、チラシ、ポスター、ウェブサイトなど、企業のコミュニケーションに必要なツールのデザインに関する相談も可能です。効果的なメッセージ伝達を目指したデザイン提案を受けることができるでしょう。
コミュニケーションツールは、企業の発信力を強化する重要な要素の一つです。
6.デザイナーとのマッチング
デザイン相談窓口では、プロジェクトに最適なデザイナーを見つけるための相談も可能です。デザイナーの専門分野や実績を基に、適切なデザイナーとのマッチングを支援してくれるでしょう。
適切なマッチングは、プロジェクトの成功に欠かせない要素です。
関連記事:デザイナーを探せるマッチングサービスは?おすすめサイト11選|選び方や獲得のコツも解説
このように、デザインは単に見た目を良くするだけでなく、製品やサービスの機能性、ユーザーエクスペリエンス、市場での競争力を高めるための重要な要素です。そのため、適切なデザイン相談を行うことで企業がこれらの側面を強化することで、最終的には売上やブランド価値の向上につながります。
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デザインを相談できる主な相談窓口4つ
デザインを相談できる場所は以下の4つです。
- 各行政機関
- デザイン支援法人
- デザイン事務所・制作会社
- フリーランスデザイナー
おもな窓口と相談できる内容をご紹介します。
1.各行政機関
▲出典:さがデザイン
各都道府県ではデザイナーのデータベースがあり、相談窓口として機能しています。相談できる時間や回数が定められていることがあるため、事前に概要を確認してください。
デザイン相談を受け付けている行政機関の窓口には、以下のような例があります。
名称 | 相談内容 | 予約申込方法 | 相談場所 |
静岡県 | 新商品企画・開発 | メール、FAX | ー |
横浜市 | 商品開発 | 電話、FAX、メール、オンラインフォーム | デザイナーによる直接訪問 |
東京都北区 | チラシ | 電話のみ | 北とぴあ11階産業振興課経営支援係 |
佐賀県(さがデザイン) | 課題設定 | 専用フォームより要問い合わせ | ー |
茨城県IDCデザインセンター | デザイナーマッチング | Web予約フォーム、電話、メール | デザインセンター内で対応 |
国は、プロダクト開発やビジネス課題の解決にデザインの導入を推進しています。お住まいの自治体で検索いただき、利用しやすい相談窓口をお探しください。
2.デザイン支援法人
公益財団法人とは民間企業のような組織形態で公的な業務を行っている法人です。中小企業を対象にデザイン支援を行っています。相談できるデザイナーの専門分野や代表作品が掲載されており、事前に確認したうえで相談できるのが特徴です。
名称 | 相談内容 | 予約申込方法 | 相談場所 |
公益財団法人東京都中小企業振興公社 | 製品開発 | 電話、メール | 東京都産業労働局秋葉原庁舎5階総合支援部 |
公益財団法人大阪産業局 | ブランディング | 電話、メール | ー |
公益財団法人にいがた産業創造機構 | 商品デザイン | メール、FAX | NICO本部 |
株式会社国際デザインセンター(IdcN) | 商品開発 | 申込フォーム、FAX | 国際デザインセンター |
株式会社国際デザインセンターは、愛知県と県内にある中小企業10社からの出資を受けてつくられた法人です。公益型とは組織形態が異なり、デザイン制作も依頼できます。
3.デザイン事務所・制作会社
▲出典:デザイン相談センター
デザイン事務所や制作会社でもデザインの相談を受け付けています。相談にあたって注目してほしい点は、事業所の規模です。デザイン事務所は、デザイナーが1人で運営しているところも少なくありません。無料で相談を受けている事務所も多く、柔軟に対応してもらえるところが魅力ですが、対応領域が限られることがあります。
対して制作会社は各分野のプロフェッショナルが在籍しており、相談から実務まで幅広く対応してもらえます。ただし、どちらも行政機関や公益財団法人と組織形態は異なるため、デザインの実務まで依頼する場合、それなりの費用がかかることも考慮しておかなければなりません。
相談を依頼するときは、ホームページのお問い合わせフォームやメール、チャットボットで受け付けているところが多くあります。実績ページで過去の制作物を確認したうえで、相談するかどうか決めるとよいでしょう。
4.フリーランスデザイナー
フリーランスのデザイナーに直接デザインを相談することも可能です。フリーランスデザイナーに直接コンタクトをとる方法や、エージェントを通じて探す方法もあります。
デザイナーによって得意分野や対応領域が異なるため、相談前に実績などを確認しておくのがポイントです。
デザインの方向性が決まっている場合は探しやすいですが、そうでない場合は相談するデザイナーを探すだけでも時間を要します。フリーランスデザイナーに特化したエージェントの活用を検討しましょう。
下記の資料では、デザイナー専門のクロスデザイナーで紹介できるデザイナーの一部をご覧いただけます。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
デザイン相談窓口の選び方
デザインの相談先を選ぶときは、以下の4つのポイントを軸に検討します。
- 専門分野を確認する
- 業界に関する知識を確認する
- スキル・実績を確認する
- コミュニケーションのとりやすさ
それぞれ簡単に解説します。
1.専門分野を確認する
ひとくちにデザイナーといっても、デザインにはさまざまな分野があるため、すべてのデザインに対応できるわけではありません。相談先で対応してくれるデザイナーがどの分野に精通しているのかをチェックすることが大切です。
コンサルからお願いするのか、クリエイティブなアドバイスが欲しいのか依頼内容を明確にしておきましょう。
2.業界に対する知識を確認する
自社業界に関する知識・理解度を確認してください。業界について知見があるかどうかで、もらえるアドバイスも変わってきます。
もし知識がないデザイナーでも、調査研究する前向きな姿勢が見える人なら信頼できます。相談時に資料を用意しておくとよいでしょう。
3.スキル・実績を確認する
これまでどのようなデザインに携わってきたのか、スキルや実績を確認してください。経験値が高いデザイナーはこれまでの経験をふまえて相談に応じたアドバイスができます。経験が少ないと制作プロセスそのものを理解できておらず、スムーズに進められないこともあるため注意が必要です。
相談だけではなく、デザイン制作までお願いする場合、スキルと実績によって費用が異なります。著名なデザイナーへ相談するとそれなりに見積もりも高くなりますが、依頼内容によっては経験が少なくても対応できるケースもあります。
相談内容にあった依頼先を探してほしい場合は、申込時に問い合わせるとよいでしょう。
4.コミュニケーションのとりやすさ
デザインの相談先を選ぶときは、コミュニケーションのとりやすさも選定する要素としてあげられます。
クリエイティブな業種ではない場合、クリエイターならではの用語を用いて説明をされてもわからないことが多く、不安になる人も少なくありません。
不安な気持ちをくみ取ってもらえないと意思疎通がとれず、依頼したい内容が伝わらなかったりデザイナーが話していることが理解できなかったりということもあるかもしれません。相談前に、こちらにもわかるように専門用語をかみくだいて、わかりやすい言葉で説明してくれる相談先を選んでみてください。
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デザインを相談する際のポイント
デザインの相談先にデザイナーを紹介してもらうときは、目的や呼称の確認、予算の確保、業務委託契約書の用意が必要です。それぞれ簡単に解説します。
デザインの目的を明確にすること
単純に「売れるデザインに変えたい」という相談内容だと、相談員も困ってしまいます。商品開発の企画段階から相談をしたいのか、現状のパッケージやロゴなどを変えたいのか、デザインの目的を明確に決めることが大切です。
目的が明確であれば、どのデザイナーが適しているのかデータベースやネットワークシステムより検索しやすくなります。
関連記事:デザインの依頼方法6ステップを解説!依頼するメリットや注意点についても
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デザイナーの呼称を確認すること
デザイナーは事務所や制作会社で数年間経験を積んだら、フリーランスとして独立する人が多い職種です。しかし、そのスキルには個人差があり、対応領域も異なります。依頼したいデザインに対応できるデザイナーかどうかはデザイナーの肩書きで大まかに判断することが可能です。
以下にデザイナーの呼称とそれぞれの対応領域をまとめました。
呼称 | 対応領域 |
クリエイティブディレクター | 企画~デザイン制作、プロジェクトの統括管理 |
アートディレクター | デザインに関する全体を管理 |
デザイナー | アートディレクターの支持を受けてデザインを制作 |
アシスタントデザイナー | デザイナーのアシスタント |
▲出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「支援機構指導員のためのデザイン活用支援・ガイドブック」
デザイナーの得意分野と併せて肩書きも確認しておくと、どこまで任せられるのか目安をつけることできます。
関連記事:デザイナーとアートディレクターの違いとは?どちらを採用すべきか比較解説
デザイン制作の予算を確保しておくこと
デザイン相談から制作まで依頼するときは、どのくらいの費用がかかるかも知っておかなければなりません。デザイン料金の相場は5万円~10万円と幅があり、何をデザインするのかで項目や費用は変わってきます。以下の要素から求められます。
デザイン料金 | 項目 | 内訳 |
創作に関する料金 | コンサルティング・企画料 | アイデア出しなど知的サービスに対する費用 |
デザイン制作料 | ラフスケッチを含む実制作に対する費用 | |
ライセンス料 | 著作権や意匠権に関する料金 | |
作業費・経費 | 人件費 | デザイン業務にかかわる人件費 |
経費 | デザイン制作に関する作業実費や通信費、消耗品などの費用 | |
特別経費 | 出張や撮影などデザイン制作以外にかかった費用 |
▲出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「支援機構指導員のためのデザイン活用支援・ガイドブック」
予算のために費用を抑えたいなら、企画出しは自社で対応したり、ライセンスの範囲を限定したりなどできるかぎり自社で対応することも検討しましょう。
関連記事:Webデザインの費用/料金相場は?制作会社とフリーランスどちらに依頼すべきかも解説
NDA・業務委託契約書を用意しておくこと
デザイン制作を外部に委託するときは「業務委託契約書」の締結が必要です。相談の時点で社外秘情報を共有する必要があるときは、NDA(機密保持契約書)を結んでおきましょう。業務委託契約書はどちらが作成してもよいですが、一方が不利になるような契約にならないように注意が必要です。
初めて業務委託契約書を作成する場合、不明点が多い方も少なくありません。以下の資料では、業務委託契約書を作成するときに役立つテンプレートをご用意しました。契約にかかる工数を削減できます。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
準委任契約を活用したフリーランスデザイナーの採用については、下記の無料資料が役立ちます。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
関連記事:デザイナーとの業務委託契約書で注意すべき点とは?必須の記載事項も解説
デザインに迷ったらクロスデザイナーにご相談ください
デザインを相談できる場所は、行政機関やデザイン事務所、デザイナー団体、クラウドソーシングなどたくさんあります。どこに相談したらよいのか迷ったときは、専門分野やスキル・実績などを確認することが大切です。
ただし、慣れていないとどこを見て判断したらよいのか迷う人もいるのではないでしょうか。
デザインに関する相談先をお探しなら、クロスデザイナーにおまかせください。クロスデザイナーは、フリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。
『Workship』に登録する約7,000人のデザイナーより、貴社の要望に沿った人材を提案いたします。業務委託契約など契約まわりもサポートしますので、フリーランスのデザイナーと安心して契約を結ぶことが可能です。
クロスデザイナーにはスカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力デザイナーの採用機会を最大限サポートしています。登録しているデザイナーとの合意があれば正社員採用も可能です。
エージェントに相談いただければ、最短3営業日でのアサインも可能です。また、週2〜3日の柔軟な依頼も可能なので、自社の作業量に応じて効率的に外注することができます。
こちらより、サービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
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