ブランディングとは?マーケティングとの違い、具体的な種類や手法を解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

ブランディングとは?マーケティングとの違い、具体的な種類や手法を解説

INDEX

この記事では、ブランディングの定義や目的、種類、手法などをわかりやすく解説し、ブランディングを成功させるためのポイントや、ブランディングデザインの重要性を説明します。

ブランディング戦略で大きな役割を果たすデザインの依頼先についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ブランディングの定義

「ブランド」という言葉は、「焼き付ける」という意味を持つ古ノルド語が語源で、「ブランディング」は、ヨーロッパで家畜の所有者が他社の家畜と区別するために、家畜の背中に印を付けたことに由来します。

この印が食肉の品質や特徴を示す証として広まり、ブランドの価値を高め、他社と差別化を図る取り組みに発展していったといわれています。その過程でブランディングの基本要素には、ブランド名やロゴのほか、カラー、ミッション、ビジョン、バリューなども含まれるようになりました。

現代のブランディングは、ブランドのアイデンティティや価値観を視覚的イメージ、感覚的印象、信頼性の提供などによって表現し、消費者に対して一貫したメッセージを伝えていく活動を指します。

取り組む際は、ターゲットの理解、競合分析、ブランドアイデンティティの明確化を行ったうえで、ブランドのコアメッセージの定義、ビジュアル・アイデンティティの開発、顧客とのコミュニケーションの強化などを戦略的に実施する必要があります。

ブランディングの目的

ブランディングの目的は多岐にわたりますが、主に新規顧客の獲得、顧客ロイヤルティの向上、他社との差別化により、顧客との強い結びつきを築き、企業の持続的な成長と利益の最大化を図ることにあります。

効果的なブランディングにより、消費者が特定の製品やサービスを選ぶ際に、そのブランドを最初に思い浮かべるようになることを目指します。

ブランディングとマーケティングとの違い

ここで、混同されがちなブランディングとマーケティングの違いについて説明します。ブランディングとマーケティングは、共に企業経営において重要な活動ですが、目的や考え方、活動内容などが以下のように異なります。

  

ブランディング

マーケティング

目的

・ブランドのイメージを高めて価値を浸透させ、市場での競争力を高める。

・消費者のニーズに応えて、製品・サービスを効率的に販売する仕組みをつくる。

考え方

・ブランドの存在意義や価値観をどのように伝えて、顧客にファン心理を形成するか?

・どのようにして製品・サービスへの理解を促進し、顧客の購買行動を喚起するか?

活動内容

・ブランドのストーリーやアイデンティティを確立し、消費者に認知させて、顧客との長期的な関係を構築する。

・ターゲット市場へリーチする手段を模索し、市場調査、広告宣伝、販売促進により、短期的な販売目標を達成することに焦点を当てる。

このようにブランディングとマーケティングは相互に関連しており、効果的なマーケティングはブランドの認知度を向上させ、強力なブランドアイデンティティは市場での競争力を高めることにつながります。

インナーブランディングとアウターブランディングの違い

次に、違いのわかりにくいインナーブランディングとアウターブランディングについて、以下の表にまとめました。この2つの違いを理解し、それぞれの戦略を適切に実行することが重要です。

  

インナーブランディング

アウターブランディング

定義

・社員に焦点を当てたブランディング活動。

・顧客や取引先など外部のステークホルダーに向けたブランディング活動。

目的

・企業文化や価値観の共有、社員のモチベーション向上。

・企業や製品の認知度向上、顧客ロイヤルティの獲得。

活動内容

・社内のコミュニケーション改善や組織の一体感を醸成する。

・ブランドイメージの構築や市場での差別化を図る。

ブランディングの種類

ブランディングにはさまざまな種類があり、前述の目的や対象に合わせて実施することが重要です。主なブランディングの種類は以下のとおりです。

  • コーポレートブランディング
  • サービスブランディング
  • 採用ブランディング
  • 営業ブランディング
  • 地域ブランディング
  • 周年ブランディング

それぞれ詳しく説明します。

コーポレートブランディング

コーポレートブランディングは、企業のアイデンティティや文化を明確にし、顧客やステークホルダーに対して企業の独自性を伝える活動です。製品・サービスのブランディングとは異なり、企業全体の競争力を強化し、従業員のコミットメントを向上させ、ステークホルダーからの信頼を獲得することを主な目的としています。社名変更、ロゴ変更、行動指針の策定、人事制度の刷新、コーポレートサイトのリニューアルなど、施策は多岐に渡ります。

効果的なコーポレートブランディングにより、企業の知名度を高め、市場での優位性を確立することが可能です。実施する際の一般的なステップは、ブランディングの必要性の周知、組織の設立、経営層の意向や顧客のニーズの把握、ブランドの中核価値の言語化、コミュニケーション戦略の立案と実践といった工程で行われます。

サービスブランディング

サービスブランディングは、サービスの質や価値、魅力的な体験を顧客に伝えて、ブランドイメージを確立する戦略です。商品ブランディングや企業ブランディングと異なり、目に見えない体験や感情に焦点を当て、顧客ロイヤルティを高めて競合他社との差別化を図ることを目的としています。

具体的な手法としては、サービスの品質向上、顧客体験の改善、ブランドストーリーテリング、サービスの質や価値を表現するデザインやロゴの使用などが挙げられます。

採用ブランディング

採用ブランディングは、企業が優秀な人材を獲得するための戦略です。求める人材に、企業の価値観や文化、労働環境の魅力をアピールし、「この会社で働きたい」と思わせるようなイメージを構築します。労働力人口の減少による採用難が深刻化するなかで、企業が優れた人材を確保するために重要な施策です。

具体的には、社員へのインタビューを行い実際の働き方や職場の雰囲気についてリアルな声を発信したり、成功事例をまとめて事業の魅力が伝わるコンテンツを制作したりといった手法があります。

営業ブランディング

営業ブランディングは、企業の営業活動に特化したブランディングです。製品・サービスだけでなく企業の信頼性や価値を高めて他社と差別化し、顧客とより強固な関係を構築することを目的としています。

営業戦略と密接に連携し、顧客情報をもとにターゲット市場に対して効果的なチャネルを通じて適切なメッセージを発信します。また、製品・サービスの使用、カスタマーサービス、広告など、消費者とブランドとの接点において一貫性を保つことが重要です。

地域ブランディング

地域ブランディングは、地域固有の価値やコミュニティの特色を国内外に伝えてブランド価値を高めることで、観光客の誘致や地域経済の活性化を図ります。

例えば、地域の祭りや伝統的な行事、季節のイベントを開催してユニークな体験を提供したり、特産品や伝統工芸品をブランド化したりといった手法を組み合わせることで、独自の魅力を創出し地域の発展を目指します。

周年ブランディング

周年ブランディングは、企業の創立記念日や製品・サービスの節目の年を祝うために行う活動です。企業やブランドの歴史や成長を振り返り、顧客や社員、取引先などとの関係を強化する目的で行われます。

具体的な手法としては、周年記念イベントの開催や特別キャンペーンの実施、記念品の制作、メディアへの露出の強化などが挙げられます。

ブランディングの主な手法

ここからは、ブランディングの主な手法を流れに沿って解説していきます。以下の10のステップに分けて、具体的な施策もあわせて紹介します。

  1. 組織内でブランディングの重要性を共有し企画を立ち上げる
  2. 環境分析を行う
  3. ブランドの方向性を決定する
  4. ブランドのコンセプトを明確化する
  5. ブランドのアイデンティティを設定する
  6. 顧客に提供する価値を明確化する
  7. ブランドネーミングやロゴの開発を行う
  8. アウターブランディングを実施する
  9. タッチポイントを最適化する
  10. ブランディング戦略の評価を行う

1.組織内でブランディングの重要性を共有し企画を立ち上げる

ブランディングの重要性を理解するために、社内でワークショップやセミナーを開催します。そのうえで複数の事業部やポジションからメンバーを選出し、ブランディングチームを組織します。

2.環境分析を行う

市場調査を行い、顧客のニーズや競合他社の動向についてデータを収集・分析します。また、フレームワークを活用して自社の課題やポジショニング、ブランドアイデンティティを明確にします。

ブランディングを行う際におすすめのフレームワークは以下の2つです。

【SWOT分析】

SWOT分析とは、ピーター・ドラッカーと並んでマネジメントの権威と称される経営学者のヘンリー・ミンツバーグが提唱した手法です。

企業やプロジェクトの外部環境に潜む「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」を検討し、「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」を評価するためのフレームワークで、SWOTとはこの4つの単語の頭文字をつなげた言葉です。

ブランディングのほか企業の戦略を立案する際に使われる分析手法ですが、マーケティング計画の策定などでも幅広く活用されています。

【3C分析】


3C分析は、Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つの視点から市場を分析する手法です。

まず顧客のニーズを把握するために、顧客が求めるものや価値観を調査します。次に、自社の強みと弱みを分析して、自社の魅力や改善点を明確にしましょう。最後に、競合他社について調査・分析を行い、自社との差別化ポイントを洗い出します。

関連記事:デザイン思考を実践するときに役立つフレームワーク10選

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3.ブランドの方向性を決定する

ブランドのビジョンとミッションを明確にします。そのうえで、ブランドの方向性に基づいた具体的な目標を設定し、達成するための戦略を策定します。

4.ブランドのコンセプトを明確化する

ブランドのコンセプトとは、コアバリューを言語化したものです。ブランドの核となる独自性や価値観、信念を明確に定義する必要があります。

5.ブランドのアイデンティティを設定する

ブランドを象徴するロゴやカラー、フォントなどのビジュアルデザインを決定します。また、デザインガイドラインを作成し、全社員に共有します。

関連記事:デザインガイドラインとは?作り方5ステップと基本項目9つ、3つの注意点を解説

6.顧客に提供する価値を明確化する

バリュープロポジションを検討して顧客に提供する価値を明確にし、カスタマーバリューに基づいて製品・サービスを開発することで、競合他社との差別化を図ります。

バリュープロポジションとは、顧客がその企業や製品・サービスを選ぶ理由を説明するものです。顧客の立場で検討することが重要であり、企業側が想定している価値とは異なる価値を顧客が求めている可能性を発見できる場合もあります。

7.ブランドネーミングやロゴの開発を行う

ブランドネーミングやロゴを開発する際は、ワークショップやコンペなどを行って検討するのも一つの手です。

ブランド名を考えるためのワークショップを開催したり、社内外のデザイナーを対象にロゴデザインのコンペを実施したりすることで、自由な発想で集まった多くのアイデアの中から、ブランドの方向性に沿ったネーミングやロゴを選定することが可能です。

関連記事:ロゴ制作をプロのデザイナーに依頼する際のポイント|費用相場や注意点を徹底解説

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8.アウターブランディングを実施する

テレビやオンライン広告などさまざまなメディアで広告キャンペーンを展開して、ブランドを広く宣伝します。また、プレスリリースやメディアインタビューなどのPR活動を通じてブランドの認知度を高めます。

9.タッチポイントを最適化する

ユーザーフレンドリーなWebサイトを構築し、定期的にユーザーからのフィードバックを収集して分析・改善を繰り返します。同様に、カスタマーサービスを強化して顧客対応の質を向上させ、タッチポイントを最適化しましょう。

10.ブランディング戦略の評価を行う

ブランディング活動の効果を測定するためのKPIを設定し、定期的にモニタリングを行います。また、社内外からのフィードバックを収集し、ブランディング戦略の改善に役立てましょう。

上記のようなステップで各施策を実行することで、効果的なブランディングを実現し、ブランドの価値を高めることにつながります。ブランディング戦略を策定する際はぜひ参考にしてください。

ブランディングを成功させるためのポイント

ブランディングを成功させるためのポイントは以下の7つです。

  1. 明確なブランドコンセプトの設定
  2. ターゲット市場の理解
  3. 差別化戦略の策定
  4. ストーリーテリング
  5. 顧客との関係構築
  6. マルチチャネル戦略
  7. 定期的な評価と改善

それぞれ詳しく説明します。

1.明確なブランドコンセプトの設定

ブランドの核となるアイデンティティやビジョンを明確化し、ブランドコンセプトを設定して、ロゴ、カラー、フォントといったビジュアル要素のデザインを検討します。顧客とのコミュニケーションや、顧客へ提供する体験においても、ブランドコンセプトを基に一貫性を保つことが重要です。

2.ターゲット市場の理解

市場調査や顧客へのインタビューを通じて、年齢、性別、趣味嗜好、ライフスタイルなどを把握してユーザーニーズを深く理解しましょう。そのうえで、ターゲット層に響くメッセージやブランディングデザインを行い、顧客の期待に応える製品・サービスを開発します。

3.差別化戦略の策定

競合他社との差別化を図るために、独自の価値を開発するためには、強みを分析して打ち出すことが重要です。これにより、顧客に対して、企業や製品・サービスを選ぶ理由を提供することにつながります。

4.ストーリーテリング

ブランドの歴史や価値観、ビジョンを伝えるストーリーを発信するのも有効です。顧客の印象に残る魅力的なストーリーによってブランドの価値を高め、顧客との感情的なつながりを築くことができます。

5.顧客との関係構築

顧客との長期的な関係を築くためには、常に信頼と共感を持てるブランド体験を提供することが求められます。定期的なコミュニケーションやフィードバックの収集を怠らず、顧客の声を反映して製品改良やサービス向上を繰り返しましょう。

6.マルチチャネル戦略

Webサイト、SNS、店舗など、複数の販売チャネルやコミュニケーションチャネルを活用して、戦略的なアプローチを行います。その際、オンラインとオフラインの両方で一貫したブランドメッセージを発信することが重要です。

7.定期的な評価と改善

ブランドのパフォーマンスを定期的に評価し、市場の変化や施策の効果に応じてブランド戦略を改善します。そのためには、KPIを設定し、ブランドの認知度や顧客満足度をモニタリングすることが不可欠です。

ブランディングの効果を測る指標について詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。

関連記事:企業ブランディングとは?費用相場や方法、メリットを事例とともに解説

これらの7つのポイントは、ブランディングの成功事例として挙げられる企業の戦略にも見られる要素です。上記のポイントをおさえて効果的なブランディングを行いましょう。

ブランディングデザインの重要性と成功事例

ブランディングデザインは、ブランドのアイデンティティを視覚的に表現し、一貫したイメージを構築するための重要な要素です。ブランディングを成功に導くデザインは、単に視覚的な美しさを超え、ブランドの価値とメッセージを伝え、消費者の心に残ります。

ここで、特に印象的なブランディングデザインの事例を4つ紹介します。

  • スターバックスコーヒージャパン
  • 今治タオル
  • レッドブル
  • ヤンマー

スターバックスコーヒージャパン

スターバックスコーヒージャパンのブランディングデザインは、一貫したブランドアイデンティティと、地域に根ざしたデザインが特徴です。ロゴ、カラー、フォントなどの視覚的要素を統一し、すべての店舗で一貫したブランド体験を提供することにより、顧客はどの店舗に行ってもスターバックスらしさを感じることができます。

一方で、地域ごとの文化や特性を取り入れた店舗デザインを採用し、地域に寄り添って運営方法まで工夫している店舗もあります。

例えば、京都の店舗では伝統的な和風のデザインを取り入れ、地域の雰囲気を反映しています。また、歴史や文化、自然が共存する京都の美しい情景をイメージしたスターバックスカードやマグカップ、ステンレスボトルなどのアイテムを、京都の店舗限定で展開しています。

参考:京都放送「きょうとくらす『京都のユニークな「スターバックス」&店舗限定アイテムまとめ』

今治タオル

産地が危機的状況にあった今治タオル工業組合は、2006年、今治タオルのブランディングに取り組むために「今治タオルプロジェクト」を開始。

アートディレクターの佐藤可士和氏をクリエイティブディレクターに迎えて、ブランドマークとロゴデザインが開発されてからは、産地ブランドを育成するために製品につけるロゴは個々の会社のものではなく「imabari towel ロゴマーク」に統一しました。

また、今治タオルの「安心・安全・高品質」であり「吸水性が良い」という本質を全面に出すために、佐藤可士和氏のディレクションのもと、白いタオルをブランドのアイコンに設定。ユーザー目線で、タオル本来の良さや高品質なものを安定して作れる技術を伝えるブランディング戦略により、本質的な価値を高めて市場における立ち位置を確立し、産地再生を成功させました。

参考:今治タオル工業組合「佐藤可士和インタビューVol.1『ユーザー目線だからできるブランディングがある。』

レッドブル

レッドブルの創業者であるディートリヒ・マテシッツ氏は、レッドブルの製法、ブランドのポジショニング、パッケージング、そしてマーケティングコンセプトを手がけることにより、世界的ヒット商品を生み出し、エナジードリンク市場を開拓しました。

レッドブルの2023年の販売本数は世界で合計121億3,800万本にのぼり、現在エナジードリンク市場での圧倒的なシェアを築いています。その要因の1つとして、ブランド投資の強化が挙げられます。レッドブルの赤い牛のロゴと、「翼をさずける」というキャッチフレーズは、レッドブルのエナジードリンクがもたらす活力とエネルギーを象徴しています。この一貫性が、消費者に対して強いブランド認知をもたらしています。

また、その商品コンセプトと相性の良いエクストリームスポーツやモータースポーツなどのスポンサーになるなど、スポーツマーケティングに積極的に取り組んでいます。これにより、アクティブなライフスタイルを送る消費者に対して強い訴求力を持ち、消費者とのエンゲージメントを高めています。

参考:Red Bull Energy Drink – 翼をさずける.

ヤンマー

ヤンマーは、創業100周年を迎えるにあたりブランドイメージを刷新。

2013年、総合ディレクターに佐藤可士和氏を迎えたブランディング戦略を発表しました。社名の由来であるオニヤンマの羽をイメージし、頭文字の「Y」をモチーフにした、新しいアイデンティティとなりうる「FLYING-Y」のロゴデザインを開発。

また、もう一つのメディアとしてファッションデザイナーの滝沢直己氏による農業ウエアを打ち出し、デザイン性と農作業における機能性を高い次元で両立させました。

現在ブランド戦略は企業と外部のクリエイターによる共創で行っています。2024年1月には、ヤンマーグループの企業マスコットキャラクターをアップデート。一般投票をおこない、3案の中でもっとも多く票を集めたデザインに決定されました。

参考:ヤンマーホールディングス「佐藤可士和が語る『次の100年に向けて踏み出した“はじめの一歩”』

「多様なステークホルダーとブランドを共創する。ヤン坊マー坊の新デザインに込めた「次世代への思い」とは?」

上記の事例からわかるように、ブランディングデザインの成功によって、市場で独自の地位を築き、持続的な競争優位を獲得することが可能になります。ブランディングデザインについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:ブランディングデザインとは?目的と重要性、構成要素、メリット、成功事例6選を徹底解説

アートディレクターやクリエイティブディレクターといった高度なデザイン人材にブランディングデザインを依頼する際は、ポジションや職務内容のほか、期待する目標や成果、責任や権限の範囲などを明記したジョブディスクリプションを作成すると良いでしょう。

以下の資料は、初めてジョブディスクリプションを作成する方でも安心のテンプレート付となっています。こちらも無料でダウンロードできますので、自社で必要な人材の採用活動にぜひお役立てください。


【お役立ち資料】
クロスデザイナー|ジョブディスクリプション作成ガイド

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ブランディングデザインを内製するか外注するか迷ったときの判断基準

ブランディング戦略の一環としてデザインの仕事を依頼する際に、社員を雇用して内製すべきか、制作会社やフリーランスに外注するか迷うケースもあるでしょう。

内製化と外注のいずれを選択するかの判断ポイントは以下の3つです。

  1.  コスト
  2.  納期
  3. デザイン案件の数

一般的には、スポットや依頼回数が少ない場合は外注、継続して依頼をする場合は内製が向いています。継続的に案件がある場合、内製したほうが社内にノウハウや知見がたまり、制作の効率化も期待できるためです。

しかし、ブランディングデザインのような専門性の高い案件の場合は、社内の人材にスキルがないと対応できず工数がかさむうえ、ブランディング戦略を成功に導くことは難しくなるでしょう。そのため、高度なスキルとブランディングデザインの実績があるクリエイティブディレクターやアートディレクターへの外注をおすすめします。外注であれば案件ごとに支払う報酬のみで済むため、雇用するよりもコストを削減できる可能性があります。

関連記事:デザイン外注と内製のメリット/デメリットは? 判断すべきポイントも解説

近年、企業ブランディングをはじめ、デザインに必要な考え方やフレームワークなどを経営手法に取り入れる考え方も広がりつつあります。一方で、デザイナー自体は人材不足傾向にあり、デザインに注力しきれない企業も少なくないでしょう。

以下の資料では、デザインのリソースを確保する二つの手法として、外注と採用について比較しながらご紹介しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。


【お役立ち資料】
デザイン外注とデザイナー採用 コスト比較表

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ブランディングデザインを外注するならフリーランスをおすすめする3つの理由

デザイナーの就業形態はフリーランスが多いため、制作会社などの企業ではなくフリーランスに依頼をするのも一つの手です。ブランディングデザインをフリーランスデザイナーへ依頼するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  1. コストが抑えられる
  2. 迅速で柔軟な対応が可能
  3. 専門性・クオリティが高い

一般的に制作会社よりもフリーランスデザイナーに外注するほうが、費用を抑えられることが多い傾向があります。例えば、予算が少なく制作会社への外注費が用意できない場合でも、フリーランスなら依頼することが可能です。そのうえ企業に外注する場合とは異なり、デザイナーと直接コミュニケーションを取れるため、情報伝達をスムーズに行えます。

また、フリーランスで活躍している人の多くは、これまでの就業先でスキルを磨き、経験や実績を積んでから独立・開業しています。自社に合った優秀なフリーランスに依頼すれば、ブランディング戦略に基づいてクオリティの高いデザインを完成させることができるでしょう。

以下の資料では、デザイナー専門のエージェントサービスである『クロスデザイナー』に登録している注目デザイナーのリストの一部をご覧いただけます。こちらも無料でダウンロードできるので、ぜひご参照ください。


【お役立ち資料】
クロスデザイナー|法人・クライアント向けデザイナーリスト

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ブランディングデザインをフリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ!

本記事では、ブランディングの定義や目的、種類、手法などをわかりやすく解説し、ブランディングを成功させるためのポイントや、ブランディングデザインの重要性や事例を詳細に説明しました。

デザイナーを社員として雇用し内製化するか、外注するか迷ったときの判断のポイントは「コスト」「納期」「デザイン案件の数」の3つになりますが、ブランディングデザインのような専門性の高い案件の場合は、スキルと実績のあるクリエイティブディレクターやアートディレクターへの外注をおすすめします。外注であれば案件ごとに支払う報酬のみで済むため、結果的にコスト削減につながる可能性があります。

その際、優秀なフリーランスに依頼すれば、制作会社よりコストを抑えてクオリティの高い制作物を完成させることができるうえ、進行中は直接コミュニケーションを取れるため、迅速で柔軟な対応が期待できます。

フリーランスデザイナーへの依頼に慣れていない企業は、デザインの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるデザイナー専門のエージェントサービスに依頼すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。


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  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
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  • 支援実績・お客様の声
曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。