バナーは、ウェブページの広告やリンク用の看板として、インターネット広告では必要不可欠なもの。成果に直結するため、ユーザーがクリックしたくなるような訴求力のあるデザインにする必要があります。
この記事では、バナー作成の外注費用や依頼方法、メリットとデメリットなどについて解説します。
「バナー作成を外注したいが、費用の相場や依頼方法がわからない」といった方は、ぜひ参考にしてください。
バナー作成を外注する際の費用
バナーを作成する際には、主に以下の費用がかかります。
・ディレクション費
・デザイン費
・素材費
・撮影費
・修正費
外注先と適正価格で取引し、効率よく広告効果の高いバナーを作成するためには、これらの費目別の作業内容や、バナーのサイズや種類による違いを理解しておくことが大切です。
ディレクション費
制作進行や品質管理にかかる費用で、制作費の10〜20%が相場です。バナー制作ではデザイン費に含まれている場合もあります。
デザイン費
バナーのデザイン費は、サイズや種類によって変動します。
サイズ別の相場は以下の通りです。
300px以下の極小サイズ | ~3,000円 |
300~550px程度の小サイズ | 4,000~5,000円 |
550~900px程度の中サイズ | 5,000~9,000円 |
990~1,500px程度の大サイズ | 6,000~10,000円 |
また、バナーの種類によっても費用は異なります。文字のみの静止画であれば安く、動きのあるアニメーションであれば高くなります。
種類別の相場は以下の通りです。
ボタンリンクバナー | 「申し込みはこちら」「詳細はこちらをクリック」などの文字によって、ユーザーを特定のサイトに誘導するバナー | 1,000円~ |
静止画バナー | 写真やイラスト、文字などの静止した素材で表示されるバナー | 3,000円~ |
GIFアニメーションバナー | 複数の静止画を繋ぎ合わせることで動きを出すアニメーションバナー | 8,000円~10,000円程度 |
バナーは掲載面によって対応するサイズや種類が異なります。
例えば、Googleで出稿するディスプレイ広告の画像サイズは数十種類もあります。
参考:Google広告エディターヘルプ「イメージ広告の画像サイズ」
すべてのサイズを用意する必要はありませんが、幅広い広告枠に対応するために、1つの商品やキャンペーンをプロモーションに対して複数パターン作成します。そのため、デザインを1つに決めてバリエーションを増やしたり、リサイズして使ったりすることで、費用を抑えられます。
素材費
有料の写真やイラストなどの素材を使用するために、依頼先が購入した場合に請求される費用です。依頼先が利用しているサービスにもよりますが、1点あたり数百円程度が相場です。そのため、素材はできるだけ準備して渡すことで、費用を抑えられます。
撮影費
バナーに使用する商品などを撮影した際にかかる費用です。商品撮影の場合は、1点あたり2,000円~、時間制の場合は1時間あたり10,000円~が相場です。物撮りではなくモデルを起用した場合は高額になります。そのため、写真はできるだけ準備して渡すことで、費用を抑えられます。
修正費
また、バナー制作ではデザイン費に修正費が含まれているかわりに、修正回数に制限があるケースも多いので注意が必要です。見積もりの際に、決められた修正回数を超えた場合の追加料金についても確認しておきましょう。
関連記事:【種類別】デザイン依頼にかかる費用/料金相場は? 費用を抑えるコツも解説!
バナー作成を外注するメリット
バナー作成を外注する最大のメリットは、主に以下の2 点が挙げられます。
・効果的なバナーが作れる
・効率よくバナーが作れる
それぞれについて詳しく説明します。
効果的なバナーが作れる
バナー制作で大切なのは、掲載面で埋もれず、ユーザーがクリックしたくなるような訴求力のあるデザインにすることです。広告効果を上げるためには、デザインの改善を繰り返したり、掲載位置を変えて効果を試したりすることも重要です。
そのため、Web広告に関する知見の深いデザイナーに依頼することで、運用を踏まえた効果的なバナーが作れます。
効率よくバナーが作れる
バナーは掲載面によって対応するサイズや種類が異なるため、複数パターン用意する必要があります。
そのため、バナーを得意とする制作会社に依頼すれば、多くのパターン作成にも良心的な価格で対応してくれるケースも多く、効率よくバナーが作れます。
バナー作成を外注するデメリット
バナー作成を外注するデメリットは、主に以下の2 点です。
・社内にノウハウが蓄積されない
・依頼の仕方によっては完成度が低いバナーになる
それぞれについて詳しく説明します。
社内にノウハウが蓄積されない
バナーは簡単に作れるかのように見えますが、Web広告に関するノウハウがないのにバナーデザインを内製化すると、掲載面ごとに適しているデザインがどのようなものかわからず、工数がかさみます。
しかし、外注していると、バナーデザインに関するノウハウは、社内に蓄積されにくいという懸念点があります。
また、信頼して長く取引できる外注先が見つからない場合は、都度外注先を探して依頼内容や素材を連携する工数がかかります。
至急依頼したい内容がある場合に対応してもらえず、納期や進行に影響するケースもあるでしょう。
依頼の仕方によっては完成度が低いバナーになる
品質の高いバナーを作成するためには、依頼内容を明確にして伝えることが大切です。
バナー作成に必要な情報が不足していると、完成度だけでなく進行に影響するため注意しましょう。
バナーを依頼する際に準備しておく7つのこと
バナー作成を外注する際に準備しておくことは、主に以下の7つです。
・媒体
・商材
・素材
・用途
・訴求内容
・バリエーションと数量
・入稿規定と広告審査
それぞれについて詳しく説明します。
1. 媒体
出稿する媒体を決めて、仕様を確認しておきましょう。
例えばGogle広告では、Gogle検索サイトのほか、GmailやYou TubuといったGoogleウェブサイトを閲覧中のユーザーに広告を表示することもできます。
2. 商材
商材のカテゴリによっては、掲載面や広告数などに制限が設けられている場合があります。出稿する媒体の広告ポリシーや広告ヘルプなどで、あらかじめ確認しておきましょう。
3. 素材
準備した画像が不鮮明であったり、宣伝するサービスや商品との関連性が不明確であったりすると、媒体の広告基準を満たしていないとされ、使用できない場合があります。出稿する媒体の広告ポリシーや広告ヘルプなどで、あらかじめ確認しておきましょう。
参考:Google広告のポリシーヘルプ「イメージ広告の要件」
4. 用途
ウェブサイトでの設置場所や使い方、表示させたい掲載面や広告枠などの用途を明確にしておきましょう。バナーの用途をデザイナーに連携することで、デザインの方向性が見えてくるため完成度が上がります。
5. 訴求内容
遷移先のランディングページと、購入・問い合わせ・資料請求など促したいアクションを明確にしておきましょう。
バナーは、クリックしたユーザーが遷移した際に違和感を覚えると離脱してしまうため、ランディングページの訴求内容をふまえてデザインを合わせることが重要です。
6. バリエーションと数量
必要なバナーのサイズや種類を決めたうえで、依頼したいバリエーションと数量を明確にしておきましょう。これによって依頼先は見積もりを行います。
7. 入稿規定と広告審査
出稿する媒体の入稿規定と、広告審査に要する日数などを確認しておきましょう。これによって、依頼先は納品日と修正回数をふまえてスケジュール調整を行います。
バナー作成を外注する4つの方法
ここで、バナー作成を外注する際におすすめの4つの依頼先をご紹介します。悩みや課題に合わせた選び方も解説しているので、参考にしてください。
制作会社に依頼する
制作会社は数多くあるため、どこを選んだら良いかわからないといった方は、Web広告のノウハウのある制作会社に依頼するのがおすすめです。
また、急ぎで多くのパターンを作成したい場合は、バナーに特化した制作会社がおすすめです。バナーをスピーディーに量産できる体制が整っているところであれば、短納期で大量のバターン作成に対応してくれる場合があります。
広告代理店に依頼する
バナー作成だけでなく広告運用も依頼したい場合は、広告代理店がおすすめです。
指示書の通りに作って納品するだけの制作会社やデザイナーに依頼していて、バナーの品質に納得がいかなかったり、対応に物足りなさを感じていたりする方も多いでしょう。
そのような場合も、広告代理店をおすすめします。広告運用の目的をふまえて、効果の高いバナーを作成してくれます。
クラウドソーシングで依頼する
クラウドソーシングなら、コンペ形式での依頼が可能で、在籍している数多くのデザイナーからバナーデザインを募集することができます。
ランサーズのバナー作成の価格相場は3,000円~、ココナラのバナーの最低サービス価格は1,500円となっており、低価格で要望に合ったバナーを作成してもらえる可能性があります。
フリーランスに依頼する
クラウドソーシングは、ポートフォリオをチェックして気に入ったデザイナーが見つかれば、直接依頼することもできます。ただし、在籍しているデザイナーは新人から実績のあるベテランまでさまざま。
SNSやブログなどを通してフリーランスに依頼することも可能ですが、いずれの方法もニーズに合ったデザイナーを見つけるまでに時間がかかります。
そのため、フリーランスデザイナーをお探しの方は、デザイナー専門のマッチングサービスを利用するのがおすすめです。
関連記事:外注デザイナーを探す方法は?おすすめサービス12選と注意点を解説!
フリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ!
本記事では、バナー作成を外注する際のポイントについて、詳細に解説をしました。
バナーは簡単に作れるかのように見えますが、Web広告に関するノウハウがないとデザインの完成度が低くなります。
そのため、運用を踏まえて効率的に効果の高いバナーを作りたいなら、クロスデザイナーがおすすめです。
フリーランスデザイナーに特化したエージェントサービスのクロスデザイナーは、登録時に厳正な審査基準を設けており、通過率はわずか5%です。採用難易度の高い即戦力デザイナーの中から、自社にマッチしたデザイナーを最短即日で提案できます。
また双方の合意があれば、アサイン後に正社員への契約形態の変更も可能。
WebデザイナーやUI/UXデザイナー、アプリデザイナーなど多数在籍しているため、あらゆるクリエイティブにも対応できます。
サービス資料は無料でダウンロードできます。ぜひ下記より無料でダウンロードして貴社のデザイナー採用にお役立てください。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
Documents