【企業向け】Webデザイナーの単価相場は?作業工程ごとの費用を解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

【企業向け】Webデザイナーの単価相場は?作業工程ごとの費用を解説

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Webデザイナーを採用する際、正社員として雇うか業務委託として依頼しようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。単発の案件であれば、継続的にかかるコストを抑えられる業務委託がおすすめです。

しかしWebデザイナーの費用相場を知らないと、業務委託のコストが自社の採用・教育コストよりも高くなってしまう場合もあります。

本記事ではWebデザイナーの費用を契約形態や採用媒体別で紹介し、採用と業務委託の違いについても紹介します。

Webデザイナーに依頼できる仕事内容と費用相場

Webデザイナーへの依頼費用を知りたいなら、まずはWebサイト制作の工程と費用に影響を与える要素、サイト種別の相場を知ることが大切です。どのような仕事を依頼できるのか理解したうえで判断してください。

Webサイト制作のおもな工程

Webサイト制作は、企画・設計から公開まで複数の工程があります。Webデザイナーのスキルによっては、Webサイト制作を一式依頼することが可能です。以下の流れで進めます。

工程内容
企画・設計

サイトの目的やターゲットを決める

デザイン制作ワイヤーフレーム作成など
コーディングHTML/CSS、レスポンシブ対応など
CMS導入WordPressなどシステム構築
運用・改善SEO対策、コンテンツ管理

外注する場合、業務委託でも準委任契約を結べば、各工程を柔軟に対応してもらうことができます。準委任契約の報酬は時間単価で決めることが多いです。

スキルをもつ人材を求めているなら、Webデザイナーの平均時給1,793円よりも高めに設定しておいたほうがよいでしょう。

関連記事:Webデザイナーの時給相場を年代・地域・雇用形態別に解説!採用方法も紹介

費用相場は規模で変動する

Webデザイナーへの依頼費用は、サイトの規模が大きく影響します。規模が大きいほど制作するページ数が増えるためです。規模別の費用相場を見てみましょう。

規模ページ数費用相場
最小規模サイトLPなど30万〜200万円
小規模サイト1〜5ページ150万〜300万円
中規模サイト10ページ程度300万〜600万円
大規模サイト20ページ以上600万円〜

このようにページ数が増えるほど制作にかかる工数が増えるため、費用相場も高くなる傾向があります。

業界・サイト種別の費用相場

Webサイトの業界や目的によっても費用相場は変わってきます。これは必要な機能要件が異なるためです。おもなサイトの種類別の費用相場は以下の通りです。

種別費用相場
コーポレートサイト150万〜1,000万円
採用サイト150万〜600万円
メディアサイト100万〜1,000万円
ECサイト200万〜3,000万円
LP30万〜200万円

上記はあくまで相場です。構築方法や依頼範囲によってはこれ以上の費用がかかることを覚えておきましょう。

関連記事:Webデザインの費用/料金相場は? 制作会社とフリーランスどちらに依頼すべきかも解説

Webデザイナーデザインの作業工程別の単価相場

WebデザイナーへWebデザインのみ依頼する場合の費用相場について解説します。デザイン制作といっても以下のように作業範囲はさまざまです。どこまで依頼するのかを検討しましょう。

トップページ制作

Webサイトのトップページデザインの費用相場は、5万〜50万円です。Webサイトの第一印象を決める大切なページのため、デザインの要件によっては単価も高くなります。

ブランドサイトやLPなどは、トップページのデザインにこだわることで、サイト全体の魅力がアップします。アニメーションやエフェクトなどを取り入れたいなら、それなりの予算を確保する必要があります。

関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説

下層ページ制作

Webサイトの下層ページの費用相場は、2万〜9万円です。下層ページはサービス紹介や会社概要などのページになります。トップページからリンクしているため、トップページのデザインと同じフォントや配色を使用して制作します。

ページごとに大きくデザインを変更することはないため、費用相場も抑えられているのが特徴です。費用にもっとも影響するのはページ数となります。

バナー制作

Webサイトのバナー制作の費用相場は、バナーの目的によって異なります。

種類・目的費用相場
LP用バナー4,000〜1万円
広告用バナー2万〜3万円
ボタンバナー1,500円〜
GIFアニメーションバナー7,000〜2万円
HTML5アニメーションバナー2万円〜

バナーはサイズも費用に影響します。たとえば、スマートフォン用の小さなバナーは3,000円程度ですが、トップページに表示する広告バナーの費用相場は1万円程度です。種類や用途以外に、サイズも決めておくことが大切です。

関連記事:2023年バナー制作費用の相場は?サイズ・種類別一覧表付き

ロゴデザイン制作

ロゴデザイン制作の費用相場は、10万〜30万円です。ロゴは企業やブランドの印象を決定づける大切な役割をもっていることと、二次利用が多いため高額になる傾向があります。

費用のなかにはデザイン制作だけではなく、特許や商標登録料、著作権などのロイヤリティも含まれています。

関連記事:ロゴ制作をプロのデザイナーに依頼する際のポイント|費用相場や注意点を徹底解説

サイトリニューアル・分析

既存のWebサイトのリニューアルの費用相場は、3万〜100万円です。ECサイトなどページ数が多いWebサイトだと50万円以上になることも。

単純にデザインのリニューアルだけではなく、SEO対策やデータ分析も依頼する場合、さらに費用がかかります。

関連記事:フリーランスへサイト制作の費用を抑えて依頼する方法を解説

【契約形態別】Webデザイナーへの依頼にかかるコスト

Webデザイナーへ仕事を依頼するときの費用は、契約形態によっても異なります。ここでは、各契約形態でかかるコストの目安や特徴について解説します。

雇用契約|社員として採用する

Webデザイナーと直接雇用契約を結ぶ場合にかかるコストは以下の通りです。

雇用形態コスト
正社員年収509.3万円
契約社員年収428.4万円
アルバイト時給1,296円

雇用契約は長期間の雇用を見据えた契約形態のため、採用でミスマッチが発生しても一方的に解雇はできません。社会保険料の負担や教育コストなど、さまざまなコストを想定して採用する必要があります。

メリットとしては、企業側に指揮命令権があることです。働く場所や時間の指定、業務に関する指示を出すことができます。安定して業務を提供できるように体制を整えておくことが大切です。

業務委託|フリーランスへ委託する

フリーランスのWebデザイナーの平均年収は約300万〜400万円です。依頼するときは業務委託契約を結びます。業務内容によって「請負契約」と「準委任契約」があり、それぞれ以下のように報酬の対象を理解しておくことが大切です。

契約形態報酬の対象
請負契約完成した成果物
準委任契約業務の遂行

ロゴやバナーデザインなど成果物が明確なら、請負契約がおすすめです。コストの予測がしやすいため、予算も確保しやすいでしょう。デザイン制作だけではなく、公開後の運用もまかせたいときは準委任契約が適しています。契約期間や稼働日数を抑えることでコストをコントロールすることが可能です。

業務委託契約は原則、契約外の業務の委託はできません。変更するのも大きな負担となるため、事前に業務内容や作業範囲、成果物の品質基準を契約前に決めておくことが大切です。

以下の資料では、初めて業務委託を依頼する人でも安心して活用できるように契約形態ごとの概要や特徴を一覧表で比較解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。


【お役立ち資料】
業務委託の契約形態 比較表

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関連記事:【企業向け】請負契約とは? 準委任との違いやメリット・デメリットを解説

業務委託|制作会社へ委託する

制作会社へ依頼するときも業務委託契約です。制作会社はプロジェクトに関わる人数が多いため、フリーランスとの業務委託にかかるコストとは少し考え方が変わって来ます。

制作会社の業務委託費用は、依頼するWebサイトの規模や納期で異なります。大規模サイトや短納期を希望する場合、相当の予算を確保しておくことが大切です。

費用がかかる分、品質と制作スケジュールの管理は徹底しています。Webデザインだけというよりも、企画から公開まで一括依頼への対応を得意としています。社内に完全にリソースがないときは、制作会社へ依頼したほうがコストを抑えることができるでしょう。

関連記事:準委任契約とは? 請負契約との違いやメリット・デメリット、注意点を解説

Webデザイナーの発注コストを抑える方法

Webデザイナーへ依頼するときは、無駄なコストがかからないように最適な依頼方法を知っておくことが大切です。ここでは発注コストを抑える方法について解説します。

依頼内容を明確にする

基本的に業務委託契約は契約外の業務を受けてもらうことはできません。そのため、発注前に以下の3点を明確に決めておくことが大切です。

  • 作業範囲
  • 仕様
  • 納期

これらの項目があいまいなまま発注すると、納品後の作り直しや追加対応などのリスクが高まります。コストを抑えるには、具体的な完成イメージを用意し、方向性を明確に伝えることです。修正回数や追加対応の条件もきちんと決めておきましょう。

見積もりを複数とる

同じ依頼内容でもフリーランスや制作会社で金額は大きく変わります。そのため、見積もりは複数からとることが大切です。

全体的に単価が高いときは、作業範囲を見直したり交渉したりといった判断ができます。他見積もりと比較することで、追加費用の発生条件を確認することも可能です。

関連記事:ホームページ作成をフリーランスに依頼したときの費用相場を目的別で解説

継続を前提に依頼する

基本的に継続を約束されているほうが発注コストはかかりません。新規案件を獲得するのはそれなりにコストがかかるものです。そのため、長期契約で継続を前提に依頼することで、初回割引などの交渉ができるようになります。

定期的にデザイン業務が発生するのであれば、こうした方法でコストを抑えてみてもよいでしょう。

採用と外注のどちらがよいのか迷っている方は、以下の資料が役立ちます。採用コストが高くなるのはなぜなのか、知りたい人はぜひご覧ください。ダウンロードは無料です。


【お役立ち資料】
採用コスト見直しガイド

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エージェントを活用する

フリーランスWebデザイナーへ依頼するときは、エージェントを活用することで発注コストを抑えることが可能です。

エージェントを活用することで、発注までにかかる時間や手間などのコストを削減できます。以下では、フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』に登録しているデザイナーのリストを無料でダウンロードいただけます。実際にどのようなデザイナーを採用できるのか気になる方は、ぜひご覧ください。


【お役立ち資料】
法人・クライアント向けデザイナーリスト

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フリーランスWebデザイナーへ依頼するメリット

Webデザイナーへ依頼するなら、柔軟に対応してもらえるフリーランスがおすすめです。依頼するメリットについて解説します。

必要なスキルを短期間で確保できる

Webデザイナーに求められるスキルは高まりつつあります。社内で即戦力デザイナーへ育成するには手間も時間もかかりますが、フリーランスなら多くのプロジェクトに参画していることもあり、Webデザイン制作以外にもUI/UXデザインやマーケティング、コーディングなどのスキルをもった人材を選ぶことが可能です。

すぐに業務に取りかかれるスキルを持っているため、短期間のプロジェクトやリソースの不足にも柔軟に対応できます。

関連記事:マーケティング視点を持つWebデザイナーにサイトデザインを依頼すべき理由とは?メリットを合わせて紹介

リソースの調整がしやすい

フリーランスWebデザイナーと結ぶ業務委託契約は業務量の増減にも対応しやすいのが特徴です。デザイン業務が安定しない期間は、稼働時間を抑えられるため、必要なぶんだけコストをかけることができます。

リソースを調整しやすいため、予算が少なくてもプロスキルを確保することができるでしょう。

関連記事:リソース管理が難しいプロジェクトにも柔軟に対応。クロスデザイナーで課題解決&プロジェクト推進を同時に叶えた

案件ごとに最適なデザイナーを選べる

フリーランスWebデザイナーはスキルに個人差がありますが、案件の内容に合わせたスキルをもつ人材を選べるメリットがあります。たとえばUI/UXデザインが得意な人もいれば、イラストが描ける人などもっているスキルはさまざまです。案件に適したデザイナーと契約を結ぶことで、クオリティの高いデザインを手に入れることが可能です。

採用時のミスマッチを防ぐためには、求めるデザイナー像を固める必要があります。その際に役立つのが、求める人材の役割や必要なスキルなどをまとめた「ジョブディスクリプション」です。以下よりテンプレートを無料でダウンロードできます。


【お役立ち資料】
ジョブディスクリプション作成ガイド

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Webデザイナーへ依頼するならクロスデザイナーにおまかせください

今回はWebデザイナーの費用を契約形態や採用媒体別で紹介しました。業務量の変動が少ない場合や社内で教育体制が整っている場合は正社員としてデザイナーを雇うのがおすすめです。

一方で半年間だけWeb制作を依頼したい場合や一時的に社内のリソースを補いたい場合は、フリーランスデザイナーに依頼してみましょう。

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クロスデザイナー編集部
記事を書いた人
クロスデザイナー編集部

日本最大級のデザイナー専門エージェントサービス『クロスデザイナー』の編集チーム。複数の現役デザイナーや編集者で構成されている。