3Dデザイナーは業務委託できる?探し方と合わせて解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

3Dデザイナーは業務委託できる?探し方と合わせて解説

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3Dデザイナーは業務委託で採用できます。そもそもデザイナーは採用市場に少なく、フリーランスや個人事業主として活動している人が多いためです。専門スキルをもって活動しているため、即戦力としてプロジェクトに参画してもらえます。

ただし、業務委託で契約を結ぶときは3Dデザインのどの領域を委託したいのか、企業側で明確に決めておくことが大切です。そのほかにも業務委託契約を結ぶうえで注意点があります。

この記事では、業務委託できる3Dデザイナーの探し方や契約締結時の注意点について解説します。3Dデザイナーを採用したい企業担当者はぜひ参考になさってください。

3Dデザイナーは業務委託での採用が適している

3Dデザイナーを業務委託で採用することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 専門スキルを活用できる
  • 採用コストを削減できる
  • 契約期間や条件を調整しやすい

それぞれ簡単に解説します。

専門スキルを活用できる

業務委託により、3Dデザインの専門スキルをもつフリーランスのデザイナーを特定のプロジェクトに採用することができます。

契約期間や委託する業務を事前に決めたうえで契約を結べるため、必要なときにプロジェクトに参画してもらうことが可能です。

3Dデザインは制作工程が複雑なため、それぞれの工程で専門スキルが必要なケースがあります。モデラーやエフェクターなど工程ごとの業務委託も可能です。

採用コストを削減できる

業務委託の場合、契約期間を決めて採用するため、正社員雇用よりも採用コストを削減できるメリットがあります。

とくに社会保険料や手当など長期的な付与が必要なコストを抑えることが可能です。

委託する業務内容を限定したり短期間にしたりと採用側で調整できるメリットもあります。プロジェクトに予算がある場合に大きなメリットといえるでしょう。

人材を採用するときは、何かとコストがかかるものです。
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契約期間や条件を調整しやすい

業務委託は柔軟な契約を結べるのが特徴です。そのため、プロジェクト開始から完了まで参加してもらう必要はありません。3Dデザイナーがもつスキルが必要な期間だけ契約を結ぶことができるのです。

また、業務委託契約は請負契約と準委任契約があり、3Dデザイナーに求めるものに合わせて契約条件を変更、または更新することができます。これによりプロジェクトに合わせた柔軟な対応が可能です。

関連記事:3Dデザイナーに必要なスキルとは?仕事内容も含めて徹底解説

業務委託できる3Dデザイナーの探し方

業務委託ができる3Dデザイナーの探す方法は、人材紹介サービスやクラウドソーシング、SNS・コミュニティ、求人サイト、ポートフォリオサイトが一般的です。

それぞれくわしく解説します。

1. 人材紹介サービスを利用する

人材紹介サービスは、企業の要望に沿った人材を自社の登録データベースから探して提案してくれるサービスです。

登録データベースが公開されているサービスでは、企業側が登録人材を一人ひとりチェックして探すことができます。

登録人材は実務経験者が多く、サービスによってはスキルチェック済みです。即戦力をもつ人材をすぐに確保したい場合におすすめです。

優秀な3Dデザイナーは以下の人材紹介サービスから探せます。

<主な人材紹介サービス>

  • クロスデザイナー
  • シリコンスタジオエージェント
  • ファミキャリ!など

関連記事:クリエイティブ人材を紹介するエージェント12選

2. クラウドソーシングで探す

クラウドソーシングは、3Dデザイナーに限らず、多くの職種に該当するフリーランス・副業人材が登録しています。

一人ひとりのプロフィールを見て、気になる人に直接メッセージで交渉が可能です。スキルチェックがされていないため、採用時には企業側で判断する必要があります。

採用基準や評価基準を設定しておくと、迅速な採用につなげることが可能です。

<主なクラウドソーシング>

  • クラウドワークス
  • ランサーズなど

人材探しの手法としてよく挙げられる業務委託・クラウドソーシング・派遣については、以下の資料で比較解説しています。無料でダウンロードいただけますので、ぜひお気軽にダウンロードください。


【お役立ち資料】
業務委託・派遣・クラウドソーシング比較表

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3. SNSやコミュニティで探す

近年は採用手法も多様化し、SNSやコミュニティでの採用活動をする企業も増えています。

SNSはフォロワーによる拡散効果も狙えるため、今すぐ転職を考えていない潜在層にもアプローチが可能です。

デザイナー向けのコミュニティでも探すことができます。コミュニティによって参加前に審査があったり、有料だったりと特徴があります。自社が使いやすいコミュニティを探してみてください。

<主なSNS・コミュニティ>

  • X(旧Twitter)
  • facebook
  • WorkshipLAB
  • フリーランス協会など

関連記事:ソーシャルリクルーティングとは?成功事例や運用方法を解説

4. 求人サイトに掲載して応募を待つ

求人サイトは正社員やアルバイト・パートだけではなく、業務委託契約でも求人情報を掲載できます。

フォーマットに入力するだけで掲載できますが、他社の求人情報が多く、埋もれてしまう可能性も少なくありません。

オプションで求職者の目を引く位置に配置してもらうなど露出を高めてもらうことが可能です。サイトごとに利用者層やフォロー体制が異なるため、採用ニーズに合わせて選びましょう。

<主な求人サイト>

  • 求人ボックス
  • Indeed(インディード)
  • en-gage(エンゲージ)など

5. 3Dデザイナーのポートフォリオサイト

3Dデザイナーのポートフォリオサイトから、直接3Dデザイナーに向けてアプローチする方法もあります。

ポートフォリオサイトをチェックする労力がかかりますが、一から探すのではなく、イベントや勉強会、SNSなどのつながりをきっかけにチェックするのが効率的です。

イベントや勉強会はリアルで出会えるため、3Dデザイナーの人柄からふれることができます。

業務委託でも人柄を重視して選びたいときは、リアルで会える場所に出向いてみるのもよいでしょう。

関連記事:ダイレクトリクルーティングとは?メリット/デメリットを解説

業務委託の3dデザイナー求人事例

業務委託で募集を出すことを考えているなら、求人サイトなど公開募集の求人事例を参考にしてみるのがおすすめです。業務委託の3Dデザイナーの求人事例を3つご紹介します。

1. ゲーム関係の3Dデザイナーの求人事例

ゲーム制作会社の求人事例です。

仕事内容

・新規開発の3Dセクションのアセット全般の制作
・アートディレクターと連携し、3Dアセットのクオリティを担保

給与~60万円
職種3Dデザイナー、モーションデザイナー
必須スキル

・Mayaを使用したゲームアセット制作の実務経験(3年以上)
・モデリング、モーション、エフェクトの幅広い実務経験

尚可スキル

・ゲームエンジンを使用した実装経験
・3DCG領域において、ディレクションが必要なポジションの経験
・3dsMaxの使用経験
・アニメ業界でのCG制作実務経験

3Dアセットの品質管理を担うため、3Dデザインの基本からゲームエンジンを使用した実装経験まで、3Dデザインについて幅広く対応できる人材を求めていることがわかります。

2. 建築系3DCGデザイナーの求人事例

3Dデザイナーは建築・不動産業界でも需要のある職種です。

仕事内容

・マンションの見取り図を参考に間取りの3DCG制作
・マンション外観と実際の写真の合成
・マンションの共用部分の3DCG作成
・パノラマ用物件の3DCG制作

給与時間単価:1,900円~2,350円、月収30万円~37万円
職種不動産系の3DCGパース制作(3dsMax使用)
必須スキル

・3dsMaxで建築物の制作が可能な方
・不動産業界の実務経験

尚可スキル

基本的にフルリモートで週2、3日の勤務などほか案件も受けているフリーランスに考慮した体制が整っている会社です。業務委託から正社員雇用へのキャリアアップができる環境も整えています。

3. 自社サービスの3Dデザイナーの求人事例

AR/VRコンテンツを制作している会社の求人事例です。

仕事内容自社サービスの3Dデザイン制作
給与20万~70万円
職種3Dデザイナー
必須スキル3Dデザイン経験(2~3年)
Maya/Blenderの使用経験
尚可スキルコミュニケーションを取るのが好きな方

3Dデザインとソフトの経験を必須スキルとして設定し、即戦力人材を求めていることがわかります。

業務委託をする3Dデザイナーの見極め方

業務委託できる3Dデザイナーを選ぶときは、デザインスキルやコミュニケーションスキル、信頼性を評価することが大切です。

理想の3Dデザイナーの見極め方について解説します。

ポートフォリオをチェックする

業務委託する3Dデザイナーを選ぶときは、実際にどのくらいのスキルを持っているのか、ポートフォリオでこれまでの成果物を確認しましょう。制作に使用したソフトウェアや技術なども確認してください。

しかし、制作に使用したソフトをどこまでつかいこなせているのかは、ポートフォリオだけではわかりません。契約前に面談をして、スキルと知識について対話を通して確認する方法もあります。

関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためのポイントを6つ解説

コミュニケーションスキル

業務委託だとフルリモートで働くことが多いため、非対面のコミュニケーションスキルが欠かせません。メールやチャット、Web会議を通して効率よくコミュニケーションが取れるかを確認しましょう。

実際にやり取りをしないとわからない部分がありますが、フリーランスなら他のクライアントとコミュニケーションを取っているため、大きな問題はないはずです。

自社で使用しているコミュニケーションツールが使用できるか、レスポンスの速さやていねいさなどを確認してください。

口コミをチェックする

業務委託契約は、契約前からオンライン対応が多いため、信頼性について不安に感じる方も少なくありません。

クラウドソーシングは過去の取引の評価が公開されています。3Dデザイナーの成果物の品質や納期の徹底などを、事前に確認することが可能です。

SNSではコメントのやり取りから、人柄を知ることができます。気になったらすぐにアプローチしてもよいでしょう。

ほかには、リファランスチェックのようにポートフォリオサイトから過去のクライアントに連絡を取り、信頼性を確認する方法もあります。リアルな口コミから信頼や適性を判断しましょう。

理想の3Dデザイナーを採用するにしても、一人ひとりポートフォリオやプロフィールをチェックするのは大変手間がかかります。

公募に掲載する募集要項に求める人材の能力や役割、経歴を記載することで効率的な採用を目指すことが可能です。

こうしたジョブ型雇用に有用なのが「ジョブディスクリプション」です。以下よりジョブディスクリプションのテンプレートを無料でダウンロードいただけます。
求めるスキルをもつ3Dデザイナーを採用するために、ぜひお役立てください。


【お役立ち資料】ジョブディスクリプション作成ガイド

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3Dデザイナーと業務委託契約を結ぶときの注意点

3Dデザイナーと業務委託契約を結ぶときは、いくつか注意しなければならないことがあります。トラブルを避けるためにしっかりと理解しておきましょう。

契約条件をすり合わせる

まずは、委託する業務の対応範囲や納期など、契約条件をすり合わせます。フリーランスは独立した事業者のため、報酬もそれなりの額を用意しなければなりません。

見積もりを求められることもあるので、お互いに事業者間の取引として条件に偏りがないようにやり取りをすることが大切です。

関連記事:業務委託契約を進める流れとは?稼働開始後の注意点と合わせて解説

報酬は相場より下げない

3Dデザイナーの報酬相場はスキルや経験によって異なります。一般的には正社員よりも高い傾向があり、月額27万円〜100万円、平均単価は60万円というデータもあります。つまり、年収は700万円前後ということです。

正社員の3Dデザイナーの平均年収は404万円(マイナビクリエイター調べ)と正社員よりも年収は高めです。しかし、業務委託契約は一定期間の契約のため、年間を通して採用する必要はありません。

報酬を支払うタイミングや支払方法についても確認し、内容を契約書に記載してください。

修正回数や納期を定める

業務委託契約の場合、従業員のように指揮命令を出すことはできません。業務を進めるために必要な指示は、契約書に記載しておくことでトラブルを防ぐことができます。

とくに修正回数や納期はきちんとすり合わせておきましょう。きちんと定めておくことで効率よく業務を進めることができます。

納期は具体的な日付を記載して合意を形成することが大切です。

関連記事:どこまでの指示が偽装請負になる?業務委託契約との関係性まで解説

業務委託人材のマネジメントは、偽装請負にならないように注意が必要です。
以下の無料で配布している資料では、業務委託で外部人材のマネジメントについて解説しています。

うまく活用する方法を知りたい方はぜひダウンロードしてください。


【お役立ち資料】外部人材とのコミュニケーションとマネジメント

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著作権を明確にする

成果物に対する著作権は、通常制作した3Dデザイナーに帰属します。しかし、業務委託の場合、その権利をどのように扱うのか契約書で明確にしておかなければなりません。

もし納品後に成果物を二次利用する可能性があるなら、条件や権利の移転などについて契約書できちんと定めておくことが大切です。

秘密保持契約(NDA)を結ぶ

3Dデザインの業務委託にあたって、企業情報など機密事項のやり取りがある場合、秘密保持契約書(NDA)も締結することが大切です。

これによりプロジェクトに関わる情報漏えいを防ぐことができます。安心して取引を行うためにも締結しておきましょう。

関連記事:デザイン依頼時に起こりうるトラブルと対処法は?事例別に解説

報酬の支払い方法や条件を記載する

業務委託では契約形態の違いで報酬の対象が異なります。報酬がいつ、どんな方法で支払われるのか契約書に明記しましょう。

下請法では成果物が納品されてから60日以内に報酬を支払わなければなりません。

2024年秋にはフリーランス新法が施行される予定です。業務委託人材を活用するなら、関連する法令も理解しておきましょう。

以下の資料では、業務委託契約書に必要な4つの契約書テンプレートを無料でダウンロードいただけます。自社に最適化した契約書を作成することが可能です。ぜひお役立てください。


【ポイント解説付き】
業務委託に必要な4つの契約書テンプレート

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契約を結ぶ

契約書の各条項をすり合わせて、お互いに条件に合意できたら契約を結びます。

遠方のフリーランスへ業務を委託する場合、面談から契約締結までオンラインのケースもあるはずです。

業務委託契約は電子取引で締結できます。電子帳簿保存法の対象書類のため、電子取引のほうが保存しやすいメリットがあります。

書面でやり取りする方法よりも電子取引のほうが迅速な契約締結ができるので、スムーズに業務を進めることが可能です。

関連記事:個人事業主との業務委託契約について解説|手順と契約書の作成方法を紹介

3Dデザイナーへ業務委託するならクロスデザイナーへおまかせください

業務委託できる3Dデザイナーは、人材紹介サービスやクラウドソーシングなどで探せます。

採用前にポートフォリオなどでスキルを確認し、面談でもコミュニケーションスキルを確認しましょう。スムーズに業務を進めるには、契約前に条件をすり合わせておくことが大切です。

業務委託契約は雇用契約と異なるため、どうコミュニケーションを取ればよいのか迷うこともあると思います。
もし、自社で探して契約を結ぶのに不安があるなら、クロスデザイナーにおまかせください。

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吉永 ゆくら
記事を書いた人
吉永 ゆくら

デザイン系の専門学校でグラフィックデザインを学ぶ。デザイン事務所に就職後、縫製業と企業の専属ライターを経てフリーランスに。デザイン・縫製・Webとものづくりの楽しさとやりがいを仕事を通して感じています。現在はオウンドメディアのコンテンツ制作を中心に活動中。