Chatwork株式会社様は、ビジネスチャットツール『Chatwork』や、中小企業の生産性向上に関連するさまざまな事業を展開する企業です。

Chatwork様ではフリーランス人材が活躍しており、クロスデザイナーからご紹介したフリーランスデザイナーも参画しています。

今回は、フリーランス人材に活躍してもらう方法やそのための環境整備について、コミュニケーションプラットフォーム本部マーケティングユニットグロースマーケティング部の長谷川さんにお話を伺いました。　　　　

実務だけでなく、社員の相談役としてもフリーランスは頼りになる

——Chatwork様の事業内容をお伺いさせてください。

長谷川：
弊社は、ビジネスチャット『Chatwork』を主力事業として展開している企業です。

『Chatwork』は2023年6月時点で、41万社を超える企業に導入されており、年々成長を続けているビジネスチャットです。中長期的には、中小企業の経営課題を解決する他サービスとも連携していくプラットフォームを目指しています。

——Chatwork様ではフリーランス人材が活躍しており、クロスデザイナーからも2名のデザイナーにご活躍いただいています。まずは、フリーランスに業務を依頼している理由をお伺いさせてください。

長谷川：
安定したスキルの高さが理由ですね。

クロスデザイナーからご紹介いただいたデザイナー兼コーダーのお二人ともスキルが本当に高く、実務で活躍されているだけでなく、社員の相談役にもなってくれています。

長谷川：
弊社の社員にもスペシャリストのコーダーがいるのですが、その社員が困ったときにフリーランスのお二人に相談したことがありました。

私もその場に参加したのですが、本当に専門的な内容なので概要は理解できても詳細までは難しくて。お二人がいてくださって助かりました。

ハイスキル層の採用難易度は高いので、フリーランスという形でハイスキル層の方にご支援いただけるのは大変ありがたいです。

——人材獲得の難易度の低さ、専門性の高さがフリーランスの魅力ということですね。

長谷川：
はい。また、フリーランスの方にご参画いただく際、一般的にコミュニケーションコストがデメリットと考えられがちですが、弊社ではそれも感じられません。

デザインクオリティの高さは非常に安定していて、そのうえで対応のスピードが速く、細かな指示をしなくても意図を汲み取って素晴らしいデザインに仕上げてくださいます。

クロスデザイナー嘉藤：
ご紹介しているお二人は、もともと経験が豊富ということもありますが、Chatwork様での業務をこなしていくうちにどんどん企業理解・事業理解が深まり、クオリティがあがっているように思います。

また、一般的にはフリーランスは教育コストがほとんどかからないうえに、同じ案件に長期間関わり続けるフリーランスも多いので、コミュニケーションコストも年々下がっていきます。そのため、正社員と比較して人的コストが低くなるケースもあるんですよ。

業務だけに集中できる環境が、フリーランスの能力を最大限発揮させる

——フリーランスに仕事をお任せする際に心掛けていることをお伺いさせてください。

長谷川：
業務をお願いするときに、スムーズに取り組んでいただける環境を整えてお渡しすることを徹底しています。

たとえば、素材が格納されているフォルダにアクセスができないとか。そういったことがあるとフリーランスの方のストレスになってしまいますし、プロの時間を浪費することにもなります。

注意すれば防げるミスは事前に防ぎ余計なストレスをかけないようにして、本来の業務に集中いただけるようにすることを第一に考えていますね。

——フリーランスが業務をスムーズに行えるような環境を整えていらっしゃるんですね。

長谷川：
あとは、依頼をするときにデザインに関する細かな注文はつけないようにしています。そのほうがプロとしての本領を発揮いただけるので。

もちろん、完全に丸投げをするのではなく、目的やターゲット、イメージなど、必要な情報については明確にお伝えしています。そのうえで、あとはお任せするという感じですね。

コーディングに関しても、私の理解が及ばない案件はこちらの希望を伝えて、”よしなにやってもらう”ということも出来ており、本当にありがたいです（笑）

——最後に、フリーランス活用における今後の展望を教えてください。

長谷川：
今までは、「この人にはこの範囲の業務」と決めてお任せしていたのですが、今後はその枠を超えて色んな案件にチャレンジしていただこうと思っています。

実は今年に入って、これまでフリーランスのお二人にはお願いしていなかった紙の制作物の案件が、いくつか突発的に発生しました。お二人に相談したところ、揃って「できます」と即答いただきました。もちろんその仕上がりも素晴らしくて。なので、チャレンジいただくというか、こちら側がもっと頼って相談していこうという感じですね。

会社としても『Chatwork』をはじめとした既存のプロダクトはもちろん、会社としても発展していくタイミングです。そのために、プロフェッショナルであるフリーランスのお二人の力を、今後もお借りしていこうと思います。