ブロックチェーンの開発やweb3プロジェクトの運営・支援事業を展開するAptos Labs様。同社が開発・運営を手掛けるブロックチェーンゲーム『THE LAND エルフの森(以下、THE LAND)』は、NFTを活用した日本発のメタバース型ファーミングブロックチェーンゲームプロジェクトとして注目を集めています。
このたび、クロスデザイナーでは『THE LAND』のフリーランスデザイナー採用をお手伝いいたしました。同プロジェクトのディレクターを務める原田さんに、フリーランスデザイナー活用に至った経緯や、株式会社GIGが運営するフリーランスデザイナーマッチングサービス『クロスデザイナー』を利用した感想について伺いました。
プロジェクトの本格化に伴い、社内のリソース不足が顕在化
―― まずは、御社の事業内容と『THE LAND』プロジェクトについて教えてください。
原田:
Aptos LabsはWeb3を進化させ、より多くの方に分散化された社会を届けることを目的にブロックチェーンやその上で利用されるサービスの開発・支援を行っています。ブロックチェーンゲームプロジェクト『THE LAND』は、NFTを活用したメタバース空間で、ユーザーは土地を所有したり、ゲームをプレイしたりしながら、新たな経済圏を体験できるのが特徴です。
―― 多くのデザイナーが必要となるプロジェクトだと想像しますが、当初はどのような体制で対応していたのでしょうか?
原田:
プロジェクト立ち上げ当初は、ゲームそのものの開発やシステムデザインなど含め、すべての業務を社内のデザイナーだけで対応していました。ただ、その後プロジェクトが本格的に動き出すにつれて、SNSのアイキャッチ画像やイベント告知用のバナーなど、制作物を増やしていく必要が出てきました。社内デザイナーやエンジニアにはゲーム開発など本来の業務があるため、少しずつリソース不足が深刻化してしまったんです。
―― そこで、フリーランスデザイナーの活用を検討し始めたんですね。
原田:
はい。社内デザイナーに負担をかけずに、アイキャッチ画像やバナー広告などクオリティの高いデザインを継続的に制作できる体制を構築するために、外部の力が必要だと考えました。当初はマーケターが兼任していたのですが、やはりクオリティにブレがありまして……。そこで、以前から別件でお世話になっていた株式会社GIGさんに相談したところ、クロスデザイナーを紹介していただきました。
適した人材をご提案、途中の体制変更もスムーズに
―― クロスデザイナー導入の決め手について教えてください。
原田:
決め手は、私たちの要望を丁寧にヒアリングしてくれたうえで、最適なデザイナーを紹介してくれたことです。また最初の一ヶ月間は試用期間として、プロジェクトに合うかどうかを見極められる点も安心材料でした。
―― 最初からスムーズに協働体制を築けたのでしょうか?
クロスデザイナー嘉藤:
当初はアートディレクター+デザイナーの2名体制が良いのでは、とご提案させてもらったんです。コンスタントにご依頼が発生すること、プロジェクトの性質上、迅速な対応が必要な場面も多いことを鑑みて、デザイナー1名よりも、プロジェクトの進捗管理も担えるアートディレクターも含めた2名体制のほうが、『THE LAND』プロジェクトには合っているのでは、と考えました。
原田:
制作物のクオリティを担保することはもちろん、デザイン全体のクオリティや世界観を統一させる部分もお願いしたかったので、とてもありがたいご提案でした。
クロスデザイナー嘉藤:
2名体制で半年ほど稼働したあと、アートディレクター側の都合で継続が難しくなってしまったんです。その半年の間に『THE LAND』プロジェクト周りの制作ノウハウが確立されていたので、新しくフリーランスデザイナーの方をご紹介し、ジョインしてもらいました。現在はそのデザイナーさん1名体制で進めています。
すでに必要なことはキャッチアップされた状態で引き継いだので、週3稼働のご契約で、プロジェクトの進捗管理と制作を担当してもらっています。
―― 途中の体制変更について、ご不安などはなかったですか?
原田:
まったくありません。依頼のフローや画像のトンマナを含め、ベースになる例をいくつもつくっていただいたので、デザイナーさんとしてもやりやすかったのではないでしょうか。
課題だったトンマナの統一や、デザインクオリティの調整についても申し分ないです。能動的にこちらの意図を汲み取って「もっとこういう風にすると、より良くなるのでは」といった提案までしていただけるので、とても助かっています。
質の高いデザインの担保&社内リソース不足も解消
―― 正社員ではなく、フリーランスのデザイナーと契約した理由があれば教えてください。
原田:
『THE LAND』プロジェクトは、キャンペーンやイベントに合わせた単発的な依頼が発生することが多いです。そのため、それに合わせて柔軟に動いていただける方を探しており、フリーランスの方がぴったりだと考えていました。
キャンペーンやイベントそのものは単発ですが、定期的に打ち出しているので依頼が途切れることは滅多にありません。そういった意味でも、フリーランスの方に対応していただいたほうが、お互いにメリットがあると考えました。
―― 具体的に、デザイナーさんとはどんな協働体制を組まれていますか?
原田:
現在は、週3日のフルリモートでSNSのアイキャッチ画像やゲーム内バナーの制作業務をお願いしています。また、今年の7月あたりにイベントの出展があり、グッズやノベルティ制作においても力を貸していただきました。現在はイベントがない時期ですが、また折を見てお願いすると思います。
デザイナーさんのおかげでデザインの質が担保され、ブランドイメージの統一にも繋がっています。
また、コミュニケーションは基本的にSlackを使用し、テキストベースで進めています。合わせて週に1回30分程度のミーティングをおこなっています。レスポンスが非常に早く、かつ意図を汲み取ってより良いデザインを提案してくれるため、大変助かっています。
―― クロスデザイナー導入の効果をどのように感じていますか?
原田:
まず、質の高いデザインを安定して確保できるようになったことが大きなメリットです。社内デザイナーの負担も軽減され、本来の業務に集中できるようになりました。また柔軟な対応力のおかげで、急な依頼にも迅速に対応できるようになりました。
前もって自主的に『THE LAND』をプレイしたうえで、ユーザー目線での提案をしていただけることも助かっています。これは私たちも想定していなかったことで、大変嬉しかったですね。ゲームへの理解が深まることで、より効果的なデザインが生まれるという好循環が生まれています。
―― 今後の展望について教えてください。
原田:
今後もフリーランスデザイナーの方の力を借りながら、『THE LAND』プロジェクトを推進していきたいと考えています。直近の目標は、やはり海外も視野に入れたユーザー数の増加です。世界top10に入るような規模のブロックチェーン(Aptos)から全面的支援を受けつつプロジェクトを拡大していく予定のため、SNSを含めたマーケティングにおいても、アイキャッチやバナー広告などビジュアル面の力が重要だと考えています。またイベント告知やキャンペーンなど、ほかにもさまざまな場面でデザインの力が必要となるため、優秀なデザイナーの方と継続的に協働できる体制を維持していきたいと思います。
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