BtoBマーケティングにおいて重要なサービスサイトの事例をご紹介します。
参考にしたいサービスサイト事例10選
参考にしたいサービスサイト事例を10選紹介します。
Chatwork(チャットワーク)
ビジネスチャットツール「Chatwork(チャットワーク)」を紹介するためのサービスサイトです。サイトでは「無料登録して使う」「説明資料ダウンロード」といったCTAが、画面中央部と右上部分にアクセントカラーの赤色で目につくように配置されています。
「機能」や「料金プラン」といった基本情報はもちろん、「活用方法」や「導入事例」など、初めてChatworkを利用する人にも利用のイメージがしやすいようなコンテンツが下層サイトに入っています。また、「ビジネスチャット国内利用者数5年連続№1」や「有料プランが最大3ヶ月分無料」などベネフィットも盛り込まれているのが特徴です。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)」
freee株式会社のクラウド会計ソフト「freee」を紹介するサービスサイトです。中央右部分に「会計」「人事労務」「販売管理」などのサービス内容がアイコンとテキストで一覧化しています。
CTAは右上部分が「ログイン一覧」と「新規登録」となっており、法人と個人事業主とで異なるサービス内容を記載しています。それぞれクリックすると、サービス内容について詳細を記載したページに遷移し、サービス内容を見てもらったうえで会員登録するという流れになっています。
カチアルサポート
カチアルサポートは、経理・営業事務・採用/人事など様々なバックオフィス業務を代行するサービスです。サイトでは、サービス内容やプラン・料金、資料一覧、お知らせなどの情報を下層ページに配置し、基本的なサービス情報を紹介しています。
「お問い合わせ」「資料ダウンロード」といった2つのCVが右上と中央部にCTAとして配置され、どんな企業に向いているのか、どんなメリットがあるのかについて簡潔に説明されています。シンプルでサービスサイトの基本的な構成と言えるでしょう。
kintone(キントーン)
会社内で使う工数管理アプリ「kintone」のサービスサイトは、機能や用途を紹介するための情報が多く、「部署別」「用途別」「事例」「初めての方へ」など下層サイトが多く盛り込まれています。
こうしたToBサービスは、社内で経営陣に利用のメリットを伝えるためにも、サービス提供側はそのための情報をしっかり提供する必要があります。会員登録のCTAは右側にあり、「試してみる」という文言になっていて、「キントーンのアプリ作成を体験する」もしくは30日間の「無料でお試しする」の選択肢が用意されています。
U-NEXT
映画やドラマ、マンガなどを視聴・閲覧できるU-NEXT。こちらはBtoCサービスではありますが、ユーザーが会員登録するためのサイトとして機能しています。
画面中央部に会員登録を促すCTAがあるのは、他のサービスサイトと同じですが、右上にあるのは映画やマンガなどの作品を探すための検索窓です。ユーザーの利用目的を考えると、作品を見ることなので、ユーザーにとって会員登録するかどうかの判断となる重要な情報は見たい作品があるどうか。そのため、ユーザーにまず確認してもらうというアクションを取ってもらい、登録につなげるという仕掛けになっています。
ソニー銀行
インターネット上の取引のみを扱うソニー銀行。ユーザーにとってもらいたいアクションは「口座開設」です。
右上に「口座開設」と既存ユーザーのための「ログイン」CTAを設置しており、中央部には「投資信託の積み立てで最大3,000円プレゼント」のベネフィット情報を大きく載せています。ターゲットユーザーにまずソニー銀行を利用するメリットを知ってもらい、口座開設につなげるという流れになっています。
出前館
出前で飲食品を届けるサービスを提供している「出前館」。右上のCTAは「新規登録」と「ログイン」で、中央部のCTAは「お届け先からお店を探す」ための「郵便番号」「都道府県」「マップ」とカテゴリ別に検索する機能となっています。
こちらもU-NEXTのようにユーザーが利用したい飲食店があるかどうかの情報を提供する流れになっています。
ToCの場合、ユーザーがそのサービスを利用する判断材料は何なのかを踏まえたうえで、目立ちやすい場所にその情報を提供すると会員登録などのCVにつながりやすくなるでしょう。
PayPay(ペイペイ)カード
スマートフォンなどの電信端末を使った決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のクレジットカードの利用・登録を促すサービスサイトです。
右上のCTAは「お申込み」だけでなく、「ご利用ガイド」「よくある質問」と既存ユーザーのための「ログイン」となっています。お金を扱うサービスであるため、単に利用を促すだけでなく、利用にあたって注意をしてほしいことや知ってほしいことなども目に留まる場所に配置しているのが特徴です。
中央部には「年会費無料」や「ポイント1%付与」といったベネフィットが記載され、「詳しくはこちら」のCTAで促しています。すぐに「お申込み」するのではなく、サービス内容や機能を詳しく知ってもらい、利用のメリットを理解したうえで登録に促す流れとなっています。
Lemino(レミノ)
「Lemino(レミノ)」はドコモが配信する映像サービスです。地上波で放送された「見逃し配信」の番組や映画、ドラマなどを見ることができます。
LeminoでもU-NEXTと同様、右上には「作品名、タイトル、俳優名で探す」の検索窓が配置されており、中央に視聴できる具体的な番組がスライダーで掲載されています。U-NEXTと異なる点は、その下に「邦画」「アニメ」などのジャンル別の絞り込み選択が配置されている点です。
スマホ用サイトでは、下部の固定メニューに検索窓や「マイリスト」などが配置されています。
まなびポケット
「まなびポケット」はインターネット上で学習ができる「クラウド型教育プラットフォーム」で、児童・生徒が各家庭で利用できるほか、学校や教育委員会などでも導入されています。
こちらのサイトでは、右上のCTAに「お問い合わせ・資料請求」を入れるとともに「サポートサイト」やワンクリックでダウンロードできる「申込書ダウンロード」「無料お申し込み」が配置されています。さらに中央部のCTAは「自動チャットによるお問い合わせ」となっており、まずはサービス内容を知ってもらうことを促す流れになっています。
こうした世の中にまだ広く浸透していないサービスや商品、一言で説明しにくい機能やメリットほど、トップページから詳細情報にスムーズにアクセスできる流れが必要となるでしょう。
サービスサイトのギャラリーサイト3選【国内】
国内のサービスサイトのギャラリーサイトを3つ紹介します。
matome(まとめ)
matome(まとめ)は、LeadGridが運営するサービスサイト・オウンドメディア・LPのWebサイト・Webデザインの参考サイトです。
採用サイトやコーポ―レートサイトなどのサイトのタイプやデザイン、色、業種・職種の別にカテゴリ検索することができます。
サービスサイトでは、ToBを中心にさまざまな業種・職種のサイトが掲載されており、参考になるサイトを見つけることができるでしょう。
URAGAWA(ウラガワ)
URAGAWA(ウラガワ)は、紹介しているサイトの制作会社もわかることが特色のギャラリーサイトです。上部の検索メニューで「サイトタイプ」を選んで「サービス紹介」をクリックすると、100個以上のサービスサイトを見ることができます。
さらに業種を絞って検索することもできます。
Good Web Design(グッドウェブデザイン)
Good Web Design(グッドウェブデザイン)は、ピンタレストとも連携し、気になったサイトのピン止め記録が可能なギャラリーサイトです。掲載されているサイトは合計7,000以上あり、豊富なデザインを見つけることができます。
ただ、「サービスサイト」というカテゴリ検索機能はないため、業種別の検索から絞って見ると良いでしょう。
海外のWebデザインギャラリーサイト
国内にはないようなデザインを探している場合には、おしゃれな海外のWebデザインが掲載されたギャラリーサイトを参考にしてみましょう。次の3つのサイトを紹介します。
- Awwwards
- SiteInspire
- Hover States
Awwwards
月間や年間での優秀賞を選出しているWebサイトを紹介するAwwwards。海外のトレンドを取り入れたい場合におすすめのギャラリーサイトです。
SiteInspire
SiteInspireは、ユーザーの閲覧履歴に基づいて近いサイトを表示させる機能がついています。参考にしたいサイトが見つかれば、より効率的に見つけられます。
Hover States
Hover Statesでは、グラフィックデザインに特徴のあるWebサイトが多く登録されています。気になるサイトにマウスを置くと、サイトに仕掛けられた動きを確認できます。
サービスサイトを制作する際のポイント
サービスサイトを制作する際のポイントは次の4つです。
- サイト制作の目的を明確にする
- ターゲットを明確にする
- 数値目標を設定する
- 自社に合った依頼先を選定する
サイト制作の目的を明確にする
まず、サイト制作の目的を明確にしましょう。目指すCVは「会員登録」なのか、「購入」なのか、何をゴールとするかを定めます。
明確化した目的から逆算し、コンバージョンや、CTAの設置に繋げていきます。目的を決めておかないと、CVやCTAなど、サイトの作成も進められません。
ターゲットを明確にする
どんな企業の、どういった部署のどういう人たちに届けたいのかといった、ターゲットも明確にしましょう。ターゲットはデザインのテイストやカラー、キャッチコピーの文言などを決める重要な要素となります。
数値目標を設定する
さらに、目的に合わせた数値目標設定もしておくと、そこに合わせて何をすれば良いのかがより明確になります。広告運用やSNSなどでのリリースに伴う認知活動での目標数値も立てやすくなるでしょう。
たとえば、会員登録をするとしても、ひと月に何社(何人)を目指すのか、といった売上目標に基づいた数値を設定しておくと良いです。
自社に合った依頼先を選定する
社内で目的やターゲット、目標数値を設定したら、その目的に合わせて、サービスサイト制作をどこに依頼するのかの選定を行います。自社に合った依頼先を選ぶことでよりスムーズに制作できます。
制作したいサービスサイトの内容・機能を得意とするデザイナーに依頼すると良いでしょう。
サービスサイト制作の依頼先
サービスサイトの依頼先には次の3つがあります。
- 内製
- 制作会社
- フリーランス
内製
まず、社内でリソースを確保できる場合にはスタッフに依頼します。社内で確保できない場合には、新たに採用する方法もあります。
ただ、いずれの場合にしても教育・運用・採用のコストが掛かります。継続的な事業としてスタッフを育成し、社内にノウハウを蓄積したい場合は別として、スピード感やコストを重視する場合には外注するほうが良いです。
制作会社
外注先としては、まず制作会社があります。Webサイトを制作できる会社であれば、基本的に依頼が可能で、広告代理店などでも依頼を請け負っており、各社のホームページで実績などの確認が可能です。
制作会社の特徴としては、一定のクオリティが期待できることや制作以外のサポートを期待できることがあります。ただ一方で、費用が割高になることや複数人が制作に携わるため、スピーディーな制作に期待できないことがデメリットです。
一定の規模を持っており、広告運用やプロモーションなど制作以外のサポートを期待したい場合、ページ数が多い場合などには制作会社に依頼すると良いでしょう。
フリーランス
スピーディーでコストを重視した制作を進めたい場合にはフリーランスがおすすめです。フリーランスに依頼すれば、制作会社と同じような依頼内容であっても、費用を大幅に抑えることができます。
ただし、フリーランスはスキルにバラツキがあるため、一定のスキルを持ったデザイナーでなければ、安く依頼できたとしても費用が無駄になることがあります。
とはいえ、デザイナー以外の人が事前にスキルがあるかどうかを判断するのは難しいことも多いです。そのため、登録には事前に審査を設けたデザイナーが登録しているエージェントサービスを利用すると良いでしょう。
下記では、フリーランスや副業人材デザイナーの採用事例を紹介しております。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
サービスサイト制作をフリーランスへ依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
本記事では、参考になるサービスサイトの事例を中心にギャラリーサイトの紹介、サービスサイトを制作するポイントなどについて解説してきました。
サービスサイト制作にあたっては、制作の目的やターゲット、数値目標を設定したうえで、自社に合った依頼先を選定するのが良いでしょう。選定にあたっては、デザイナーのスキルや実績を確認したうえで、依頼内容と得意とする分野がマッチしている場合がおすすめです。
制作会社に依頼すれば、費用が割高になり、スピーディーな制作が期待しにくいため、コストやスピード感を重視している場合には特に、フリーランスに依頼すると良いでしょう。フリーランスはスキルのバラツキがデメリットとしてありますが、デザイナー登録時に、厳正な審査を設けているエージェントサービス、クロスデザイナーなら安心して依頼できます。
クロスデザイナーでは、国内最大級の7,000人以上の厳選したデザイナーが在籍しており、貴社の依頼内容にマッチしたデザイナーを紹介することが可能です。最短3日でアサインもできるため、スピーディーな対応にも期待できます。
こちらよりサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
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