
ビジネスの成功を左右するBtoBサイトのデザイン。「リードを獲得できるサイトにするにはどうすればいいか?」と悩んでいませんか?
実は、BtoBのサイトデザインにはターゲット層に響く「見せ方」と成果を最大化する「構成」が必要です。
本記事では、リード数の増加やコンバージョン向上を実現するためのBtoBサイトデザインのポイントについてくわしく解説します。競合と差をつけ、ビジネスチャンスを拡大したい方は、ぜひご覧ください。
BtoBサイトのデザインの役割とは?
BtoBサイトのデザインは、企業のブランドイメージを形成するだけではなく、商談機会の創出や見込み顧客を獲得するための役割を担っています。一般消費者向けのBtoCサイトと違い、BtoBサイトは以下の目的に合わせたデザインを制作しなければなりません。
- 企業価値の向上
- 情報の整理・設計
- 見込み顧客の獲得
トレンドを意識したデザインも大切ですが、ビジネスの成果につなげるための手段としてデザインすることが大切です。
関連記事:BtoBブランディングが企業の成長の鍵を握る!効果や進め方を解説!
BtoBサイトを作る際の重要なポイント7つ
BtoBサイトのデザインにこだわり成果につなげるには、いくつか押さえてほしいポイントがあります。ここでは、成功しているBtoBサイトのデザインの共通点を紹介します。
信頼性のあるファーストビューがある
成功しているBtoBサイトは、ファーストビューで自社の商品やサービスの概要やコンセプト、提供する価値を効果的に伝えています。企業ロゴと製品・サービスの魅力を表現したキャッチコピー、実績を視覚的にわかりやすく伝えています。
企業ロゴや実績、製品の画像などを掲載することで、ユーザーからの信頼を得やすく、サイトを読み進めるきっかけを作ることができます。
求める情報にアクセスしやすい
成功しているBtoBサイトでは、ユーザーがすぐに求めている情報へたどりつけるように情報が整理されているのが特徴です。
サイト上部のヘッダーにあるナビゲーションメニューには、主要なカテゴリーやサービスに関する情報へのリンクが配置されています。
これはスムーズにアクセスするために欠かせないものです。連絡先や営業時間などの基本的な情報を明記することで、信頼感を与えるとともに、ユーザーからの問い合わせを促進することができます。
満足度の向上だけではなく、問い合わせや資料請求などのCV率の向上も期待できます。
CTAがクリックしやすい位置にある
出典:クロスデザイナー
成功しているBtoBサイトでは、ユーザーがすぐに問い合わせや資料請求などの行動に移せるようにCTAボタンを配置しています。上記のようにヘッダーに配置することもあれば、ページの中間やページ下部のフッターに配置されていることが多いです。
こうした適切な配置により、ユーザーが意思をかためた時点で行動に移すことができるのです。フッターにはサイト内の各コンテンツへのリンクを配置します。
出典:WorkshipWebサイトのフッターは、ユーザーが最後に目にする部分であり、サイト内での回遊性を高める上で重要な役割を果たします。企業情報の掲載はもちろん、製品やサービスの紹介ページへのリンクを配置することで、離脱を防ぎます。
関連記事:CTAとは?マーケティングやデザインとの関係性も解説
関連記事:効果的なCTAボタンのデザインは?意識すべきポイントや効果的な配置場所を解説
SEOが考慮されている
SEO対策といえば、キーワードを盛り込んだコンテンツSEOをイメージしますが、デザインにおけるSEOとは、ユーザーを第一に考えたデザインであることです。上でも述べたナビゲーションメニューもSEO対策になります。そのほかにも以下のポイントが成功しているBtoBサイトで見られます。
- モバイルフレンドリーデザイン
- 適切なフォントサイズ
- Webフォントの活用
- クリックしやすいCTAボタン
- 画像の代替テキスト
- ページのデータサイズの軽量化
- オリジナルのアイキャッチ
- パンくずリストの設置
- サイト階層の最適化
- 404ページの設置
認知度が低い企業にとって、SEO対策は潜在顧客へのアプローチを強化し、ビジネスチャンスを広げるための有効な手段と言えるでしょう。
ビジュアル要素が統一されている
成功しているBtoBサイトのデザインは、ビジュアル要素が統一されているのが特徴です。ブランドカラーやフォントサイズ、アイコンなどの要素がサイト全体で統一されています。これにより、ユーザーに企業の印象を強く与えることができるため、サイトを離れたあとも企業を思い出してもらえる可能性があるのです。
また、統一感のあるデザインは求めている情報を探しやすいというメリットもあります。安心してサイト内を回遊できることで、CVにもつながることが期待できます。
関連記事:デザインガイドラインとは?作り方5ステップと基本項目9つ、3つの注意点を解説
リニューアルを見据えたデザインである
BtoBサイトは公開後、市場やビジネスの変化に合わせて改善するのが一般的です。成功しているBtoBサイトでは、長期的な運用やリニューアルを見据えてデザインされています。
サイト構築には専門知識が必要ですが、CMSを導入することでデザインとコンテンツを分けて管理・運用がしやすくなるのです。
市場やニーズの変化にこまめな対応が可能となるため、競合他社との差別化にもつなげることができます。
関連記事:サイト制作におけるデザインのポイントは?依頼先も紹介
参考にしたいBtoBサイトのデザイン成功事例8選
上でご紹介したデザインのポイントを活用したBtoBサイトの成功事例を紹介します。
1. サイボウズ株式会社
▲出典:サイボウズ株式会社
サイボウズ式は、視覚的に魅力的なデザインと、ユーザーの興味を引きつけるキャッチーな言葉で構成されており、多くのユーザーが訪れる人気サイトです。
とくに、記事に関連する「おすすめのタグ」を紹介することで、ユーザーが興味のある情報にスムーズにアクセスできるよう工夫されています。また、自社サービスの宣伝よりも、ユーザーの役に立つ情報を提供することに重点を置いており、結果として高い信頼を獲得しています。
2. freee株式会社
freeeのトップページは、個人事業主から大企業まで、利用者の目的に合わせて情報が整理されており、非常にわかりやすい設計になっています。製品一覧や検索機能も充実しており、ユーザーはスムーズに欲しい情報にたどり着くことができます。
また、導入事例や資料の豊富さ、無料トライアルの提供など、購入検討を後押しする仕組みも整っています。
3. 株式会社キーエンス
▲出典:キーエンス
光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発・製造を行う株式会社キーエンスでは、多数の商品のなかから目的の商品を簡単に見つけられるよう、商品一覧ページを設置しています。
また、上部の検索窓でキーワードを入力すれば、欲しい情報へ直接アクセスできるという機能を入れて、ユーザーの利便性を高めています。
4. 株式会社ベーシック
▲出典:ferretメディア
ferretは、マーケティングに関する知見やノウハウを体系的にまとめ、マーケターの業務効率化を支援するプラットフォームです。
無料のホワイトペーパーやテンプレートは、マーケティング戦略の立案から実行まで、様々な場面で活用できる実用性の高いコンテンツとして評価されています。これらのコンテンツを通じて、ユーザーは自身のスキルアップを図り、業務の質向上に繋げることができます。
5. 株式会社アドミューズ
▲出典:株式会社アドミューズ
アドミューズのWebサイトは、BtoBサイト制作サービスの専門性と、ユーザーへの配慮が見事に融合した設計となっています。
顧客の属性別にサービス内容をわかりやすく区分けし、それぞれのニーズに合った情報を提供することで、ユーザーは迷うことなく最適なサービスを選択できます。
また、「成功へ導く3つのSTEP」といったコンテンツを通じて、サイト構築の成功イメージを具体的に描き、購買へのハードルを下げています。
6. HubSpot Japan株式会社
▲出典:HubSpot(ハブスポット)
HubSpot JapanのWebサイトは、洗練されたデザインと分かりやすい情報設計によって、ユーザーに使いやすく快適なサイトにしています。印象的なキャッチコピーと目立つ申し込みボタンは、ユーザーの興味を引きつけ、サービスへの関心を高めます。
さらに、無料デモの提供により、ユーザーは実際にサービスを体験し、その価値を理解することができます。このような顧客視点に立ったアプローチは、ユーザーの購買意欲を刺激し、最終的な成約率向上に繋がると考えられます。
7. 東洋インキ株式会社
▲出典:東洋インキ | グループ会社
東洋インキのWebサイトは、視覚的な訴求力を高めるため、カルーセル機能を積極的に活用しています。複数の画像を自動で切り替えることで、製品の特徴や魅力をダイナミックに表現し、ユーザーの興味を引きつけます。
また、製品カテゴリを画像付きで分かりやすく分類することで、ユーザーは目的の製品を素早く見つけることができ、ストレスなくサイト内を閲覧できます。さらに、各製品ページにはサンプル請求やお問い合わせフォームを設置することで、ユーザーの購買意欲を刺激し、スムーズな商談へと繋がるよう設計されています。
8. 株式会社前田組
▲出典:株式会社前田組
前田組のホームページは、単なる企業紹介にとどまらず、社員一人ひとりの想いや仕事に対する情熱が感じられる、温かみのあるデザインとなっています。特に、業務内容の説明に人物写真を多用することで、堅苦しいイメージの土木工事を、より身近で人間味あふれるものにしています。
BtoBサイトデザインの参考サイト3選
もっと多くのBtoBサイトのデザイン事例を掲載している参考サイトを紹介します。
1. SANKOU!
▲出典:SANKOU!『SANKOU!』は国内のWebサイトを集めたギャラリーサイトです。コーポレートサイトやサービスサイトなどで条件を絞って検索できます。おしゃれなデザインが多く、制作を担当した制作会社もクレジット表記もあるため、外注先を探しているときにも役立つでしょう。
2. matome(まとめ)
▲出典:matome『matome(まとめ)』は、株式会社GIGがマーケティング視点でトレンドを押さえたデザインのWebサイトを集めたギャラリー・リンク集です。採用サイトやコーポレートサイト、オウンドメディア、LP、サービスサイトに絞れます。デザインや色、業種・職種で検索できるため、同じ業種はどのようなサイトデザインを制作しているのか参考にしたいときにおすすめです。
3. ギャラリーサイト|S5-Style
▲出典:S5-Style『S5-Style』は、ハイクオリティなWebサイトを集めたギャラリーサイトで、さまざまな企業のBtoBのコーポレートサイトが見られます。上部メニューの「Categories」の「Type」から「BtoBコーポレートサイト」が選べます。
メインビジュアルのみがページ上に掲載されているため、直感的に気になったサイトを探せます。770以上のBtoBサイトがあり、さまざまなサイトを参考にすることができます。
BtoBサイトデザインはフリーランスデザイナーへの依頼がおすすめ
BtoBサイトのデザインの外注先には、フリーランスデザイナーへの依頼がおすすめです。プロスキルを効果的に活用できるため、高い費用対効果が期待できます。
プロジェクト経験が豊富
フリーランスデザイナーはプロスキルを活かし、さまざまなプロジェクトに参画しています。BtoBサイトの場合、業界や業種によっては専門的な知識が求められるケースがありますが、フリーランスデザイナーはそうした専門性のある分野にも対応できる人材がいます。
たとえば、製造業やIT商材では求められるデザインの方向性は異なるものです。フリーランスデザイナーはこれまでの経験をもとに最適なデザインを提案してくれます。
関連記事:即戦力のデザイナーを採用するには?探し方とおすすめサービス5選
細かい要望にも柔軟に対応してもらえる
フリーランスデザイナーは、クライアントと直接やり取りをするため、細かい要望にも柔軟に対応してもらえます。たとえば「CTAボタンの位置を調整したい」「フォントのサイズを変えたい」といった微調整もすぐに対応してもらえるメリットがあります。
制作会社も対応できますが、サイト制作プロジェクトに関わるメンバーが多いため、フリーランスデザイナーほど柔軟性がないことがあります。BtoBサイトでデザインにこだわりたいときこそ、フリーランスデザイナーへの依頼がおすすめです。
部分的な依頼にも対応できる
BtoBサイトの公開後、ロゴやバナーなど特定のデザインだけ改善するといったケースは少なくありません。フリーランスデザイナーは、こうした部分的な依頼にも対応が可能です。
「LPのデザインだけ変更したい」「製品紹介ページのレイアウトだけ変えたい」といった依頼もできます。ユーザーのニーズにあわせて、こまめにリニューアルをすることでコストを抑えつつ効果的な改善が可能です。
以下では、内製とフリーランス外注のコスト比較をしています。それぞれどのくらいのコストがかかるのかわかりやすく解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

関連記事:外注デザイナーを探す方法は?おすすめサービス10選と注意点を解説!
BtoBサイトデザインを依頼するコツ
BtoBサイトのデザインをフリーランスに依頼するときは、スムーズに依頼するためにも企業側で対応しなければならないことがあります。
サイト制作の目的を明確にする
事前にプロジェクトの目的を明確にしておきましょう。BtoBサイトのおもな目的は以下の通りです。
- 問い合わせ件数を増やしたい
- サービスの魅力をわかりやすく伝えたい
- 競合サイトと差別化したい
- ユーザー動線を最適化したい
こうした目的はデザインの方向性を定めるためにも決めておく必要があります。あいまいなまま依頼をすると、思っていたデザインと違うものが納品されてしまうことがあるためです。
修正が増えるとそのぶん費用もかかります。デザイナーがスムーズに制作できるように目的を決めておきましょう。
求めるスキルを明確にする
BtoBサイトは情報をわかりやすく伝えるために、情報の整理・設計スキルが求められます。
フリーランスデザイナーはスキルに個人差があるため、依頼内容をきちんと遂行してくれるスキルがあるかもチェックしなければなりません。そのためには、成果につなげるためのサイト制作に必要なスキルを明確にしておくことが大切です。
情報量が多く、情報整理や設計が重視されるなら、UI/UXデザインが得意なデザイナーが適しています。また、ブランドサイトなら、ユーザーの興味を引くビジュアルデザインに長けたデザイナーを選ぶのがおすすめです。
求めるスキルを明確に書き出したものを「ジョブディスクリプション」と呼びます。以下の資料ではジョブディスクリプションの作成方法を解説していますので、ぜひご活用ください。ダウンロードは無料です。

業務委託契約書を作成する
フリーランスデザイナーへ依頼するときは原則、業務委託契約を結びます。口頭での契約も可能ですが、トラブル防止とスムーズな進行のために業務委託契約書を作成しましょう。
業務内容や報酬、納期、著作権などトラブルになりそうな内容は双方で確認をし、納得をしたうえで契約書に記載します。
初めてフリーランスデザイナーへ依頼する場合、業務委託契約書の作成に悩む人もいるでしょう。以下の資料では、業務委託契約書の作成方法を紹介しています。無料でダウンロードできますので、ぜひお役立てください。

フリーランスデザイナーへ依頼した成功事例2選
実際に企業のフリーランスデザイナーの活用事例を見ることで、より依頼したときのイメージが掴みやすくなります。ここでは、フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』へご依頼いただいた企業の成功事例を解説します。
1. ライズネット株式会社様
ライズネット株式会社様は『リゼクリニック』と『メンズリゼ』へのコンサルティング事業を行っている会社です。
自社デザイナーの異動にともないデザイナーを探しているなかで、クロスデザイナーへご依頼いただきました。初めての業務委託契約のため、本来は3か月契約ですが、1か月からスタートしています。
Webサイトのデザイン改修だけではなく、広告作成や紙媒体のデザインなど幅広い業務のデザインを依頼されています。デザイナーの高いプロ意識に応えるために、負担をかけない環境を整えています。
今後のビジネス展開においても、フリーランスデザイナーに活躍してもらいたいと仰っています。
関連記事:「契約の決め手は、課題の本質を見抜いた提案」クロスデザイナーを利用してはじめての業務委託採用を成功させたライズネット様
株式会社MONOCO 様
株式会社MONOCO様は、ECプラットフォーム「MONOCO」を運営しています。ブランディングとスピード感を両立できるデザイナーを探しているなかで、活用されたのが『クロスデザイナー』です。
デザイン業務が変動するという特徴があるため、正社員雇用はコストがかかります。フリーランスならプロジェクトごとに依頼内容を調整できるといった柔軟さがあります。UI/UXデザインも考えられるため、エンジニアとの連携も取りやすく、スムーズに進行することで喜ばれています。
スピーディに対応できるデザイナーを確保できたことで、ビジネスの成長にもつながっています。
関連記事:経営改革の一環としてデザイナー採用も刷新。スピードと柔軟性を両立し、ブランディングを加速させたMONOCO様
BtoBサイトのデザインを依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
この記事では、BtoBサイトのデザインのポイントや成功事例、依頼先選定のポイントなどについて解説してきました。
BtoBサイト依頼先を選定する際は、法人向けサイトデザインの実績や運用面でのノウハウが豊富なパートナーを選ぶのがおすすめです。
国内最大級のデザイナー専門のエージェント、クロスデザイナーでは7,000人以上のデザイナーが在籍しており、Webデザイナー・UIデザイナーといった多様なスキルのデザイナーはもちろん、BtoBサイトに特化したWebデザイナーも登録しています
厳正な審査を通過したデザイナーのみを登録しているため、ハイスキルなデザイナーを見つけることができます。
以下では、実際にクロスデザイナーに登録しているデザイナーのスキルや得意分野などをご確認いただけます。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

エージェントに相談いただければ、最短3営業日でのアサインも可能です。また、週2〜3日の柔軟な依頼も可能なので、自社の作業量に応じて効率的に外注することが可能です。
こちらよりサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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